尾鈴山(1405.2m)

 

★ひとこと   「正面登山口から尾鈴山を経て長崎尾へ周回」

尾鈴山一等三角点


★行った日   2017年5月31日(水) 曇後時雨    単独
          2017年6月1日(木)  曇後雷雨    単独

★コース
(5月31日)
(道の駅)つの(21℃)5:56(県道40、県道307、林道)=6:39登山口路駐6:50→尾鈴山登山口6:56→5合目8:07→9:15(1405.2m)尾鈴山9:25→10:34(1373.6m)長崎尾→白滝分岐11:12→11:40ザックカバー11:45→林道交差12:09→地道林道出合12:22→12:40登山口路駐12:57(林道、県道307、県道40)=都農IC(東九州道、北方延岡道)=北方IC(R218)=(道の駅)通潤橋16:00⇔通潤山荘浜の湯
(6月1日)
(道の駅)通潤橋(19℃)5:28(県道180、林道)=林道1km先通行止=(林道、県道180:バースト)=山都(R218、R443、R445)=熊本:修理(R57、R325、R265、R212、R387)=岳の湯(R387、R210)=湯布院IC15:20(大分道、東九州道、中国道、名神)=茨木IC0:20

(5月31日)
 九州シリーズ6座目は宮崎県中部の日向灘に面した山だ。正面登山口から尾鈴山経由長崎尾を経て周回の計画だ。天気予報通りどんよりと曇った(道の駅)つのを出発、名貫川に沿って北上すると矢研(やとぎ)の滝分岐のキャンプ場駐車場だ。付近に人の気配のない道端に首輪のない茶色のスマートなワン公がすまし顔でたたずんでいたのが印象的だ。ここを過ぎて甘茶谷を渡る橋の手前の林道拡幅部に路駐だ、
 橋を渡って荒れ果てた地道林道を少し進むと正面登山口だ。コンクリ丸太階段で尾根へ登り、巨木のツガやヒメシャラが林立する合数表示付きの稜線を登る。9合目辺りで日向灘を望める展望地があるがきょうは霞んでいて駄目だ。小さな祠を過ぎると一等三角点の尾鈴山頂上だが展望は皆無だ。山頂から樹林帯の稜線を南下し、シャクナゲが多くなってくると長崎尾だ。長崎尾から直進すると白滝初め瀑布群を通るルートだがここでポツリ、下り途中から小雨模様となり急いで下山だ。舗装林道と交差し、さらに下ると地道林道出合だ。ここを左にとると先程の舗装林道に出合い、そのまま小雨の中を下ると路駐地点だ。滝百選の矢研の滝も見たかったが省略、都農(つの)へ向った。明日の国見岳(未達)に備えて、東九州自動車道で延岡から高千穂を経て山都へ向い、通潤(つうじゅん)山荘で入浴と夕食、(道の駅)通潤橋で車中泊だ。通潤橋は放水が雄大な水路橋だがいまは地震災害で放水休止中だ。道の駅は通潤橋の真正面にあり、夜中は静寂だが勝手なもので蛙の鳴き声が騒々しかった。
 尾鈴山は天候が悪かったせいか余り記憶に残らない山だ。この山域の売りは瀑布群だがこれも立ち寄ることもなく、強いて言えば大木のツガの稜線が印象的だ。

      (尾鈴山案内図)      (林道の孤独なワン公)        (正面登山口)

  (コンクリ丸太階段で登る)     (ツガ?の大木林)        (ヒメシャラも現れる)

 (展望地から日向灘を望む)      (山頂手前の祠)       (尾鈴山一等三角点)

 (降りだした樹林帯を南下)     (ヒメシャラ林を行く)          (長崎尾山頂)

 (大木とシャクナゲ尾根を下る)      (林道と交差)       (ガスった駐車地へ帰着)

(6月1日)
 山都からくねくね道の狭い県道を南下、内大臣川と緑川合流点の七曲付近から林道に入るが道路決壊で通行止だ。仕方なく県道を山都へ引き返す途中、落石によりバースト。わが生涯、台高の北股林道に続いて2回目のバーストだ。注意深く走行していたが地震災害のためか鋭い落石が多く、タイヤ側面を引き裂いてしまった。この車のタイヤ交換は初めて、取説を見てジャッキアップ箇所を特定してやっと予備タイヤと交換だ。山都の開店前の修理工場に立ち寄り、親切な女将さんに対応して頂いたが、付近のタイヤ屋さんにこのサイズは在庫なし。仕方なく熊本市街まで行ってやっとタイヤ交換完了、このアクシデントでやる気をなくし、帰ることにした。高速ばかり走るのもつまらないので阿蘇回りにし、R57は橋脚落下により不通、南阿蘇周りで阿蘇周辺で道草を食いながら走る。熊本や阿蘇周辺は地震災害が癒えず、通行止が多く、また見た目は平坦でも波打つ路面に徐行運転だ。途中の岳の湯でさっぱりして湯布院ICから高速だ。関門海峡を渡って山口JCTから山陽道に入らず中国道をのんびりドライブだ。広島付近まで殆んど車に行きかうことはなくマイペースで走れたが、戸河内辺りから雷鳴を伴う豪雨だ。帝釈峡辺りまで車線区分の白線も豪雨と霧のため見え難く、道路照明のない前方がまったく分からない。このような状況の僕の流儀は、100メートル以上の車間距離を確保して尾灯を見ながら大型トラックについていくのだ。津山に入ると小降りになり、計画通り0時過ぎに茨木IC帰着だ。
 今回の九州シリーズはアクシデントつきの感慨深い山旅だった。
涌蓋山(5/27)-大船山(5/28)-由布岳(5/29)-鶴見岳(5/29)-大崩山(5/30)-尾鈴山(5/31)
由布岳を除いて200、300名山の初めての山だ。それぞれ特徴のある山々だが、5月末から6月にかけてミヤマキリシマが最盛期を迎え、湿原と温泉とミヤマキリシマと大展望の大船山、渓谷と大岩尾根と樹林の大崩山が印象に残る山だ。

        (通潤橋)         (県道180から林道へ)    (道路決壊で林道通行止)

★道で出会った花

    タニウツギ(登山口)       ガクウツギ(登山口)         ?(6合目)


    ツボスミレ(6合目)       ギンリョウソウ(9合目)      ヤブツバキ(林道)


★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       祖母・傾・大崩山
・2万5千分の1地形図  尾鈴山

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