★ひとこと 「中通と浜通の間にある阿武隈山地最高峰を大滝根からピストン」
大滝根山のクロベの大木林
★行った日 2016年6月5日(日) 晴 単独
★コース
道の駅さくらの郷5:52(19℃)(R349、県道57、県道112、県道381)=6:37大滝根登山口6:42→賽の河原7:01→御沢子育地蔵尊7:34→8:01峯霊神社8:33→仙台平分岐8:44→日山権現8:58→9:13賽の河原9:20→9:30大滝根登山口9:38(県道381、県道19)=小野IC(あぶくま高原道)=矢板IC10:52(東北道、圏央道、東名、新東名、伊勢湾岸道、東名阪、新名神、名神)=高槻19:40
大滝根山(おおたきねやま)は中通と浜通りの中間に位置する阿武隈山地、その最高峰で麓にカルスト台地の広がる石灰岩の山だ。三春近くの道の駅さくらの郷から田村市を経て大滝根登山口をめざす。大越から県道381を南下、大滝根山登山口の看板の所を左折、温泉施設廃屋を左に見て東進すると舗装の途切れた先が登山口、2台分位のスペースに駐車だ。
植林帯の林道を進み、ついでしばらく山道を行くと小さな地蔵が2体祀られた賽の河原だ。帰りに通る日山権現を右に分け、沢筋を直進し、大岩が散在する沢を渡渉しながら登りつめると御沢子育地蔵だ。木の根の急坂を登り、花期の終わったシロヤシオの森を抜けると山頂の峯霊(みねたま)神社だ。一等三角点は展望のよい自衛隊基地内だ。山頂に梵天岩の表示があったので矢印の方向へ下ってみたが自衛隊専用車道にでて見つけられなかった。
(道の駅さくらの郷) (大滝根山登山口)
(登山口の案内図)
(植林帯を進む) (賽の河原から左の道を登る)
(ケヤキ大木もある沢筋を登る)
(沢筋を渡渉しながら登る) (路傍の御沢子育地蔵) (木の根の急坂を登る)
(シロヤシオの森を進む)
(山頂の大嶽根山峯霊神社)
(自衛隊基地内の一等三角点)
山頂から仙台平へ稜線を下ると明るい切り開きだ。基地へ給電用の切り開きらしいが東南尾根に風車群が並んでいる。入新田(いりしんでん)を左に分け、西尾根の樹林帯を下り、途中で仙台平へ下る道と別れて賽の河原へ下る。途中に日山権現やクロベ(別名ネズコ)の見事な大木を過ぎてしばらく下ると賽の河原だ。ここから往路通りに登山口だ。帰りは県道381を南下、あぶくま洞もある仙台平の大滝山登山口前を通って小野ICからあぶくま高原道に入る。東北道から東名へ圏央道が開通して便利になり、矢板ICから9時間で帰阪だ。
シロヤシオもシャクナゲも終わった後だが花期にはムラサキヤシオやドウダンツツジなど多くの花を愛でながら登れる山だ。また、木々には名札が取り付けられ、豊富な樹木の名称を楽しむことができる。ただし、肝心の山頂には自衛隊のレーダードームがあり、見晴しのよい山頂が立ち入り禁止なのが残念だ。
今回は天候に恵まれて雨はなく、高速道路の発達も味方して東京・山梨県境の三頭山から山形・福島県境に近い東吾妻まで北上して連日登ることができた。大岳山(5/31)ー三頭山(6/1)ー女峰山(6/2)ー高原山(6/3)−八溝山(6/3)ー一切経山(6/4)ー大滝根山(6/5)のそれぞれ良い所のある山だが、強いて私見を言えば女峰山と一切経山(東吾妻山域)が好き、意外に面白かったのは高原山だ。6日間すべて車中泊で通したため疲れが十分に回復せず僕にとっては限界だ。宿を探す手間をいとわずたまに民宿を利用すべきだった。
(基地前広場で小休止) (東南尾根に並ぶ風車群)
(レンゲツツジの登山道を下る)
(日山権現を通過) (登ってきた山域を俯瞰)
(賽の河原で往路と合流)
(登山口へ帰着)
(仙台平の大滝根山登山口) (東名御殿場付近から富士山)
★道で出会った花
ヤマブキ?(賽の河原) クリンソウ(賽の河原) クルマバソウ(子育地蔵)
ツクバネウツギ(子育地蔵) エンレイソウ(子育地蔵) レンゲツツジ(山頂)
キンポウゲ(山頂) タニウツギ?(山頂) ツルアジサイ?(登山口)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 上大越
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