愛宕山(890.1m)地蔵山(947.1m)

 

★ひとこと   「裏愛宕の静かな道で越畑から地蔵山を経て愛宕山へ」

地蔵山三角点


★行った日   2017年8月17日(木) 晴一時曇   単独

★コース
高槻8:26(府道6、府道405、R477、府道50)=9:38宕陰小学校前9:46→10:23芦見峠10:34→11:42(947.1m)地蔵山11:57→12:37(890.1m)愛宕山12:43→地蔵山13:23→13:26越畑分岐(昼食)13:42→鉄塔1 13:58→14:40宕陰小学校前14:55(府道50、R477、R423、府道407、府道46)=高槻16:07

 北山の雰囲気を残す裏愛宕の静かな道で越畑から地蔵山を経て愛宕山だ。時々日がさすが山稜に薄雲の巻きつく姿を眺めつつ亀岡からR477で周山方面に向かい、山間のくねくね道を東進し、途中で右折して水尾方面に向うとすぐに越畑集落だ。三差路を右にとり宕陰(とういん)小学校バス停付近の拡幅部に路駐だ。
 先程の三差路の先から民家の間を右折し辻々の地蔵山の表示通りに進むと獣害ゲートを過ぎて林道に入る。倒木の多い荒れた林道となり樹相が植林帯から広葉樹の森に変わると芦見峠だ。直進の三頭(みつずこ)山を左に見て右折、高圧線の刈り払い地を横断、雑木林のV溝道を経て緩斜面の杉林だ。ここはかつての越畑スキー場跡で錆びた鍋釜がその名残をとどめている。しばらく雑木林の斜面を登り、アセビの密林を過ぎると破れたネットに囲まれた無線中継所跡の平地だ。越畑分岐の地蔵尊の横を通って樹林に入ると地蔵山三角点広場だ。一等三角点だが展望は全くなしだ。ここでツツジ尾根から登ってきたという単独行ときょう始めて会い挨拶を交わす。蒸し暑く汗びっしょりだが、木漏れ日を浴びてじっとしていると涼風が気持ちよく、ボトボトのシャツが冷たいくらいだ。ここからアセビの尾根道を下ってちょっと上り返すと反射板ピークだ。

 (宕陰小学校前BS付近に路駐) (越畑集落から地蔵山へ)    (植林帯の林道を登る)

       (芦見峠)       (高圧線の刈り払い地を登る) (旧スキー場跡の植林帯を行く)

     (二次林を登る)        (越畑分岐の地蔵尊)      (地蔵山三角点)

   (アセビの森を行く)        (反射板ピーク)     (林の切れ目から見える愛宕山)

 林の切れ目から左前方に愛宕山頂上を見ながら尾根道をアップダウンを繰り返しつつ進み、愛宕スキー場跡の横を通り過ぎるとジープ道出合だ。竜ヶ岳分岐を過ぎてジープ道の曲がり角から急坂をしばらく登ると愛宕山三角点だ。梢越しに京都市街が望める筈だが霞の彼方だ。2組の登山者だけの山頂を跡にして、愛宕神社を省略、往路通りに引き返して越畑分岐の中継施設跡地で大休止の昼食だ。じっとしているといまの季節、煩わし小虫(ハムシ)が顔にまつわりつくのを追い払うのに忙しく、また体長2センチ位のアブに腕を5、6ヶ所刺され、3日たっても痒みがとれず、真夏の低山は要注意だ。早々に切り上げてネットの破れ目から西尾根下りだ。シャクナゲ交じりの雑木林の幅広尾根だが目印テープがあるので迷うことはない。やがて植林帯横のネットに沿って急坂を下ると鉄塔1の立つ台地だ。北に向かって高圧線の鉄塔が並んでいるのが壮観だ。鉄塔1から北へ斜面を下り、鉄塔2から尾根を直進すると薮コギが待っているので東側の樹林帯へ下るのが正解だ。かつて巡視路の火の用心マークを見かけたが今は荒れ果てた沢筋に目印は見かけず、踏み跡の崩れ去った急な沢筋を下る。やがて山道らしくなってくると右に池が現れ、すぐに林道に合流して下ると間もなく宕陰小学校前のバス停だ。
 裏愛宕はぐっと登山者が少なく、北山の静かな雰囲気が味わえるが道標も完備せず薮っぽいところもある。特に地蔵山から越畑へ向うルートはかつて巡視路として分かり易かったが、荒れ放題の沢筋は要注意だ。

    (ジープ道を東進)        (愛宕山三角点)      (越畑分岐のアンテナ施設跡)

 (テープを頼りに西尾根を下る) (ネットに沿って急坂を下る)  (鉄塔1から鉄塔2へ下る)

   (鉄塔2から東側の杉林へ)     (荒れた沢筋を下る)     (谷筋を右往左往して下る)

 (池まで来ると林道出合はすぐ)      (林道出合)        (宕陰小学校前BSに帰着)

★道で出会った花 

  アキノタムラソウ(越畑)      ヒメジョオン(越畑)        タカサゴユリ(越畑)

    クサノオウ(越畑)       ゲンノショウコ(越畑)       ビヨウヤナギ(越畑)

   アセビの新芽(地蔵山)     コケオトギリ(愛宕山)        ?(鉄塔1)


★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       京都北山
・2万5千分の1地形図  京都西北部、亀岡、殿田

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