愛宕山(890.5m)

 

★ひとこと   「護法堂弁天から清滝不動経由ヒグラシの滝を経て神護寺へ」

盛りを過ぎた神護寺の紅葉


★行った日   2015年11月12日(木) 晴  単独

★コース
高槻市駅6:51(阪急)=嵐山駅7:24→二尊院前7:55→護法堂弁天8:10→8:55清滝不動尊9:03→清滝赤橋9:23→月輪寺分岐9:38→月輪寺登り口9:56→10:55ヒグラシの滝11:03→月輪寺道合流12:11→12:22ジープ道合流(大休止)12:45→首無地蔵分岐12:51→首無地蔵13:21→13:57林道ゲート14:09→神護寺金堂14:38→石段下14:46→月輪寺分岐15:20→15:34清滝BS15:34(京都バス)=15:55嵐山駅15:56(阪急)=高槻駅16:22

 嵐山から愛宕山を経由して紅葉の名所周回だ。嵐山から二尊院(にそんいん)、護法堂(ごほうどう)弁天を経て清滝不動尊に登り、清滝からヒグラシの滝を経て愛宕山頂は省略して首無地蔵経由神護寺へ下る計画だ。前回と同様、公共交通機関利用、通勤ラッシュとは逆方向の空いた電車で嵐山駅到着だ。
 朝日を浴びる中之島公園から少し赤みがかった山肌を眺めながら渡月橋を渡る。まだシャッターの閉じた人影の少ない道を北上、天竜寺を過ぎて竹林の小径に入る。朝日に柿の実が映える落柿舎(らくししゃ)を横目に裏街道を進み、まだ青みの残るモミジが門前を飾る二尊院を通って紅葉の隠れた名所護法堂弁天に向う。残念ながらどちらも少し早過ぎたようだ。部分的に紅葉したモミジ越しに本堂に手を合わせて裏山の杉林に入る。杉林を登りきると稜線に達し、左右から来る山道と合流しながらウラジロの茂る雑木林をなだらかに進む。今年春に清滝不動尊から護法堂弁天めざして下ったが、途中で道を間違えて西よりに下ってしまった道だ。最後に急坂を登るとドライブウエーに合流、すぐに左折して少し下ると清滝不動尊だ。ここも紅葉の名所だが例年より鮮やかさがちょっと不足気味だ。参道を下り、続いて車道を下ると清滝BSを経て紅葉終盤の清滝赤橋だ。東海自然歩道を高雄方面へ進み、途中で分岐して堂承川(どうしょうがわ)に沿ってさかのぼると清滝から30分ほどで月輪寺(つきのわでら)登り口だ。ヒグラシの滝へは通常右岸の大杉谷道から向うが、今回は左岸からだ。空也(くうや)滝へ向う遊歩道を進み、左岸から右岸に渡る橋の手前から右の山道に入り、大杉谷の左岸に沿って進む。数年前に通った道なので曖昧な記憶しかなく、2箇所で分岐点を誤認して左へ下って大岩に阻まれ引き返す始末だ。複数のリボンのある分岐ではっきりした左へ下る道が現れ、それをたどると大杉谷の河原へ下り、右岸の大杉谷道から下ってきた道に合流だ。しばらく荒れた大杉谷を飛び石伝いにさかのぼり、左岸に現れた道を少し登ると左下がヒグラシの滝だ。可愛らしい清楚な滝だ。大杉谷左岸の急な道をしばらく登り、大杉谷右支流を渡って左岸沿いに登ると山道に出合い、左へ少し下ると沢筋の河原だ。道なき沢の急坂を登るとはっきりした道となり、急な杉林をジグザグに進み、ヒグラシの滝からしんどい急坂を1時間以上かかってやっと月輪寺道に合流だ。

  (朝日を浴びる渡月橋)   (人気のない竹林の小径を行く) (紅葉に少し早い二尊院前)

  (紅葉の名所護法堂弁天)     (清滝へひとやま越える)    (紅葉の名所清滝不動尊)

   (清滝不動尊登り口)    (紅葉の終わった清滝赤橋)    (愛宕山表参道登り口)

    (空也滝参道を登る)     (参道から左へ山道に入る)    (植林帯の急坂を登る)

  (沢を飛び石伝いに登る)       (ヒグラシの滝)        (急坂をジグザグに登る)

 尾根道をしばらく登り、ジープ道合流手前の岩頭で大休止だ。陽光を浴びつつ眼下に広がる京都市街を眺めながら飲むコーヒーの味は最高だ。ジープ道を北上、首無地蔵分岐を右折、枯葉色の木々の目立つ稜線を30分ばかり下ると首無地蔵だ。すぐ先で林道に合流して高雄へ向って延々と林道を下る。舗装の途切れた広場の先のゲートから右の山道に入るのが本来のルートだが、倒木で歩き難いのでしばらく林道を下ってから踏み跡に従って山道に合流だ。山道を30分ばかり下ると神護寺の多宝塔だ。大勢の参拝者とともに紅葉終盤を迎えた金堂から山門をでて長い石段を下ると東海自然歩道に合流だ。高雄バス停は大混雑必至なので、清滝川沿いに清滝へ向い、発車寸前のバスに間に合い、嵐山経由で帰阪した。
 嵐山の紅葉最盛期にはちょっと早過ぎたようだ。二尊院、護法堂弁天などは部分的な紅葉、清滝不動尊は最盛期、清滝は終盤の枯葉色、神護寺は枯葉色手前の終盤だ。この付近の紅葉の順番は標高差だけでなく地域差やカエデの種類などが影響しているようだ。大杉谷左岸からヒグラシの滝へ初めて向うときは迷い道を前提に時間的余裕が必要だ。

    (月輪寺道に合流)     (ジープ道手前の見晴し岩頭)  (首無地蔵分岐を右へ)

                     (ジープ道から東を望む)


(首無地蔵から京都市街を望む)  (高雄へ稜線を下る)     (紅葉終盤の神護寺金堂)

 (神護寺から長い石段を下る) (渇水の清滝川沿いを下る)    (月輪寺分岐まで来る)

★道で出会った花(なし)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       京都北山
・2万5千分の1地形図  京と西北部

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