薊岳(1406m)明神岳(1432m)桧塚奥峰(1422m)
★ひとこと 「石ヶ平谷左尾根から薊岳経由薄雪のブナ尾根で桧塚奥峰へ」
薊岳岩頭
★行った日 2018年3月25日(日) 晴 単独
★コース
高槻4:00(近畿道、西名阪)=柏原IC(R165、県道30、R309、R169、R370、県道16、県道220)=6:18大又P6:29→石ヶ平谷左尾根林道分岐6:39→7:52林道終点7:57→稜線出合8:49→雌岳9:10→9:15(1406m)薊岳9:23→右尾根ルート出合9:36→10:26前山10:36→明神平分岐10:41→(1432m)明神岳10:52→判官平11:20→11:46(1422m)桧塚奥峰(大休止)12:19→判官平12:36→明神岳13:11→明神平分岐13:20→13:31明神平13:42→明神滝横14:13→林道始点14:39→ゲート14:50→15:00大又P15:07(県道220、県道16、R370、R169)=御所南IC(京奈和道)=橿原高田IC(R165、県道30、R165)=柏原IC(西名阪、近畿道)=高槻18:10
台高北部の薊岳から桧塚奥峰にかけて広がるブナ林を愛でるトレッキングだ。大又駐車場から石ヶ平谷左尾根で薊岳を経て奥峰経由明神平へ戻るつもりだ。初めてのルートで薊岳へ登るので、余裕を見て高槻を出発し、R169から東吉野を経て大又駐車場に朝早く到着だ。
駐車場から四郷川(しごうがわ)左岸沿いに林道を戻り、石ヶ平谷右尾根ルート登り口を左に見て橋を渡る。右岸沿いに駐車場から1キロほど下ると石ヶ平谷左尾根林道分岐だ。ここを左に折れ、堰堤間際の鉄板橋を渡って鎖ゲートを過ぎ、急な地道林道に入る。急斜面の植林帯をジグザグに上る。時々林道分岐があるが尾根芯に近い方を選び、杉美林帯を登り続ける。Ca1070付近で尾根芯と交差するが、ここから尾根芯を辿るほうが良さそうだ。尾根を回り込んだCa1090が林道終点、杉林の急坂に取り付き尾根芯めがけて登る。左が植林帯、右が自然林の稜線を登り続け、Ca1280付近で広葉樹林の岩稜を乗り越え、薄雪の急坂を登ると稜線出合だ。四郷川から山頂まで標高差約800メートルのうち500メートルを林道で登ってきた勘定だ。大鏡池から来ている登山道と合流して急なヤセ尾根を登ると雌岳だ。更に木の根の絡まった岩稜帯をちょっと進むと薊岳の岩頭だ。透明度がよければ台高の峰々は無論、大峰山脈が見渡せる大展望が期待できるが、今回は春霞のためかすかに高見山が望める程度だ。
(大又Pから林道を戻る)
(右尾根R登り口を見て橋を渡る)(石ヶ平谷左尾根林道分岐)
(植林帯をジグザグに進む) (P790杉美林帯を上る)
(Ca1070尾根芯を巻く)
(Ca1090林道終点)
(植林帯の急坂を登る) (Ca1200自然林と植林帯尾根)
(Ca1280広葉樹林尾根)
(薄雪の急な尾根を登る) (稜線出合)
(雌岳)
(ヤセ尾根を行く) (薊岳岩頭)
(薊岳頂上から春霞の展望)
山頂からP1334の後方に国見山を正面に見ながら稜線を下り、ブナ尾根をしばらく辿ると石ヶ平谷右尾根ルート合流点のピークだ。鳥獣保護区の赤い看板があるのですぐ分かる。斑模様に薄雪の残るブナ尾根を少しばかりアップダウンしながら東進、P1334、P1321を過ぎて上り坂を頑張ると前山だ。明神平の草原を見下ろしながら稜線をなだらかに下り、三ッ塚で明神平を左に分け稜線を進む。一面に雪の残るブナ林を左斜面に見ながらしばらく稜線を登ると一通過点の明神岳だ。直ぐ先で千石山へ向う縦走路と別れ、左へ緩斜面のブナ林を下る。芽吹く前の寒々としたブナの森を進み、判官平を経てP1394でヒキウス平を右に分け幅広尾根を進むと桧塚奥峰だ。
(国見山を正面に稜線を下る)
(ブナ尾根を行く) (右尾根出合ピーク)
(P1334付近を進む) (P1321付近を行く) (明神平の見える前山)
(稜線をなだらかに下る) (明神平分岐を振り返る)
(明神岳)
(ブナ林をなだらかに下る) (幅広尾根を進む)
(判官平)
(P1394でヒキウス平分岐)
(桧塚分岐) (奥峰山頂)
きょうの奥峰からの展望は霞がかかり、台高の峰々がようよう望める程度だ。山頂でドローンを飛ばしているのを眺めながら昼食後、ここからチェーンスパイクを着けて下山だ。腐り始めた積雪を踏み締めながら往路通りに戻り、三ッ塚から人のいない広々とした草原を下る。あしび山荘前で休憩後、明神平から山道を下る。水場を通り、ヒメシャラの道を下り、谷筋を渡って明神滝の横を下る。数回渡渉して倒木のある林道始点から荒れた路面を注意して下る。登山届けのあるゲートを過ぎ、薊岳へ向うダイコウドウ谷ルート登り口の梯子を左に見て少し下ると大又駐車場だ。
大又駐車場から薊岳へ直登するルートとしては、きょうの石ヶ平谷左尾根が標高約1000メートルまで林道があるので登り易いルートだ。薊岳から奥峰に至る稜線には落葉広葉樹林が続き、芽吹き前の冬枯れたブナ林を小鳥のさえずり声を聞きながら歩くのも快適だ。
(奥峰頂上から台高山脈を望む)
(明神岳まで戻る)
(明神平分岐を左へ下る)
(明神平の大ブナ)
(明神平を下る) (明神平を振り返る)
(ヒメシャラの道を下る)
(林道ゲート) (ダイコウドウ谷ルート登り口) (大又P)
★道で出会った花(花はなし)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・山と高原地図 大台ケ原・高見山・倶留尊山
・2万5千分の1地形図 大豆生(まめお)
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