岩屋山(718.3m)

 

★ひとこと   「高源寺から冒険の道で山頂を経て尾根道へ周回」

山頂のハンググライダー基地


★行った日   2016年12月25日(日) 曇時々晴    単独

★コース
12:52高源寺P13:00→取り付き13:20→炭焼窯跡14:18→林道出合14:57→(718.3m)岩屋山(アンテナ塔ゲート前)15:10→ハングラ基地15:27→林道別れ15:30→ハングラ基地15:33→14:47休憩15:52→堰堤16:03→16:11高源寺P16:18(R427)=青垣IC(北近畿豊岡道、舞鶴若狭道)=丹南篠山口IC(R372、府道407、府道46)=高槻18:20

 岩屋山は兵庫県中北部へ北近畿豊岡道で向う際に通る丹波市青垣にあり、ハンググライダー基地もあって山頂のアンテナ塔が目立つ山だ。北側山麓の紅葉で有名な高源寺を起点に冒険ルートで山頂を経て尾根ルートで周回の計画だ。青垣ICからR427を西進、高源寺の大きな駐車場角を左折すると惣門下の駐車場はすぐだ。
 惣門を入り、見事な紅葉を見せそうなカエデの散在する石畳の参道を進み、山門を抜け石段を上がると方丈だ。手を合わせて右の多宝塔(三重塔)横から表示に従って岩屋山へ向う山道に入る。樹林帯をちょっと進み、新しい舗装林道に上がって谷筋左岸を少し進むと堰堤で終点だ。周辺に道標は無論、踏み跡も見当たらず、左下の沢筋は小木が密生した岩石ゴロゴロで歩き難そうなので、右斜面のミツマタの小木が密生する急坂に取り付く。急坂を登ると杉林に入り、この辺りに冒険の道があるはずと踏み跡を探しながら尾根まで上がらずにトラバースを続ける。枝沢を苦労して横切り、薮と格闘しながら登り易い所を探しつつ歩を進めると崖下に炭焼窯跡を発見。ネット情報ではここから谷筋を東へ横切って岩登りにかかるコースだが、周辺に表示も道形も見当たらず、仕方なく上方には林道があるはずなので沢筋を直登だ。体力弱者にとってこの急な沢筋源頭登りが難航、標高差150メートルを40分もかかった。沢筋中央部はさらさらの砂利で蟻地獄状態、中央部周辺は手掛かりの小木はなくて一見落ち葉が堆積して登り易そうだが下はつるつるの湿った地肌、沢筋の最外辺部は足元はしっかりしているがイバラ混在の薮、上方に見えるガードレールを励みに何とか頑張って体力を使い果たして林道へたどり着いた。上から眺めると簡単そうな沢筋源頭部だが現実の難しさを習得。

    (南北逆の案内図)     (駐車場上の惣門を入る)      (方丈へ石段を上る)

  (多宝塔(三重塔)へ向う)    (三重塔裏が登山道入口)      (三重塔を振り返る)

  (右上の新しい林道へ)       (左岸の林道を進む)   (堰堤付近から急坂へ取り付く)

   (フタマタ林を薮コギ)       (杉林の急坂を登る)       (崖下の炭焼窯跡)

 (苔むした岩塊の急坂を登る)  (滑り易い谷筋源頭を登る)     (やっと林道出合)

 想定外に時間がかかったので急いで林道を進み、アンテナ塔ゲート前から三角点を探すことなく下山開始だ。上空を泳ぐハンググライダーが青空に映え、気持ち良さそうだ。林道をしばらく下り、車止めゲートを過ぎると粟鹿山(あわがやま)が真正面にそびえる絶景のハンググライダー基地だ。間近で眺めるのは初めての経験、下から眺めていると楽しさだけを想像するが、ビルから飛び降りるような離陸時は怖ろしそうだ。怖がりの僕には絶対無理だ(やりたくない)。林道のちょっと先から道標通りに尾根道に入るとすぐに次のハングラ基地があり、先ほどの基地は東向きだが、ここは西へ飛び立てる仕掛けだ。ここから樹林帯の尾根歩き、途中2箇所の分岐を何れも左にとって、30分ほど下ると堰堤横で林道合流だ。ピラミッド形の墓標もある墓地横を抜けると高源寺の惣門だ。晴れの日曜日にもかかわらず休日渋滞もなく順調に帰阪した。
 一見、山頂まで林道が通じ、ハングラ基地もあるあまり登山意欲のわかない山だが、高源寺から登る谷筋ルートは意外に厳しい登りが要求される。道標や踏み跡皆無の斜面のちょっとしたルートファインディングや沢筋源頭の登坂など、しんどい山歩きた。

 (山頂のアンテナ塔ゲート前)  (気持ちよく飛ぶパラグラ)   (夕日を浴びて林道を戻る)

(パラグラ基地の山頂側ゲート)(粟鹿山が正面のパラグラ基地) (林道別れから尾根コースへ)

            (林道別れ下のパラグラ基地から五台山方面を望む)

 (下の基地から山頂を望む)  (尾根コースを下り始める)  (気持ちの良い尾根道を下る)

   (堰堤で林道出合)     (ピラミッド形墓地横を下る)       (惣門へ下る)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  大名草(おなざ)

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