★ひとこと 「旧折場登山口から賽の河原と笹原稜線を経て山頂へ」
P1549から袈裟丸山を望む
★行った日 2015年10月7日(水) 晴 単独
★コース
(道の駅)ふじみ(12℃)5:45(R353、県道336、県道335、R122、小中西山林道)=7:00旧折場登山口跡7:18→8:28稜線合流点8:37→9:18P1549
9:24→登山道出合9:32→展望台9:44→賽の河原9:50→10:46(1676m)小丸山10:52→避難小屋11:04→12:03(1878.9m)袈裟丸山12:28→避難小屋13:04→小丸山13:21→賽の河原14:02→往路合流点14:12→折場登山口14:45→15:20旧登山口跡15:25(小中西山林道、R122、県道335、県道336、R353)=16:50(道の駅)ふじみ17:30(R17)=前橋IC18:35(関越道、上信越道、長野道、中央道、名神)=高槻0:35(翌日)
袈裟丸(けさまる)山は日光白根山から皇海山(すかいさん)を経て南へ伸びる山稜の南端にある山だ。小中西山林道の折場登山口から袈裟丸山ピストンの計画だ。05年版エリアマップの折場登山口と現在の折場登山口は異なり、結果的に、廃止された登山口から登り、新折場登山口に下山した。(道の駅)ふじみから渡良瀬川(わたらせがわ)沿いに日光方面へ向い、沢入(そうり)から小中西山林道に入り、塔ノ沢コースを右に分け登りつめると高圧鉄塔のある峠だ。広場はブルで掘り返され登山口は跡形もないが、地形も間違いないので道端に駐車、峠から登ることにした(その時点で新折場登山口の存在は知らない)。
峠広場から適当に尾根に上がり、所々で道形の残る稜線を登るとCa1270の露岩で西方の視界が開け赤城山が望める。露岩を幾つか越えると右から来た稜線と合流、稜線を北向きに進む。尾根合流後の見晴しポイントから東の視界が開け、二子山を通る郡界尾根が望める。P1549からは北方の視界が開け前、後、中、奥袈裟丸山の峰々が並んで望める。ピークから大台ケ原の牛石ヶ原によく似た笹原を適当に下ると新折場登山口から来た登山道に合流だ。アカヤシオの木々が稜線にあるのも台高の尾根そっくりだ。関東ふれあいの道展望台を過ぎると塔ノ沢コースと合流、石積みの賽の河原が広がっている。台高の幅広笹原稜線に似た道を小1時間なだらかに北上すると小丸山(こまるやま)だ。
(旧折場登山口) (林道から稜線へ適当に上がる)
(稜線下の道形を進む)
(露岩から赤城山を望む)
(散在する露岩を避けて登る) (稜線合流後の見晴し尾根)
(P1549から袈裟丸山方面を望む)
(P1549から笹原を適当に下る)(折場登山口からのルート合流)(関東ふれあいの道展望台)
(賽の河原)
(幅広の笹原稜線を北上) (小丸山)
(小丸山から日光白根山方面の展望)
小丸山から北側の視界が開け、袈裟丸山の峰々、皇海山や日光白根山、男体山などが望める。小丸山から方向を変えて西へ下ると鞍部のダケカンバの森にカマボコ形避難小屋とトイレが建っている。鞍部から笹原の小ピークを越え、針葉樹林の急坂を登ると笹原の緩斜面となり、前袈裟丸山だ。登山道はここまで、この先の鞍部の八反張は風化のため通行禁止だ。稜線には前、後、中、奥袈裟丸とピークが並んでいるが、いまは前を袈裟丸山としている。山頂で大休止中、3人の地元登山者と雑談、古いエリアマップにあるが、今はない小中新地蔵林道から郡界尾根を経て八反張を通って登って来たそうだ。山馴れた人は今も郡界尾根ルートを利用しているようだ。往路合流点まで来た道を戻り、新折場登山口へ向う。合流点から少し下ると伐採地のような開けた尾根にでる。大峰山の山上辻の稲村ヶ岳側から下るクロモジ尾そっくりだ。笹原の斜面には切り株は見当らず、笹原斜面の成因は不明だ。見晴しはよく、北に袈裟丸山、西に赤城山が望める。稜線を下るとやがて樹林帯に入り、すぐに林道出合の新折場登山口で休憩舎やトイレもある。30分余林道をテクテク、駐車地点の峠に帰着だ。朝と同じルートで(道の駅)ふじみへ戻り、温泉と夕食で元気を復活して帰阪だ。高速インターまでナビ任せにしたため前橋市街の通勤渋滞に遭遇、道の駅から1時間もかかって高速に入り、あとは順調に帰阪した。
袈裟丸山は宗教色のある点からも、笹原の幅広尾根の地形からも、シャクナゲやアカヤシオの植生からも大峰山や大台ケ原とよく似た山域だ。旧折場を除き、登山道や道標はよく整備され、急坂も殆んどなく誰でも展望を楽しみ、シーズンには草花を楽しめる山だ。
(ロープ場の急坂を登る) (笹原稜線をなだらかに登る) (袈裟丸山三角点)
(紅葉の尾根を下る)
(小中山まで戻る) (カラマツ林を下る)
(塔ノ沢分岐を直進) (往路の合流点を折場へ下る)(クロモジ尾そっくりの尾根下り)
(大峰山のクロモジ尾そっくり尾根から袈裟丸山を望む)
(樹林帯を下る) (新折場登山口) (林道を駐車地へ向う)
★道で出会った花(なし)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 赤城・皇海・筑波
・2万5千分の1地形図 袈裟丸山
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