大鯛山(1146m)登尾(1319.9m)高塚(1255m)

 

★ひとこと   「北股林道から大鯛山経由登尾、高塚を経て周回」

登尾から台高山脈を正面に見て稜線を下る


★行った日   2014年4月15日(火) 快晴 Kさんと2人

★コース

高槻4:53(近畿高速、西名阪)=柏原IC(R165)=道の駅ふたかみパーク當麻(R165、R24、R169、県道119、県道269、県道222、R169、北股林道)=7:47大鯛山登山口路駐7:59→9:21P959 9:30→10:00(1146m)大鯛山10:07→(1232m)高尾山10:37→(1319.9m)登尾11:41→11:49展望P 12:21→13:18(1255m)高塚13:28→P1238 13:46→林道着地15:48→高塚登山口16:08→17:07大鯛山登山口路駐17:20(北股林道、R169、県道222、R169、県道35、R24、県道213、県道30、R165)=道の駅ふたかみパーク當麻(R165)=柏原IC(西名阪、近畿高速)=高槻20:10

 台高山脈から西の白鬚岳(しらひげだけ)へ延びている支稜線歩きの2回目、初回の大鯛山〜白鬚岳に引き続いて大鯛山(おおたいやま)〜登尾(のぼりお)〜高塚だ。北股林道から大鯛山を経て登尾、高塚経由北股林道へ周回の計画だ。初回と同じく久しぶりにKさんと2人連れだ。Kさんの車に二上山の道の駅で同乗、以前と同じ北股林道の大鯛山登山口から少し戻った林道の広い所に路駐だ。
 テープ目印のある大鯛山登り口から急坂に取り付く。尾根の北側から踏み跡も判らないまま植林帯の急斜面をやみ雲に頑張ると大鯛山の東南尾根の稜線に乗り、勾配が少し緩くなって歩き易くなる。鋭角の尾根筋なので間違うことはない。標高850メートル位から自然林が現れ、尾根の南側が植林帯、北側が自然林の稜線がしばらく続く。P959辺りから北側斜面に広葉樹林が広がり、樹間から赤倉山に続く尾根筋が見え隠れしている。出発して2時間、急斜面を頑張ると大鯛山頂上だ。ピークは展望皆無で、西南へ白鬚岳へ続く尾根が伸び、登尾は北へ向う尾根を進む。ブナなどの広葉樹林の尾根がしばらく続き、P1162を過ぎてヤセ尾根から登りつめると高尾山だ。地形図に記載はないがP1232だ。自然林の伐採された見晴のよい稜線が続き、ついで東側の金網に沿って稜線を登り、最後に見晴しのよい伐採された急坂を登りきると登尾手前の展望ピークだ。登尾三角点は少し西へ行った所だが見晴しが悪く、手前の展望ピークで昼食の大休止だ。

  (北股林道の大鯛山登山口)   (植林帯の急坂を登る)      (枝尾根を進む)

(標高850米から自然林現れる) (P959から赤倉岳を望む) (北面の広葉樹林沿いに登る)

    (大鯛山頂上)      (ブナなどの広葉樹林尾根を行く)    (高尾山ピーク)

  (登尾目指して稜線を北上)     (金網に沿って登る)     (途中から白鬚岳を振り返る)

    (登尾展望ピーク)       (ヒメシャラの林を行く)       (登尾三角点)

 登尾から高塚へ向う展望稜線歩きがきょうのハイライトだ。台高山脈を正面に見ながら登尾から東へ伐採された見晴しのよい急な稜線を下り、鞍部から上り返すと戸倉山だ。北には明神平から薊岳(あざみだけ)を経てジョウブツ山へ伸びる稜線が長々と横たわっている。次の鞍部まで下ってから登り返すと高塚だ。この辺りから南を望むと、大台ケ原の方向に北股谷が伸び、左に台高山脈、右に白鬚岳へ延びる山脈が雄大だ。見晴し稜線をさらに東進するとP1238だ。赤倉山へ続く稜線は東へ一旦深く落ち込んで次のピークへ上り返しているが、ここからなだらかな南尾根を下る。

                (登尾下り稜線から東の台高山脈を望む)

 (登尾から展望稜線を下る)      (登尾を振り返る)        (戸倉山目指して登る)

           (戸倉山手前から明神平〜薊岳〜ジョウブツ山の稜線を望む)

     (戸倉山ピーク)         (高塚へ稜線を登る)         (高塚ピーク)

              (P1238付近から北股谷、大台ケ原方面を望む)

   (P1238へ稜線を行く)      (P1238ピーク)       (金網沿いに南尾根を下る)

 見晴しのよい稜線をなだらかに下り、やがて現れた金網に沿って歩き易い所を下る。標高850メートル付近の緩斜面から樹林帯に入るが、後で考えるとここで失敗、正しくは東北の尾根を下るべきだったが南尾根を直進してしまった。と言うのも、大木まじりの樹林に咲く紫がかったピンクのアケボノツツジや純白のコブシに魅せられて、GPSをチェックせずに下ったのだ。何とかなると甘く考えてそのまま下ったが、下るに従って岩場まじりの急坂となりKさんと右往左往しながら下った。単独行と違ってこのようなアクシデントがあると心強い限りだ。林道を見下ろせる所まで来たが、小沢の落ち口以外は十数メートルの絶壁だ。仕方なく小沢周辺をターゲットとして身軽なKさんが先に着地し、うろうろしていた鈍くさい僕は下からの助言に基づいてなんとか太い蔓の幹を伝って着地できた。林道から観察すると、この辺りは殆んど林道の山側は絶壁が続いているのでルートを間違えたまま下るのは厳に慎むべきだ。帰り道とは逆方向だが、北股隧道を通って檜塚橋手前のテープ印の付いた正規の高塚登山口を確認し、あとは、長い林道歩きだがKさんと歓談しながら退屈せずに駐車地点へ帰着した。
 台高山脈らしい静かな稜線歩きができるルートだ。特に登尾から高塚へ続く木々が伐採された展望稜線からの眺めが素晴らしい。P1238の南尾根下りで途中の樹林帯で正規の道を外れて直進し、危険地帯に下ったが、この辺りの林道の山側は絶壁が続くので何とかなると考えるのは禁句だ。やはり、上りの尾根歩きは易しいが下りは細心の心配りが必要なことを再認識した。

 (美しい見晴し尾根を下る)   (標高950米で間違って直進) (ツツジの美しい急坂を下る)

    (岩稜帯を下る)        (万事窮して沢筋横へ)     (どうにか林道へ着地)

(北股隧道から正規の登山口へ)(檜塚橋手前の正規の登山口)  (やっと素掘隧道)

★道で出会った花

     コブシ(戸倉山)       アセビ(P1238南尾根)  アケボノツツジ(P1238南尾根)


★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       大台ケ原・高見・倶留尊山
・2万5千分の1地形図  大和柏木

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