七面山(1624m) ★ひとこと 「湯ノ又から神仙平を経て舟ノ垰経由七面山へ周回」
★行った日 2016年11月5日(土) 晴 単独
★コース (林道ゲート手前で通行不能) (ゲート手前で舟ノ川を渡渉) (ゲートを過ぎて林道を進む) (中尾尾根の右に明星ヶ岳) (七面山登山口) (登山口からなだらかに下る) 相変わらず落石で埋め尽くされた崩落箇所もある林道を下り、Ca990の最低鞍部付近の山腹を東進、ヘリポートの横を通って標高を上げていく。七面谷左岸の崩れそうな斜面をトラバースして樹林帯に入ると路面が完全になくなった七面谷の河原の横断だ。その先で七面山登り口表示を右に見て少し進むと左下にカラハッソウ谷を望む林道終点、林道ゲートから7キロ、2時間半の林道歩きだ。林道終点の小広場から左下方の土石と倒木が堆積した荒れたカタハッソウ谷を眺めながら小休止後、いよいよ山道へ。針葉樹の林に入り、すぐに歩き易いが目印のない広葉樹林を進む。苔むした岩塊原の疎林帯となり、飛び石伝いに登ると間もなく平地の殆んど落葉した樹林帯だ。地形図から判断すると等高線がまばらになった所だ。奥駈道から眺めてここが神仙平の草原と思っていたが、草原はもっと上の方の急勾配の所だ。樹林帯を抜けると岩塊原の次に草原の急斜面が続き、すぐに息が切れて休息を頻繁に繰り返しつつ青息吐息で登る。神仙平と思われる草原で小休止だ。なお、林道終点から奥駆出合までリボンや踏み跡も目につかず、前方の稜線めがけて登り易い所を登るだけだ。 (平地の樹林帯を行く) (岩塊の急坂を登る) (やっと草原へ:神仙平?) 左に七面尾、右に中尾尾根に挟まれ、正面に唐笠山(とうがさやま)などを望む広大な七面谷の眺めは雄大だ。奥駈の稜線がすぐ上に見えるがなかなか近づかない。苔の絨毯もある急斜面のしんどい登りを時間をかけて何とか登りつくと舟ノ垰(ふねのたわ)だ。この上りで完全にバテてしまい、足取りも重く奥駈の稜線を進む。この辺りの奥駈道ははっきりせず、薮っぽい稜線をたどると七面山遥拝所、東に大台ケ原が望める。奥駈道を左に分け、稜線を直登すると楊枝ノ森ピークのP1693だ。ここで計画より1時間遅れ、神仙平の急坂でバテたせいだ。槍の尾往復1時間をカットすることにして、ピークで釈迦ヶ岳、大台ケ原や明星ヶ岳を眺めながら大休止(昼食)だ。秋の日は短く、ここからゲートまで僕の足で3時間はかかるので午後1時に出発だ。七面山を正面に見て美しい笹原の針広混交疎林帯尾根の薄い踏み跡ををなだらかに下る。 (楊枝ノ森ピークP1693で昼食) (七面山へ踏み跡をたどる) (草紅葉の鞍部を行く) 鞍部付近でレンゲ谷へ切れ落ちているガレの向こうに釈迦ヶ岳を眺めつつ、ミヤコザサの美しい尾根登りにかかるがバテているのでしんどい坂、遅々として進まない。東峰手前の切れ落ちた岩壁を左下に見て急坂を登ると東峰分岐だ。急坂を登ると樹林の中の七面山東峰だ。すぐ分岐へ戻って、吊尾根をちょっと進むと槍の尾分岐の西峰だ。槍の尾は途中から眺めただけで省略、分岐から急な笹原を下り、シャクナゲの急坂や木の根の露出したヤセ尾根を下る。美しいブナの森を過ぎ、稜線別れから植林帯の急坂を九十九折に下ると七面山登山口、50分の林道歩きで林道ゲートだ。高野辻から暮れなずむ大峰に別れを告げて往路通りに帰ったが、金剛山の奈良側山麓で休日大渋滞、水越峠へ回避して往路3時間弱を4時間強かかって帰り着いた。
★地 図
(参考地図)
・山と高原地図 大峰山脈 ・2万5千分の1地形図 釈迦ヶ岳、辻堂 |