★ひとこと 「トロピカルガーデンから芦浜池を経て座佐ノ高経由姫越山」
山村広場から錦湾を望む
★行った日 2016年1月31日(日) 晴 単独
★コース
高槻4:53(名神、新名神、伊勢道、紀勢道)=紀勢大内山IC7:15(県道68、R260)=7:26日の出公園駐車場7:36→トロピカルガーデン登り口8:02→塩浜山村広場8:18→8:36東屋8:44→黒島展望台9:18→南登山口分岐9:22→姫越山分岐9:43→海岸分岐(切株道標C2)10:03→10:18芦浜池10:25→間違い分岐10:35→Uターン(切株表示A2)11:01→11:44尾根道へ戻る11:50→12:15座佐ノ高分岐(大休止)12:36→13:06(429m)座佐ノ高13:22→新桑竃・芦浜分岐13:37→のろし台14:08→14:13(502.9m)姫越山14:28→姫塚14:36→芦浜分岐14:38→15:02錦湾展望台15:09→北登山口15:28→15:34日の出公園駐車場15:39(R260、県道68)=紀勢大内山IC15:53(紀勢道、伊勢道、新名神、名神)=高槻18:55
弱い冬型気圧配置、天気のよくない関西北中部を避けて、予報では陽光に輝く海の見える紀勢の山、姫越山(ひめごやま)だ。昨年、座佐(ざさ)池は訪れたが芦浜(あしはま)池以西が時間切れだったので、錦漁港を起点に反時計回りに海岸沿いの稜線から姫越山へ周回の計画だ。朝日に染まり出したあたりの山々を眺めながら紀勢大内ICから10分ほどで日の出公園駐車場だ。
錦漁港の船だまりの防潮堤に沿って南下、突き当りを西進して塩浜山村広場へ上がる車道を見送ると錦向井ヶ浜遊パークトロピカルガーデンだ。正面の門扉を開閉して海浜公園へ入るとトイレ横の津波避難階段が登り口だ。ウバメガシの尾根道を少し登ると車道終点の塩浜山村広場だ。南方には錦湾の彼方に熊野灘が広がり、北方には先ほどたどってきた錦漁港が俯瞰でき、久しぶりの紺碧の大海原が一望だ。広場から所々で熊野灘を垣間見ながらアップダウンしつつ美しい尾根道を進む。展望の良いP151のピークを過ぎて道端にウラジロの茂るウバメガシの階段道を上りつめるとルート最南端の明るい東屋だ。
(日が昇り始めた日の出公園) (錦漁港をぐるっと一周)
(トロピカルガーデン登り口)
(ウバメガシの尾根を登る) (車道終点の塩浜山村広場) (広場から錦漁港を俯瞰)
(塩浜山村広場から熊野灘の展望)
(尾根道から姫越山を望む) (岬突端の東屋)
(ベンチのある遊歩道を行く)
黒島大師の祠を過ぎ、所々にベンチの置かれたヤブツバキの多い道をしばらく進むと黒島展望台だ。少し霞んでいるが山並みの先の熊野灘が雄大だ。姫越山南登山口からきた道と合流、樹林帯の道をなだらかに下ると姫越山分岐だ。道標通りに分岐を直進、芦浜へ向って下ると手書きの切株道標C2だ。林業作業者用?らしく難解だが、海岸方面を無視して芦浜方面へ下る。結果論だが海岸方面へ下ると芦浜池西南端に着く筈だ。だらだら下り、ついに踏み跡が行方不明ながら芦浜池に降り立った。トゲトゲ枝のハマナツメの疎林帯をかいくぐって東進して池畔へ。池の水をなめてみたが汽水湖ではなく、しょっぱくなかったのは意外だ。池の東端でやっと山道に出合い、尾根端の急坂を道なりにジグザグに登る。
(ウバメガシの尾根道が続く)
(道端の黒島大師の祠)
(咲き乱れるヤブツバキ)
(黒島展望台)
(展望台から錦湾方面を望む) (姫越山南登山口分岐)
(姫越山分岐) (切株道標C2で芦浜池へ)
(ジグザグなだらか道を下る)
(池畔のトゲトゲのハマナツメ林)
(しょっぱくない芦浜池) (芦浜池東端の登り口)
ジグザグ道を短絡して登って大失敗、尾根道とトラバース道分岐点を見落とし、トラバース道に入ってしまった。行けども行けどもなだらかな山裾をぬう道が続き、ついに切株道標A2でUターンだ。1時間強の作業道歩きでやっとP168を通る尾根道に戻り、座佐ノ高分岐で疲れ果てて大休止だ。ここでP143を通る断崖上の絶景歩きと座佐池訪問は、昨年訪れているので省略、座佐ノ高から下山に決定。急坂をひーひー言いながら30分ほど頑張ると座佐ノ高だ。足下に懐かしい座佐池が望めるが、昨年東南の尾根に取付くために苦労して飛び渡りした座佐池の形状が変わり、いまは砂地を歩いて渡れるようだ。リアス海岸の美しい風景にお別れして稜線を下り、鞍部で新桑竃(あらくわがま)・芦浜分岐を通過、すぐ先の展望所で三日月湖、芦浜池を中心としたオーシャンビューを楽しむ。ここから稜線を登りつめると新桑竃分岐ののろし台を経て姫越山だ。山頂から南面の視界が開け、逆光にぼーっとしているが雄大な大海原が広がっている。山頂から姫塚や芦浜分岐を過ぎ、ウバメガシのなだらかな尾根道を延々と下ると錦湾展望台を経て丁度1時間で北登山口だ。暖かい日差しを浴びてカモメの群居する川筋沿いを下ると日の出公園だ。復路も往路通りだが、東名阪の休日渋滞がすさまじく亀山JCTまでノロノロ運転、3時間半かかって帰阪した。
天候に恵まれ、南海の光を浴びて明るいウバメガシの尾根筋、熊野灘の紺碧の大海原を楽しむことができた。特に、トロピカルガーデンから黒島展望台までの風光明媚な稜線の道、ハマナツメ林を侍らせた芦浜池の静かなたたずまいが印象的だ。ただ、道標のない多くの作業道があるので要注意だ。特に切株道標の詳細を知りたいものだ。
(間違い分岐からトラバース道へ)
(山腹をぬう道を進む)
(切株道標A2でUターン)
(P168尾根道へ戻る)
(座佐ノ高分岐で大休止) (座佐ノ高)
(座佐ノ高から座佐池を望む) (新桑竃・芦浜分岐を直進) (十字路先から芦浜池を望む)
(新桑竃分岐点ののろし台) (姫越山頂上)
(姫越山三角点)
(ウバメガシの尾根道を下る)
(錦湾展望台からの眺め) (姫越山北登山口)
★道で出会った花(なし)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 錦
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