高見山(1248.4m)

 

★ひとこと   「杉谷登山口から強風で霧氷成長中の高見山ピストン」

ただいまエビの尻尾成長中の高見山頂上


★行った日   2016年12月30日(金休) 曇    単独

★コース
高槻5:52(近畿高速、西名阪)=柏原IC(R165、県道30、R309、R169、県道28、R370、県道135、県道219、R166)=7:57杉谷登山口8:15→小峠9:16→平野分岐9:41→10:37(1248.4m)高見山11:00→平野分岐11:28→小峠11:41→12:20杉谷登山口12:30(R166、県道16、R370、R169、R309、県道30、R165)=柏原IC(西名阪、近畿高速)=高槻15:00

 納めの山は8年ぶりの高見山へ霧氷見物だ。R166沿いの杉谷登山口から山頂ピストンの計画だ。晴れていれば端正なピラミッド型の姿を見せるが山頂を雲に覆われた高見山を正面に、R166を東進して杉谷登山口の道路わきに駐車だ。
 住宅横の登山口から旧南伊勢街道の石畳の急な道で尾根端を登り、かつて南側の見晴しがよかったが、いまは潅木の成長した尾根道を東進、当時は北側は立派な杉林だったが倒木の目立つ道だ。植林帯に入ると小峠、鳥居をくぐって石段を登り、引き続いて霧氷の付き始めた急な枝尾根を登ると平野道と合流だ。標高千米を越えると北よりの風が強くなり、霧氷の華が咲き始めるが、陽光が望めないのが残念だ。それでも数センチに伸びたエビの尻尾を愛でながら国見岩や揺岩(ゆるぎいわ)、何も見えない笛吹岩を過ぎ、白濁した気流の吹き付ける尾根をフードを締め直して登ると山頂だ。祠への会釈もそこそこにして数人の登山者が憩っている避難小屋に逃げ込む。隙間だらけの寒い小屋だが風がないだけ助かる。熱いラーメンとコーヒーで身体を温めて下山開始だ。チェーンスパイクを持参していたが、凍結してないので履く必要はなく順調に下った。天気予報どおり午後から快方に向かい、帰りの稜線から台高北部の尾根が雲の間に見え隠れするのを眺めつつ杉谷に帰り着いた。
 再び巡ってきた霧氷の華に出会えて嬉しい限りだ。陽光の恵みはなかったが、岩肌や木の幹についた鱗のような白い斑点、白馬のタテガミのようなエビの尻尾など、いつまでも眺めていたい造形美だ。今冬初めての白濁した気流、身体がまだ寒さになれておらず、装備も厳冬期のものではなかったので寒さがこたえた山頂だった。

      (杉谷登山口)       (稜線をなだらかに東進)   (小峠の鳥居の石段を上る)

(霧氷の付き始めた急坂を登る) (左から来た平野道と合流)     (標高千米付近を行く)

   (国見岩付近を登る)   (白濁した気流の揺岩付近)   (笛吹岩の何も見えない展望所)

 (寒風吹きすさぶ稜線を登る)     (高見山頂上)          (山頂の避難小屋)

    (平野分岐を左へ)           (小峠)           (杉谷登山口へ戻る)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       大台ケ原・高見・倶留尊山
・2万5千分の1地形図  高見山

Homeへ