八ヶ峰(800.1m)オバタケダン(729.0m)
★ひとこと 「知井坂で八ヶ峰を経てオバタケダン経由棚野坂へ」
八ヶ峰山頂
★行った日 2014年6月3日(火) 曇時々晴 単独
★コース
高槻4:45(府道6、R9、府道19、R162)=6:40口坂本(自転車デポ)6:44(R162、県道224)=6:54堂本路駐7:08→8:05休憩8:14→鉄塔8:27→林道出合8:42→知井坂分岐8:53→9:31(800.1m)八ヶ峰9:47→知井坂10:01→10:32P772
10:39→11:28P721 11:45→P720 12:03→P706
12:17→鉄塔12:27→13:06(729.0m)オバタケダン13:17→棚野坂13:42→14:04休憩14:12→口坂本15:03(R162、県道224)=自転車(9.3km)=15:47堂本路駐15:55(県道224、R162、府道19、R9、R423、府道407、府道46)=高槻18:12
先日のオバタケダン−頭巾山に引き続いて八ヶ峰−オバタケダンの若丹尾根歩きだ。名田庄堂本(どうもと)から知井坂(ちいさか)で八ヶ峰を経てオバタケダン経由棚野坂(たなのさか)で名田庄口坂本(くちさかもと)へ下る計画だ。周山街道を北上、棚野坂登山口の口坂本に自転車をデポ、そのままR162を小浜へ向い、名田庄久坂(ひささか)から八ヶ峰家族旅行村方向へ右折、すぐ先の堂本が千ヶ峰石碑コースの登山口だ。
金網ゲートを開閉してなだらかな山道に入る。尾根端をジグザグにV溝道が続き、一部ショートカットして尾根筋を登るが、再び古道に合流し、赤松林の多い緩斜面を上り続ける。なだらかな広葉樹林帯で地形図点線の巡視路を左に分け、少し登ると鉄塔の建つ小浜湾方面が望める展望尾根だ。再び樹林帯に入って少し登ると小松原林道出合だ。逆T字路の林道を直進、庭園のような樹林帯を進むと林道終点だ。知井坂を右に分けて直進して八ヶ峰に向う。この辺り一帯は森林レクゾーンとして回遊路が整備され、はじめて見る真っ赤な花をつけたシャクナゲの森やナツツバキの森などがある。樹林帯をなだらかにしばらく登ると八ヶ峰山頂だ。八ヶ峰山名の由来は、山城、河内、摂津、近江、越前、丹波、丹後、若狭の8ヶ国が山頂から望めるからだそうだが全部の判別は無理だ。二等三角点のある山頂広場周辺には松が点在しているが、北に小浜湾、北西に霞のかかった青葉山、西の梢越しに頭巾山(ときんさん)、東に三十三間山など若丹尾根の山々と若狭湾が望める。
(八ヶ峰石碑コース登山口) (なだらかな石碑コース)
(赤松の多い尾根道を行く)
(地形図点線の道分岐) (鉄塔から小浜湾方面を望む) (小松原林道出合)
(こもれびの道を行く)
(道端の深紅のシャクナゲ)
(知井坂分岐から山頂へ)
(樹林帯をなだらかの登る) (八ヶ峰山頂) (山頂から西尾根を下る)
山頂からちょっと西へ下ると西の鯖街道といわれる知井坂の峠だ。峠から南へ下ると美山町八原(やはら)、北へ下ると登ってきた道と合流して堂本だ。しばらく尾根を直進すると道はなくなり稜線の踏み跡をたどる。ブナ主体の広葉樹の美しい尾根がどこまでも続き、P772、P721と小さなアップダウンはあるがほぼ平坦な尾根を進む。姿は見えないが枯れ木の幹の穴からピーピー小鳥が鳴き叫ぶのを見上げたり、時折見える小浜方面を眺めながらブナ尾根を進むと鉄塔広場だ。尾根が入り組んだところもあるのでGPSで確認しながら進み、棚野坂から来た道と合流して急坂を登るとオバタケダンだ。山頂から東南へ続く稜線を進むとP743を経て美山町知見(ちみ)へ下る西畑越だ。オバタケダンから元へ戻って稜線を西へ進むと棚野越だ。直進は堀越峠だが右へ下り、4体が倒れている六地蔵に会釈して稜線を下る。倒木などで多少歩きにくいが立派な古道の続く尾根道を下り、崩壊地を迂回してV溝道で谷筋を下ると板尻だ。ネット扉を過ぎて橋を渡ると口坂本の自転車デポ地だ。下り主体の国道のサイクリングで久坂を経て堂本の八ヶ峰登山口に帰りついた。
知井坂は名田庄堂本と美山町八原(やはら)、棚野坂は名田庄口坂本と美山町大及(おおぎゅう)(廃村)、西畑越は棚野坂の六地蔵と見山町知見(ちみ)を結ぶ歴史街道だ。いずれも大八車が通れるような古道が残り、歩き易いなだらかな道だ。八ヶ峰からオバタケダンの稜線もヤブコギはなく、ブナ主体の癒しの尾根筋だ。テープも要所に打たれているがGPSなど現地点確認手段があったほうが心強い。詳細については小浜山の会が詳しい。
★地 図
(1)堂本〜知井坂〜八ヶ峰
(1)オバタケダン〜棚野坂〜口坂本
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 京都北山
・2万5千分の1地形図 口坂本、久坂(ひささか)
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