三久安山(1123.2m)藤無山(1139.2m)
★ひとこと 「芽吹き始めたブナ林に会いに藤無峠から両山ピストン」
P1012付近の芽吹き始めたブナ尾根
★行った日 2016年4月25日(月) 薄曇 黄砂? 単独
★コース
高槻4:53(府道46、府道407、R372、県道306)=丹南篠山口IC(舞鶴若狭道、北近畿豊岡道)=養父IC(県道6、県道48、県道521(沼谷林道))=7:35藤無峠P7:49→8:37P1067
8:44→P1012
9:10→9:46(1123.2m)三久安山9:55→音水湖分岐10:03→三久安山10:14→10:42P1012
10:50→11:18P1067(大休止)11:40→藤無峠12:13→12:36小休止12:44→沼谷道出合12:54→13:25(1139.2m)藤無山13:40→沼谷道出合14:00→14:26藤無峠P14:34(県道521(沼谷林道)、県道48、県道6)=養父IC(北近畿豊岡道、舞鶴若狭道)=丹南篠山口IC(県道306、R372、府道407、府道46)=高槻17:39
三久安(さんきゅうあん)山/藤無(ふじなし)山は鳥取・兵庫県境に近い奥播磨の山だ。芽吹き始めたブナ林を求めて藤無峠から三久安山と藤無山をピストンの計画だ。養父(やぶ)ICから県道を戸倉方向へ西進、天滝前を通って若杉峠の先で公文(くもん)へ向う沼谷林道に入り、峠の手前約1キロから地道になる細い林道を藤無山沼谷登り口を過ぎて少し進むと藤無峠だ。道端の拡幅部に路駐だ。
峠から西の稜線に向う林道に入り、ネットゲートを過ぎて伐採地?を緩やかに登り、再度ゲートを出てネット沿いに展望豊かな稜線を登り続ける。東を振り返ると藤無山、進行方向の南には三久安山、東南には段ヶ峰(だるがみね)が折からの黄砂に霞んで見えている。Ca1000でネットを離れ樹林帯を登る。針広混交林尾根をしばらく登るとP1067だ。ここから稜線東面に素晴らしいブナ林が続くが尾根西面は薄暗い植林帯だ。最低鞍部から新芽の美しいブナ大木が林立するP1012を過ぎて、ムシカリがちらほら咲き始めた稜線を下って上り返すと三久安山三角点だ。山頂の樹間から両翼を広げた格好の藤無山や一山(ひとつやま)の山頂部の茅場が望める。展望はあまり良くないのでちょっと稜線を南下、音水湖(おんずいこ)分岐まで行ってみたが樹間ピークなのでここでUターンだ。僅かに残るタムシバの残り花を眺めたりしながら藤無峠へ戻り、藤無山へ向う。
(藤無峠から右へ林道を登る)
(ネットゲートを入って道を登る)(ゲートを出てネット沿いに進む)
(ネット沿いの稜線から東南の段ヶ峰方面を望む)
(ネットを離れて稜線を登る)
(P1062)
(萌黄色の霞たなびくブナ林)
(P1012付近のブナ尾根を行く)(稜線から東の藤無山を望む)
(三久安山)
(音水湖分岐から引き返す) (咲き始めたムシカリ)
(樹間から氷ノ山を望む)
(ネット沿いに稜線を戻る)
(藤無峠へ戻る)
(藤無峠から稜線へ取り付く)
かつて藤無山を訪れたときには薮コギを強いられたので、今回も正式の登山ルートではないのである程度の笹薮を予期したが全くのはずれだ。歩き易い踏み跡のあるピンクリボンをたどるだけだ。藤無峠から稜線を東進、最低鞍部から少し登ると沼谷道と合流、急な樹林帯をしばらく頑張ると尾根に達して尾根道に合流だ。ここまで植林帯主体の道だが自然林の稜線となり、所々で樹間から垣間見える、北の氷ノ山方面や南の三久安山方面を楽しみながら稜線を登ると二等三角点の藤無山だ。山頂の東方が切り開かれ黄砂に霞んだ段ヶ峰方面が望めた。山頂で小休止後、同じ径路で藤無峠へ帰り着いた。
三久安山付近は予想にたがわず立派なブナの大木が林立する尾根だ。この時期は芽吹きの季節、淡い萌黄色の霧がかかったようなブナの森が素晴らしい。藤無山も薮コギなしで登ることができ、先日の三室山と同じように笹原の植生が減退しているようだ。
(樹林帯の稜線を行く) (沼谷道出合)
(稜線で尾根道出合)
(藤無山頂上手前稜線から蘇武岳方面を望む)
(稜線を山頂へ向う)
(藤無山)
(山頂から東方の段ヶ峰を望む)
(尾根道から沼谷道へ下る)
(藤無峠へ帰り着く) (帰宅途中の沼谷登り口)
★道で出会った花
ヤマザクラ(P982) タムシバ(音水湖分岐) ユキザサ(三久安山)
ムシカリ(P1067) シハイスミレ(P982) シハイスミレ?(藤無山)
キランソウ(藤無峠) ネコノメソウ(藤無峠) ミツマタ(沼谷林道)
ヤマルリソウ(沼谷林道) ミヤマネコノメソウ(沼谷林道) タチツボスミレ(沼谷林道)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図 高槻、法貴、京都西南部
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