一切経山(1948.8m)東吾妻山(1974.7m)吾妻小富士(1707m)

 

★ひとこと   「浄土平から立入規制の一切経/東吾妻/吾妻小富士へ」

浄土平と吾妻小富士


★行った日   2016年6月4日(土) 晴  単独

★コース
道の駅つちゆ5:10(17℃)(R115、県道30)=5:28ゲート7:00(17時〜7時通行止)(磐梯吾妻スカイライン)=7:19浄土平P7:25→吾妻小富士7:51→8:10浄土平8:20→鎌沼分岐9:10→谷地平分岐9:20→酸ヶ平小屋(一切経山通行止)9:39→9:51休憩9:59→谷地平分岐10:04→東吾妻山分岐10:18→11:00(1974.7m)東吾妻山(大休止)11:49→東吾妻山分岐12:18→鎌沼分岐12:26→13:04浄土平P13:20(磐梯吾妻スカイライン、県道30、R115、R459)=名目津温泉15:58(R459)=道の駅さくらの郷16:40

 東・中・西に大別される吾妻連峰は山形・福島県境にあり、浄土平を中心とする一切経山(いっさいきょうやま)、吾妻小富士、東吾妻山は福島県北部の東吾妻連峰の山域だ。噴火警戒レベル2が発令中のため浄土平から一切経山へ登山禁止、磐梯吾妻スカイラインはゲートから17時〜7時、浄土平以遠は終日通行止だ。そのため、浄土平を起点に吾妻小富士、東吾妻山、一切経山へ登る途中の酸ヶ平(すがだいら)小屋などを周回だ。スカイラインの通行規制を知らずに早朝にゲート着、今後の計画を練りながら開通を待ち、ようやく人影も車もない浄土平Pに到着だ。いつもは車であふれ返っているので異様な風景だ。吾妻小富士に最も近い所に車を止めて出発だ。
 閉鎖中の車道を渡って吾妻小富士へ向うジグザグの歩道を登ると強風の火口縁だ。浄土平を振り返るとぼつぼつ車も増えてきているようだ。時々突風の吹く火口の縁を反時計方向に進むが、両側が切れ落ちているため意外に注意が必要だ。岩石の並ぶ最高点を過ぎ、一切経山頂下の静かな大穴火口を眺めながら、見た目より大きな火口を一周、浄土平へ下る。浄土平ビジターセンターで情報収集、やはり一切経山はここからは無理、どうしても登りたいのなら高湯(たかゆ)からは可能だそうだ。時間的に無理なので鎌沼(かまぬま)へ向う。

(スカイラインのゲートで通行止)   (人影のない浄土平)      (吾妻小富士へ登る)

(吾妻小富士火口縁から振り返る) (火口を反時計回り進む)     (一切経山下の大穴火口)

              (吾妻小富士から一切経山と東吾妻山を望む)

  (吾妻小富士の火口)     (浄土平の一切経山登り口)   (登山道に咲くイワカガミ)

 浄土平から酸ヶ平へ向う登山口は厳重に封鎖、分岐を直進して姥ヶ原(うばがはら)へ進む。トウゴクミツバツツジやムシカリの咲く丸太階段を、大きく口をあけた吾妻小富士を振り返りつつ登ると気持ちのいい笹原高原の姥ヶ原だ。残雪の点在する笹原の木道を進み、鎌沼の湖畔を進み、通行止の浄土平からの道と合流すると、一切経山へ登る道だがちょっと先の酸ヶ平避難小屋で通行止だ。残念ながら期待していた五色沼も断念、酸ヶ平から鎌沼湖畔を通って姥ヶ原へ戻り、東吾妻山へ向う。

(登山道の通行禁止区域の表示)(一切経山へは厳重通行止)  (姥ヶ原へ丸太階段を上る)

   (笹原の高原を行く)         (残雪の姥ヶ原)           (鎌沼へ向う)

  (一切経山へ湖畔を行く)   (酸ヶ平小屋から先は通行止)(東吾妻山を望む湖畔で小休止)

     (鎌沼で泳ぐカモ)         (鎌沼を振り返る)        (東吾妻山へ向う)

 姥ヶ原の東吾妻山登り口からオオシラビソの樹林帯を登ると見晴しの良い山頂だ。猪苗代湖や磐梯山はじめ、裏磐梯の湖沼群や吾妻連峰が望める。山頂から展望台めざして景場平(けいばだいら)方向へ下ってみたが帰りがしんどそうなのですぐ引き返し、山頂で昼食だ。きょうは晴れの土曜日とあって多くのハイカーと挨拶を交わしながら浄土平へ下山した。出庫車フリーで駐車料を節約、あすの大滝根山(おおたきねやま)に備えて二本松市茂原の名目津(なめつ)温泉で2日分の汗を流し近くの道の駅さくらの郷で車中泊だ。
 一切経山へは登れず酸ヶ平までで引き返したが、笹原に湖面がきらめく鎌沼や東吾妻山からの大展望、吾妻小富士のコニーデ火口丘などが印象的だ。また、姥ヶ原や酸ヶ平の高層湿原は季節の花の時期に再訪したいものだ。日帰り温泉の名目津温泉は人情味のあるこじんまりしたひなびたいい温泉だ。、

 (残雪もある登山道を登る) (矮小化樹林帯を抜けると山頂)     (東吾妻山三角点)

                   (磐梯山や吾妻連峰を望む)

   (姥ヶ原の木道を戻る)      (残り花のチングルマ)    (浄土平への分岐を右折)

   (一切経山肩を見上げる)    (吾妻小富士へ向って下る)   (浄土平駐車場へ戻る)

★道で出会った花

    イワカガミ(浄土平)       ムシカリ(浄土平)        ミネザクラ(姥ヶ原)

    チングルマ(姥ヶ原)         ?(姥ヶ原)           ?(東吾妻山)

  バイカオウレン(東吾妻山)  ミツバツチグリ(東吾妻山)   ショウジョウバカマ(東吾妻山)

 トウゴクミツバツツジ(浄土平)   ツマトリソウ(浄土平)       マイヅルソウ(浄土平)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       磐梯・吾妻・安達太良
・2万5千分の1地形図  吾妻山、土湯温泉

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