入笠山(1955.1m)


★ひとこと   「沢入登山口から入笠湿原経由入笠山を経て大阿原湿原へ」

入笠山三角点
   
★行った日   2014年9月10日(水)  晴後曇   単独
 
★コース

高槻3:01(名神、中央道)=諏訪南IC7:10(県道90、R20、林道)=7:32沢入登山口P7:45→入笠湿原8:37→山彦荘8:52→9:35(1955.1m)入笠山9:46→首切清水10:06→大阿原湿原10:29→10:44湿原ベンチ10:53→山彦荘11:33→12:21沢入登山口12:30(林道、R20、県道11、R141、県道2)=滝見の湯(南相木)14:26=立岩荘(南相木交流C)

 今年の夏山は天候に恵まれなかったが、しばらく晴れが続くとの予報に基き奥秩父の未踏の山々を訪れる計画だ。まず手始めに途中で、南アルプスの北端、諏訪湖の南に盛り上がっている花の名山入笠山(にゅうがさやま)だ。諏訪南ICからR20を南下、富士見町から標識通りに舗装道路を登りつめると沢入(さわいり)登山口駐車場だ。いまの時期は8〜15時、ここから山頂まで通行止めだ。
 笹原林床のカラマツ林をなだらかに登り、山腹のトラバース道に入り、入笠湿原をショートカットする法華道を左に分けて進むと入笠湿原の保護柵ゲートだ。湿原には木道が整備され草花を楽しみながら周遊できる。現在でも黄、白や青などの草花が華やかだが、春から夏にかけて満艦飾疑いなしだ。湿原を出て山彦山荘前を通り、車道下の遊歩道を抜けると御所平峠だ。スキー場ゲレンデのような終わりかけのヤナギランの咲く草原をジグザグに登ると樹林帯に入り、シラビソ林をひと登りすると展望抜群の入笠山山頂広場だ。八ヶ岳が間近に望め、中央アルプス、南アルプスや北アルプスも望める筈だがきょうは雲の彼方だ。

     (沢入P登山口)     (カラマツ林をなだらかに登る) (山腹のトラバース道を行く)

  (入笠湿原保護柵入口)     (湿原に咲き乱れる草花)      (湿原の国道を行く)

       (入笠湿原)         (山彦荘前を通る)         (遊歩道に入る)

(斜面の花畑をジグザグに登る)     (咲き乱れる草花)    (ヤナギラン群生地を抜ける)


   (シラビソ林を登る)       (大展望の入笠山頂上広場) (山頂から南ア方向を望む)

 山頂から南へ樹林帯を下ると仏平(ぶっぺい)峠だ。車道に合流し、首切清水をへて車道を下ると大阿原(おおあはら)湿原だ。陸地化しつつある湿原には周遊コースが整備され、広々とした草原を楽しみながら周回できる。マイカー非規制期間は沢入から大阿原湿原を経て山彦山荘まで車で入ることが可能だ。復路は、車道で入笠湿原を経て、往路通りに沢入登山口へ帰りついた。途中のカラマツ林でカモシカがじっとこちらを振り返っていたのが印象的だった。あすは佐久(さく)の御座山(おぐらやま)なので小淵沢、小海町を経て南相木(みなみあいき)村へ。滝見の湯で疲れを癒し、付近の犬ころの滝や立岩などを見物、あすの登山口を確認後立岩(たていわ)荘へ。
 入笠山は交通手段にも恵まれ、ロープウエーで手軽に素晴らしい入笠湿原の草花や山頂からの大展望を楽しむことができる。なだらかな高原なので冬季のスノーシュー遊びも魅力的だ。

                   (入笠山の360度の大展望)

 (山頂から中ア方向を望む)  (笹原林床の樹林帯を下る)    (飲めない首切清水)

    (大阿原湿原入口)     (時計回りに遊歩道を進む)      (湿原の縁を行く)

     (道端の美しい花)      (周回路の休憩ベンチ)     (湿原から車道を戻る)

    (入笠湿原を戻る)       (じっと振り返る原住民)      (カラマツ林を戻る)

★道で出会った花

 アキノキリンソウ(沢入登山口)   オオヨモギ(入笠湿原)    モリアザミ?(入笠湿原)

   ノコンギク(入笠湿原)     ワレモコウ(入笠湿原)   タテヤマウツボグサ(入笠湿原)

   キオン?(入笠湿原)      ツリフネソウ(入笠湿原)      ?(入笠湿原)

   キツリフネ(入笠湿原)   ミヤマトリカブト?(入笠湿原)    エゾリンドウ(入笠湿原)

  ウメバチソウ(入笠湿原)    ヒヨドリバナ?(御所平)     ハクサンフウロ(花畑)

   サラシナショウマ(花畑)     ヤナギラン(花畑)        シモツケソウ(花畑)

   サワギキョウ(花畑)      フシグロセンノウ(花畑)    ミヤマヨメナ?(大阿原湿原)

  アケボノソウ(大阿原湿原)    ヤマハハコ(仏平峠)      マルバダケブキ(仏平峠)

  タカネニガナ?(仏平峠)        ウド(仏平峠)       ヨツバヒヨドリ(仏平峠)

   イタドリ(入笠湿原)       マツムシソウ(入笠湿原)     シシウド(入笠湿原)

  マツヨイグサ(入笠湿原)     カワラナデシコ(入笠湿原)  ハナイカリ(沢入登山口)

★ルート断面図


★地  図
 
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       北岳・甲斐駒・南アルプス
・2万5千分の1地形図  信濃富士見

Homeへ