★ひとこと 「グリーンエコーから凍結ゼロの扁妙の滝を経て山頂へ」
笠形山一等三角点
★行った日 2017年2月8日(水) 曇一時晴 単独
★コース
高槻5:54(府道46、府道407、R372)=滝野社IC(中国道)=福崎IC(R312、県道8)=9:27グリーンエコー笠形キャンプ場P9:40→扁妙の滝10:13→三合目10:34→10:58五合目(東屋)11:08→稜線出合11:59→12:15(939.4m)笠形山12:43→笠の丸13:05→稜線出合13:14→五合目(東屋)13:47→三合目14:05→14:33キャンプ場P14:42(県道8、R312)=福崎IC(中国道)=滝野社IC(R372、府道407、府道46)=高槻17:43
今年は関西のどこも雪が深いので播磨平野の北端に位置する降雪の少ない笠形山だ。グリーンエコー笠形から氷瀑を期待して扁妙(へんみょう)の滝を経て笠形山ピストンの計画だ(結果的に結氷なし)。亀岡からR372を西進して滝野社ICから中国道へ入り、勘違いで山崎ICを往復して福崎ICからグリーンエコー笠形へ計画より30分遅れで到着、キャンプ場駐車場へ。
雪のないキャンプ場から扁妙の滝へ向い、杉林に入って子育観音下から山道を進む。左に落差24メートルの端正なオウネン滝を眺めながら滝上に登り、沢に沿って岩場の道を登る。目立ち始めた薄雪が凍りつき滑り易くなってきたので靴底の土踏まずの所にはめる簡易スノースパイクをつける。きょうの主目的は氷瀑だったが、谷の再奥にかかる落差65メートルの扁妙の滝は、一片の氷もなく岩面を流れ落ちる絹布のような滝だ。男性的な氷瀑に対して水量の少ない凍結してない扁妙の滝は女性的な繊細な印象だ。道標通りに滝見台へ向う急坂を登り、滝見台を左に分け、さらにピンクリボンを頼りに小尾根の急坂を登ると登山道出合の3合目だ。ここからなだらかな山腹の道をたどる。余談だが、簡易スノースパイクはチェーンスパイクのように靴底全面を覆わないのでベタ足確保が必要だが、取り付けは簡単、小型で携帯に便利だ。うたい文句の団子になり難い点に関しては、気温のあまり低くない薄雪ではスパイクに葉っぱが突き刺さって堆積し、同時に雪も着くのでチェーンスパイクとの有意差はあまり感じなかった。時々団子を蹴っ飛ばしながらしばらく進むと5合目の東屋だ。夏場であれば滑床もある水遊びに適した場所だ。沢筋を少し進み、急な枝尾根をジグザグにしばらく登ると勾配が緩くなり、なだらかな斜面を等高線をなぞるように進む。だんだん雪深くなってきた樹林帯を進むと笠の丸と笠形山を結ぶ稜線出合だ。稜線を北へ少し頑張ると東屋のある笠形山だ。標高は千米にとどかないが一等三角点の山頂からは文字通り360度の播磨の展望台だ。
(グリーンエコー笠形案内図) (扁妙の滝登り口) (杉植林帯を進む)
(子育観音そばを登る) (オウネン滝横を登る)
(沢沿いに急登が続く)
(一片の氷片もない扁妙の滝)
(滝見台へ急坂を登る)
(登山道三合目に合流)
(なだらかな山腹道を行く) (五合目の東屋) (急坂をジグザグに登る)
(山腹をぬう道を行く) (だんだん雪深くなる) (稜線を山頂へ向う)
北には千ヶ峰へ続く稜線、東には白髪岳(しらがだけ)など丹波高原西部の山々が望めたが、西の雪彦山など播磨の峰々は雪雲の彼方だ。山頂から雄大な雪景色を眺めながら熱いコーヒーの至福のひと時を過ごし、山頂を後にして笠の丸へ寄り道だ。雪の稜線を南へ下って登り返すと笠形神社へ向うルート上のピークが笠の丸だ。休憩舎もある黒松点在の美しいピークだが、見晴しは南の一部が切り開かれて瀬戸内が望める程度だ。来た道を戻って稜線出合から往路通りに雪道を下る。地肌の露出してきた3合目で簡易スパイクを外し、ジグザグに山肌をしばらく下るとキャンプ場駐車場だ。
氷瀑は駄目だったが扁妙の滝のやさしい別の顔を見ることができた。笠形山からの眺めは播磨の山々の雪景色が素晴らしく、豪雪に難渋することもなく淡雪の山道を木々の雪の華を眺めながらたどるのも楽しい。
(笠形山から北の展望)
(大展望の笠形山頂上) (稜線を笠の丸へ向う)
(あまり眺望のよくない笠の丸)
(稜線からグリーンエコーへ)
(沢沿いに下る)
(五合目東屋まで下る)
(三合目で往路と合流) (雪のない急坂を九十九折に下る) (登山口へ帰着)
★道で出会った花(花はなし)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 粟賀町
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