★ひとこと 「大山寺から行者道で大賑わいの山頂を経て夏道へ」
鬼女台から大山を望む
★行った日 2017年9月10日(日) 晴後曇 単独
★コース
道の駅風の家(14℃)6:14(県道114、県道45、県道158)=7:35大山第1駐車場7:45→大山寺8:00→大神山神社8:12→元谷渡渉8:41→9:15休憩9:22→夏道・行者道出合9:37→9:53
6合目避難小屋10:01→木道出合10:49→11:05(1709.4m)弥山(昼食)11:22→木道出合11:46→夏道・行者道出合12:24→12:38休憩12:47→登山口駐車場13:21→13:30大山第1駐車場13:38(県道30、県道240)=名和IC(山陰道、R9)=八鹿氷ノ山IC(北近畿豊岡道、舞鶴若狭道)=丹南篠山口IC(R372、府道407、府道46)=高槻19:15
久しぶりに山陰第一の高山大山だ。大山寺から山頂ピストンの計画だ。蒜山高原から鏡ヶ成へ向い、途中の鬼女台(きめんだい)で雲海に沈む蒜山高原を俯瞰するとともに朝日に輝く大山を楽しむ。鏡ヶ成の新小屋峠で今後のために烏ヶ山の登山口を確認して大山寺へ向う。晴れの日曜とあって早朝から大山寺周辺は人と車が多く、大山第1駐車場に駐車だ。
多くの登山者が向う夏道を避けて殆んど人のいない大山寺参道をなだらかに進む。大山寺に安全登山の手を合わせて本堂横を通り抜け、大杉並木の石畳の参道を進むと大神山(おおがみやま)神社だ。拝殿横の行者道登山口から樹林帯に入る。見事な大木の茂る樹林をなだらかに進み、下宝珠越を左に分け、ブナやミズナラの大木が茂る美しい森を進むと元谷右岸のやや厳しい道を経て工事用車道に合流だ。治山工事の重機が置かれた大堰堤上流側を北壁を眺めながら進み、元谷の細い流れを飛び石伝いに渡り、河原を横切って左岸の樹林に入る。ブナ、ミズナラ、カエデなどの見事な大木の並ぶ樹林を進み、やがて常行谷東尾根へ急な丸太階段でジグザグに登る。尾根上に達すると勾配が緩くなり、しばらくブナ大木に挟まれた木道を進むと夏道出合だ。急に増えた登山者とともに樹林尾根の急坂を登ると多くの人が憩っている6合目避難小屋の休憩所だ。遠くは霞の彼方だが、迫力満点の北壁が間近に迫り、眼下に大山寺の駐車場が見えている。
(大山寺へ向う) (石畳の参道をいく) (大神山神社から行者道へ)
(下宝珠越を左に分けブナ林直進) (元谷右岸を進む)
(北壁を見ながら元谷を横断)
(ブナ林を進む)
(急な丸太階段を上る) (夏道に合流)
(6合目避難小屋広場) (6合目から大山寺の街を望む) (6合目から北壁を望む)
この辺りから草花が増え、道端をシコクフウロやヤマハハコで飾られた急坂を登ると7合目辺りから低木帯となり見晴しがよくなる。急坂を頑張って登りながら振り返ると、続々と登ってくる人々の姿が稜線に続いている。やがて木道が現れ、ダイセンキャラボクの間を山頂へ上り続ける。人の多い避難小屋を過ぎると弥山頂上だ。山頂付近はガスで何も見えずすぐに下り始める。小屋横で簡単な昼食後、南側の木道を下る。ダイセンキャラボクと草原のまだら模様のなだらかな斜面を下り、石室(かつての避難小屋)を過ぎると往路に合流、渋滞の急坂を一歩一歩慎重に下る。大半の人が行者道を下るので、分岐点を過ぎて急に静かになった夏道を下る。美しいブナの原生林を下り、3合目を過ぎると各所に寺院跡を偲ばせる石垣があり、間もなく夏山登山口だ。大山寺街並みを過ぎると大山第1駐車場はすぐだ。まだ早かったので久々に山陰から帰ることにして、初めての山陰道(無料)で鳥取経由R9で八鹿を経て、いつもの北近畿豊岡道で帰阪した。
山頂からの展望は望めなかったが標高1000メートル付近に広がるブナの原生林が素晴らしい。山頂付近の台地にはハイマツと見まがうダイセンキャラボク林が緑の絨毯のように広がっているのが美しい。詳細な道標とともに整備された夏道と行者道だが、ガレた急坂も多く、しっかりした足まわりが必要なしんどい山だ。体力を気にしながら一歩一歩ゆっくりと、最高の自然美に後押しされて蒜山と大山を歩き終えたのに感謝の一言だ。
(山頂から木道を下る) (6合目広場を通過) (ブナなどの大木林を下る)
(やっと1合目) (登山口) (第1駐車場へ帰着)
★道で出会った花
ミズヒキ(行者道) ヤマアジサイ(行者道) ムシカリ(行者道)
オオイタドリ(行者道) クサボタン(6合目) コウゾリナ(6合目)
ヤマハハコ(7合目) トリカブト(7合目) オオヨモギ(7合目)
クサボタンの羽毛状花柱(7合目) アキノキリンソウ(7合目) ミヤマコゴメグサ(8合目)
トモエシオガマ(8合目) ?(8合目) ダイセンキャラボク(山頂)
モリアザミ?(山頂) サラシナショウマ(山頂) ダイモンジソウ(山頂)
シコクフウロ(山頂) ヤマジノホトトギス(2合目) ダイコンソウ?(登山口)
ゲンノショウコ(登山口) ツリフネソウ(登山口) ミゾソバ(登山口)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 大山・蒜山高原
・2万5千分の1地形図 伯耆大山
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