★ひとこと 「ゴンドラ東館山頂駅から志賀高原の主峰、展望の岩菅山へ」
寺子屋峰下り尾根から端正な岩菅山を望む
★行った日 2014年7月22日(火) 曇時々晴 単独
★コース
高槻3:07(名神、中央道、長野道、上信越道)=信州中野IC(R292)=8:42ゴンドラリフト発哺温泉駅P8:55(ゴンドラ)=東館山頂駅9:02→岩菅山登山口9:29→金山沢の頭9:51→P2085
10:10→10:30休憩10:36→ノッキリ11:10→11:43(2295.0m)岩菅山12:14→ノッキリ12:37→13:12休憩13:18→アライタ沢出合13:36→13:56車道分岐14:01→一ノ瀬14:34→ゴンドラリフト発哺温泉駅P
15:13(県道471、林道、R405)=秋山郷小赤沢17:20
長野県北部に位置するスキーのメッカ、志賀高原の主峰、岩菅山(いわすげやま)だ。東館山(ひがしたてやま)から金山沢(かなやまざわ)の頭を経て展望稜線で岩菅山へ登り、一ノ瀬へ下山の計画だ。昨日梅雨明けした大阪を早朝出発、湯田中から発哺(ほっぽ)温泉へ向い、東館山ゴンドラリフトを利用すると、大阪から東館山頂駅まで丁度6時間だ。
学童登山のシーズンらしく、数台の観光バスの小6生徒に混じってゴンドラ駅に到着、紛れ込まないように記念撮影中にすぐ出発だ。駅から高山植物園のお花畑を下り、武右衛門池(ぶえもんいけ)と呼ばれる湿地帯を木道で通る。ヒオウギアヤメとニッコウキスゲが満開だ。鞍部から林道をしばらく登り、遠くに見える鳥甲山(とりかぶとやま)やこれから登る岩菅山を眺めながら寺子屋スキー場のゲレンデを登ると岩菅山登山口だ。樹林帯の丸太階段を少し登り、一通過点の寺子屋山三角点を過ぎて、ぬかるみの稜線をちょっと行くと、横手山分岐の金山沢ノ頭だ。そのすぐ先から絶景の展望稜線歩きだ。少し霞んでいるが遠景として左に鳥甲山、右に佐武流山(さぶりゅうやま)を両サイドに端正な岩菅山など志賀高原の山々とともに素晴らしい眺めだ。巨大な花を下に傾けたフジアザミに群がる高山蝶も多く、蜜を吸うのに忙しい姿を撮るのに暇なしだ。アップダウンしながら稜線をしばらく進み、次に樹林帯に入ると一ノ瀬分岐のノッキリだ。
(東館山ゴンドラから志賀高原) (児童登山の多い東館山頂駅)
(お花畑を下る)
(寺子屋山へスキー場を登る) (岩菅山登山口) (横手山分岐の金山沢の頭)
(展望尾根を東進)
(正面に岩菅山を見て進む)
(ウラギンヒョウモンの多い道)
(P2085から岩菅山方面(鳥甲山、佐武流山、白砂山)方面を望む)
(気持ちの良い稜線を行く) (ノッキリの樹林帯に入る) (急な見晴し草原稜線を頂上へ)
学童らが休憩しているノッキリを直進、展望の良い急坂を30分ほど頑張ると岩菅神社の祠のある一等三角点の岩菅山頂上だ。山頂直下に避難小屋もある。陽光が照りつけているが雲が多く展望は駄目だが、北信五岳はじめあすから訪れる予定の鳥甲山や佐武流山も望めるはずだ。山頂で出会ったガイドさんの話によれば、この時期には関東からの小、中、高の団体登山が多く、最も手がかかるのは中学生だそうだ。続々と登ってくる学童で山頂が一杯になりそうなので下山開始だ。往路のノッキリから一ノ瀬に向かい、シラビソやツガなどの針葉樹の道をどこまでも下り、最後に丸太階段を下るとアライタ沢出合だ。アライタ沢から分流した用水路沿いに水平道を進み、途中で車道に下る分岐を過ぎて先へ進むと一ノ瀬のスキー場ゲレンデだ。ここから車道歩きだ。高天原(たかまがはら)の東館山登山口前を通り、発哺温泉へ向う車道を進む。東館山ゴンドラの下を通ったすぐ先から住友発哺山寮へ向い、あとは道なりに下ると発哺温泉駅駐車場だ。あすの山行に備えて発哺から県道を野沢温泉へ向い、途中で秋山郷へ分岐、1車線ながら快適な山岳ドライブで小赤沢(こあかざわ)到着だ。
雲が多いながら比較的良い天気に恵まれ、クジャクチョウなどの蝶が飛び回る高山植物の咲き乱れる草原、東館山から岩菅山へ続く稜線からの大展望などが素晴らしい。
(岩菅山は曇って見えないが北信五岳や上信越国境の山々の展望台)
(山頂の岩菅山避難小屋) (薪ストーブもある小屋内部) (上って来た尾根を下り始める)
(続々登ってくる学童登山) (ノッキリから一ノ瀬方面へ) (初めはなだらかに下る)
(シラビソやツガの大木林を下る) (アライタ沢出合) (用水路沿いの水平道を行く)
(一ノ瀬スキー場出合) (ゴンドラ下の間道を下る)
(発哺温泉駅Pに帰着)
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 志賀高原・草津白根山・四阿山
・2万5千分の1地形図 岩菅山(いわすげやま)
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