横山岳(1131.7m)

 

★ひとこと   「菅並から白谷川右尾根で山頂を経て西尾根へ」

横山岳山頂


★行った日   2016年3月8日(火) 曇 稜線ガス  単独

★コース
 高槻5:15(名神、北陸道)=木之本IC(R365、県道284、県道265)=7:11菅並(横山岳余呉登山口)7:28→白谷川右尾根登り口7:53→8:45Ca480(2本枯れ木)8:56→9:29P624 9:35→10:38P856 10:47→北尾根出合11:49→西峰12:35→12:49(1131.7m)横山岳13:14→西峰13:23→天狗の森14:07→14:50Ca710 14:56→ケヤキ広場15:16→西尾根登り口15:45→16:05菅並(横山岳余呉登山口)16:15(県道265)=尾羽梨手前16:37(県道265、県道284、R385、R303、R161、湖西道路)=京都東IC(名神)=高槻19:25

 数日前から1ヶ月先の高温が続いているので雪の状態を心配しながら余呉(よご)の横山岳だ。周りの山頂付近は雲に覆われて見えないが、辺りには一片の雪も見かけない菅並(すがなみ)に入り、青い屋根の水処理施設の下辺に路駐だ。今まで数回空振りに終わっているのでSS(スノーシュー)を車に置きアイゼンだけを持って出発だ。
 横山岳余呉登山口の標柱を見ながら水処理施設横の林道を進み、数年前から決壊したままの白谷川を渡渉してしばらく左岸沿いに上ると林道出合だ。西尾根を背にして山裾の林道を左へなだらかに登り、反射板のある白谷川右尾根端部の出合が取り付き点だ。高さ5、6メートルな急な法面のケモノ道跡を四つんばいでよじ登って林道側壁の上だ。ヤブツバキで覆われた急な道形を、よく滑る落ち葉に足をとられ、積雪用のストックのワッカを藪に引っ掛けつつ、しばらく頑張るとやっと藪を抜け、滑りやすい急坂を登る。Ca480付近の枯れた大木の下で小休止後、自然林のP624を過ぎてブナ林のP856で残雪が現れ始め、ガスもかかり始める。台地状の平坦な稜線を進み、最後に急坂を登ると北尾根出合だ。この辺りから残雪がつながって雪原になるが、温度が高く時々踏み抜くところもあり、油断できない。今更ながらSSを持ってこなかったのを悔やむ。折角奥美濃の山並みが望める稜線だが、折からのガスでボーっと霞んだブナ林を進むだけだ。西峰で西尾根ピストンの単独行の方と雑談、きょう最初で最後の登山者だ。すぐ先の横山岳山頂で昼食後、何も見えないので東峰に立ち寄ることもなくすぐに西尾根から下山だ。

 (横山岳余呉登山口を登る)    (林道決壊箇所を渡渉)       (山腹の林道出合)

 (反射板の対面尾根に取付く)  (薄いケモノ道跡をよじ登る)   (ヤブツバキのプチ薮コギ)

    (滑り易い急坂を登る)   (Ca480二本枯れ木で小休止)   (P624を登り続ける)

 (P856で雪が現れ始める)     (最後の急坂を登る)  (北尾根出合から連続した雪原)

 (なだらかなブナ尾根を登る)  (西峰で西尾根道と合流)       (横山岳山頂)

 3年前の積雪期に西尾根を登っているがまったく記憶はなく、迷い易い雪の急な尾根下りで間違って別尾根に入ったりしながら苦労して下った。天狗の森の石灰石露岩を下り、Ca900付近で残雪がなくなるとともにガスもとれ、滑りやすい下り坂を泥に尻餅をつかないようにそろそろ下った。Ca620を過ぎると小木帯となり、西に七々頭ヶ岳(ななずがだけ)、西北に大黒山を眺めながら稜線を下ると平地のケヤキ平だ。少し上り返してケーブルテレビのアンテナ残骸横を通り、ヤブツバキの多い尾根を下ると枯れた大木のあるP373だ。ここから左へ急坂を下って梯子を降りると林道の西尾根登り口だ。相変わらず山頂が雲にかくれた大黒山を正面に見ながら林道を下り、往路の林道出合から白谷川沿いに下ると登山口の駐車地点だ。帰りに人影を見ない菅並から県道265を北上、一応通行止の表示のある六所神社前から高時川に沿ってさかのぼり、田戸(たど)で奥川並を右に分け直進すると尾羽梨(おばなし)手前で通行止だ。ここでUターン、琵琶湖西岸から帰阪。
 気温が異常に高く、標高800メートル以上は終日ガス、ヤブの次にグサグサの残雪を踏む横山岳だ。稜線ではおおよそ標高800メートルで島状の残雪、1000メートルで雪原だ。急坂を滑らないように両手のストックを突っ張り続けたため両腕にみが入ってしまった。余呉の春山を偵察のつもりだったが、残念ながら賞味期限切れのようだ。高時川沿いの県道を北上してみたが、尾羽梨直前まで入れた。

(西峰から西尾根を下り始める) (残雪で間違い易い尾根下り)      (天狗の森)

    (石灰岩露岩を下る)    (P971で間違い尾根に注意) (Ca800で残雪がなくなる)

 (Ca620の急な稜線を下る)  (見晴し尾根から七々頭ヶ岳)      (ケヤキ平)

   (P373で左へ下る)    (ヤブバキの急坂を下って林道へ)    (西尾根登り口)

(大黒山を見ながらて林道を下る)(往路と同じ白谷川を渡渉)   (横山岳予後登山口を下る)

  (田戸=奥川並分岐)       (尾羽梨通行止地点)    (通行止地点のカーナビ画面)

★道で出会った花

  ミスミソウ(白谷川右尾根)      ヤブツバキ(西尾根)      フキノトウ(登山口)


★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  仲河内、美濃川上

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