南雨乞岳(1180m)清水頭(1095m) ★ひとこと 「鳴野橋から奥の畑谷を経て南雨乞岳経由ツルベ谷周回」
★行った日 2017年11月5日(日) 晴 単独
★コース (沢に沿って上流へ) (何度も渡渉を繰り返す) (奥の畑の平地で小休止) 日光浴をしながら小休止後、方向を徐々に東へ振りながら沢沿いに渡渉しながら進む。石積みの残る黄葉のまぶしい二次林の谷筋をしばらくなだらかに登ると勾配が急になりはじめ、源頭が近そうだ。GPSを見て、右上に見える稜線めがけて登りやすそうなところをアタックだ。後で考えると東寄りの小尾根を登ったほうがよかったが、右へ伸びている枝沢を登り始め、足場がだんだん悪くなる源頭部を無理やり登る。最後に滑り易い草地の急坂をよじ登ると風の強い稜線だ。急に視界が開け、西には清水頭とその彼方に綿向山、東には南雨乞岳、南に霞む鈴鹿山脈南部の峰々が望めた。稜線を東へ登り、短い笹薮の道を過ぎると何一つ表示のないすっきりした小広場の南雨乞岳山頂だ。ここから主峰は指呼の距離だが、先月に雨乞岳から大峠へ下る道が丈余の笹薮で覆われていたのを確認済みなのでここから清水頭へ下るべくUターンだ。かつて稲ヶ谷から尾根筋を登ってこの山頂経由綿向山へ縦走したのもよき思い出だ。山頂の見晴しを存分に楽しんでから、風が強いが見晴し抜群の稜線を清水頭へ向って下り始めた。 (稜線へ急斜面を登る) (稜線出合から雨乞岳方面) (稜線出合から清水頭方面) (何もない南雨乞岳頂上) (南雨乞岳から稜線を下る) (清水頭の笹原を行く) 清水頭を過ぎてしばらく下ると幅広尾根の樹林帯に入り、P1014を過ぎて北へ下りそうになってあわてて修正、少し先で尾根の方向を北向きに変える。だんだんとヤセ尾根になり、鬱陶しいシャクナゲ薮も現れ、岩稜をアップダウンしながら進む。小さなテラスのある展望岩頭で大休止だ。正面には先ほど登ってきた奥の畑谷が雨乞岳に向って伸び、足下の山肌はちょっと鮮やかさに欠けるが、日の光を浴びて紅葉が綺麗だ。岩頭から綿向山が西にそびえ、イハイガ岳東面の崩壊地が痛々しい。定番の昼食後、岩頭を後にしてしばらくシャクナゲ薮と格闘しつつヤセ尾根を下る。後から考えるとここからが僕の一番の難所、標高差200メートル弱の手掛かりのない急坂下りだ。よく滑る落葉の急坂を横向きになってストックを操りながらよろよろ、ツルベ谷出合まで滑り下ると足はガクガクだ。そのため、ツルベ谷の下りで尻餅多発、途中で小休止して膝関節を休養してから下り再開だ。ピンクリボンを頼りに飛び石渡りを繰り返し、ゆっくり着実をモットーにツルベ谷を下り終えて千種街道合流だ。鉄板橋袂にまだ残る軽四を見ながら林道を順調に下り、丁度夕日に鮮やかさを増したカクレグラを右上に眺めると岩ヶ谷林道始点はすぐだ。 (林道終点を行く) (林道からカクレグラを見上げる) (岩ヶ谷林道始点に帰着) ★道で出会った花(花はなし)
★ルート断面図
(参考地図)
・山と高原地図 御在所・霊仙・伊吹 ・2万5千分の1地形図 日野東部、御在所山 |