桟敷ヶ岳(895.8m)

 

★ひとこと   「大森からミツバツツジの尾根道で山頂を経て飯森山へ」

桟敷ヶ岳山頂


★行った日   2018年4月16日(月) 晴時々曇  単独

★コース
高槻6:13(R171、R162、地方道、林道)=8:01林道自転車P8:07(林道)=8:18大森キャンプ場P8:30→薬師峠9:05→10:12都ながめの岩10:24→鉄塔10:32→10:40(895.8m)桟敷ヶ岳10:46→ナベクロ峠11:19→(754m)自転車ピーク12:03→(794m)飯森山12:29→12:45反射板(昼食)13:08→林道始点13:23→13:32林道自転車P13:37=自転車(2.4km)=13:58大森キャンプ場P14:13(地方道、R162、府道363、R477、府道405、府道6)=高槻15:54

 冬季に京都の加茂川の堤防から北方に白い丸い山が二つ見えるが、右の蓬莱山に対して左が桟敷ヶ岳だ。加茂川源流の雲ヶ畑にある志明院からよく登られてるが、今回は大森からアプローチだ。京都市街を抜け太秦から周山街道を北上、高雄を過ぎて小野郷にて右折、しばらく山間を進むと大森リゾートキャンプ場だ。自転車のブレーキが甘くなって危なくなってきたので、ネットで格安折りたたみ自転車を購入、きょうはその試乗だ。しばらく大森林道を北上すると徐々に悪路となり、倒木や落石で進めなくなった地点に自転車をデポ、元へ戻って大森キャンプ場駐車場(600円)にとめる。
 岩屋不動・雲ヶ畑(徒歩)の道標通りに赤い橋を渡る。大森と雲ヶ畑を結ぶ生活道路の面影を残す古びた石垣の道を進む。谷沿いに杉林を15分ほど登ると二又があり、左にとって倒木があるが広い道を登り続けると約30分で杉林を抜けて落葉樹の小広場の峠だ。雲ヶ畑からの道と合流する六地蔵の祀られた薬師峠だ。峠からモミの木の立ち並ぶ左の尾根道をなだらかに登り、彩り豊かなコバノミツバツツジが点在する疎林帯を進む。朝日に映える新緑の美しいブナ林が斜面に広がっている。やがて反射板のある岩茸山の東斜面をトラバースして広々とした谷筋を上り、ミズナラなどの落葉樹の森を過ぎると都ながめの岩展望所だ。PM2.5のせいか、梢越に見える筈の京都市街は霞んでいたが、東に薄く比叡の山並みが望めた。

  (大森キャンプ場Pを出発)  (赤い橋を渡って薬師峠へ向う) (古道らしい石垣の道を行く)

    (植林帯を上る)      (六地蔵の祀られた薬師峠)    (モミの木の尾根道を進む)

(コバノミツバツツジの道を行く) (朝日に映える新緑が美しい)     (ブナの若葉)

 (P811岩茸山裾をトラバース)    (Ca800谷筋を上る)       (落葉樹の森を行く)

                (都眺めの岩から霞んだ京都市街を望む)

 アセビの多い展望所から芽吹く前の寒々とした落葉樹の並ぶ疎林帯を進むと高圧鉄塔だ。西にはこれから向う飯森山初め天童山など京都周辺の山々が霞んでいた。一旦下って登りかえすと林間平地の桟敷ヶ岳三角点広場だ。かつて東の展望がよかったが木々が成長してあまり見晴しはよくない。山頂から樹林帯尾根を北へ下り、灌木のちょっと薮っぽい道を尾根を外さないようにしばらく進むと大森へ下る道もあるナベクロ峠だ。峠から尾根を少し登ると見晴しのよい高圧鉄塔のたつ広場、東北へ下ると祖父谷峠だが西へ城丹尾根を進む。ここでちょっと失敗、P842の北側鞍部を通るべき所を郡界尾根を直進してしまい、あわてて進路修正だ。Ca830ピークを経て尾根を進むと北面が伐採地のネット沿いの道だ。

  (都ながめの岩展望所)   (鉄塔から天童山方面を望む)    (桟敷ヶ岳三角点)

   (山頂から稜線を下る)     (城丹尾根起点の鉄塔)        (樹林帯を進む)

 (P842の北鞍部へ方向修正) (Ca830ピークに立ち寄る) (Ca800城丹見晴し尾根を行く)

               (自転車ピーク付近から霞んだ北方を望む)

 北方に連なる若丹尾根を眺めながら一旦下って登りかえすと自転車ピークだ。10年以上前から自転車が放置されている。爽やかな稜線を進み、鞍部の大森林道分岐を過ぎて登りかえすと一通過点の飯森山だ。尾根の方向を西北から西南に変えて急坂を下り、鞍部で大森林道を左に分けて登りかえすと2連の反射板だ。ここで意外に寒い風が吹き付けてきたので目前の天童山をあきらめて風を避けて窪地で昼食だ。熱いコーヒーで元気を回復、鞍部まで戻って植林帯を大森林道に向って下る。途中で飯盛山・城丹尾根鞍部からの道を合わせて少し下ると大森林道出合だ。車も通れないような林道を10分ほど下ると自転車デポ地点、荒れた路面にハンドルを取られながらしばらくゆっくり下るとキャンプ場Pだ。帰りは京都市街の混雑を避けて亀岡経由で順調に帰阪した。
 薬師峠からコバノミツバツツジに彩られたなだらかな尾根道が続き、都眺めの岩付近の広葉落葉樹の森も所々で展望の開ける美しい所だ。また、山頂から天童山へ続く展望豊かな疎林帯城丹尾根も素晴らしいが、道標や目印の類はあまりないので要注意だ。

 (飯森山へ城丹尾根を行く)     (展望稜線を振り返る)     (Ca780自転車ピーク)

 (爽やか稜線を西進)        (一通過点の飯森山)         (反射板ピーク)

(Ca730鞍部から大森林道へ)    (植林帯の谷筋を下る)       (大森林道始点出合)

  (林道自転車デポ地点)      (沿道を飾るヤマブキ)   (林道を大森キャンプ場Pへ)

★道で出会った花 

   タチツボスミレ(薬師峠)   ボタンネコノメソウ(薬師峠)  コバノミツバツツジ(薬師峠)

    ムシカリ(岩茸山)         アセビ(都眺め)       シハイスミレ(桟敷ヶ岳)

    タムシバ(ナベクロ)       キランソウ(自転車P)       ?(自転車P) 

    ミヤマカタバミ(林道)       ヤマブキ(林道)        ミヤマキケマン(林道)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       京都北山
・2万5千分の1地形図  周山

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