川上岳(1625.9m)

 

★ひとこと   「悪路林道を経て上之田登山口から飛騨展望の川上岳へ」

上之田集落から川上岳を望む


★行った日   2015年5月27日(水) 晴 単独

★コース

下呂温泉(R41、県道98、本谷林道)=上之田登山口8:55→10:19尾根出合10:26→水場10:58→稜線出合11:29→11:43(1625.9m)川上岳12:08→稜線出合12:17→水場12:35→尾根出合12:58→14:00上之田登山口14:06(本谷林道、県道98、R41、県道58)=富加関IC(東海環状道、東海北陸道、名神)=高槻20:25

 川上岳(かおれだけ)は飛騨南部の分水嶺の山並みの一つ位山(くらいやま)三山の最高峰だ。下呂市上之田(うえのだ)から川上岳ピストンの計画だ。下呂温泉から萩原を経て位山官道(県道98)を北上、上之田から悪路林道に入り、普通セダンなら腹をこする様な道を4キロ余走るとゲート手前の駐車場だ。
 道標通りになだらかな樹林帯を西へ進み、大足谷の立派な丸太橋を渡って急坂に取り付く。広葉樹林を過ぎて立派なヒノキもある針葉樹林の急坂をジグザグに登る。杉林の坂道に飽きた頃、赤ペンキで何か書かれた大きな古株のある尾根出合だ。そのすぐ先にちょっと切り開かれた展望地があり、位山や船山(ふなやま)、さらには御嶽山が望める。ここからなだらかな美しい稜線が続く。新緑に輝くブナ林の次にカラマツ林が現れ、ダケカンバやミズナラの大木もある笹原林床の道だ。やがて大足谷源頭にさしかかり、チョチョロ水が流れているが渇水期には頼りなさそうな水場だ。

  (本谷林道入口の掲示板)  (林道ゲート手前の登山口)    (立派な丸太橋を渡る)

(尾根端の急坂をジグザグに登る)(古木もある植林帯を登る)      (尾根出合)

    (尾根出合近くの展望地)    (展望地から位山を望む)  (なだらかなブナの稜線を行く)

    (カラマツ林を行く)        (大足谷源頭の水場)    (スズタケの刈り払いの道)

 勾配の増した刈り払いされた小灌木帯の道を登り、廃道に近い薮っぽい馬瀬(まぜ)からの道を合せ、樹林帯を抜けてP1617のツメタ谷分岐だ。見晴しのよい笹原の稜線を一旦下って上り返すと大展望の川上岳山頂だ。透明度がよければ北アも望める筈だが、きょうは霞がかかり笠ヶ岳がかすかに見え、その右に乗鞍岳や御嶽山が続き、手前には尾根続きの位山とアンテナ群を乗せた船山、北アの左には白山や別山が白く輝いていた。白山を眺めながら山頂で昼食、往路通りに下山、途中で大足谷の谷道を少し探したがスズタケに覆われて分岐点が分からなかった。登山口手前の丸太橋から谷筋を眺めたが、これを遡行するにはよほどの根性が要りそうだ。
 尾根上までは退屈なしんどいジグザグ道が続くが、広葉樹の大木が散在する尾根道や笹原の明るい主稜線が素敵だ。また、山頂付近から眺める飛騨の山々の展望が素晴らしい。惜しむらくは登山口までの悪路林道通過が大変だ。

    (薮っぽい馬瀬分岐を通過) (P1617のツメタ谷分岐)      (稜線を川上岳へ)

               (川上岳北鞍部から南方を望む)

               (川上岳北鞍部から北方を望む)

     (川上岳三角点)     (位山へ向う天空の散歩道)     (山頂から往路を下る)

   (なだらかな稜線を下る)        (やっと丸太橋へ)     (登山口駐車場に到着)

★道で出会った花

   サラサドウダン(尾根出合)   ミツバツツジ(稜線出合)       ムシカリ(川上岳稜線)


★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  位山(くらいやま)

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