亥谷山(688.5m)

 

★ひとこと   「巡視路ルートから亥谷山を経てヒヨ山へ周回」

輪内(わうち)中学校付近から亥谷山を望む


★行った日   2018年11月25日(日) 晴 単独

★コース

(道の駅)海山6:31(R42)=海山IC(熊野尾鷲道)=賀田IC(県道70)=賀田町巡視路P7:15→林道登山口7:35→8:26鉄塔25 8:35→9:44(688.5m)亥谷山9:58→道間違い戻る10:20→11:24ヒヨ山(比獻峠)(昼食)11:45→車道出合12:57→13:12賀田町巡視路P13:20(県道70)=賀田IC(熊野尾鷲道)=熊野大泊IC(R309、R169、R309)=御所南IC(京奈和道、大和高田BP)=葛城IC(県道30、R165)=柏原IC(西名阪、近畿道)=高槻17:45

 尾鷲まで折角訪れたので干支を先取りして亥谷(いがたに)山だ。木本・尾鷲間のかつての難路矢ノ川(やのこ)峠の南に位置し、いまは熊野街道から容易にアクセスできる賀田(かた)湾沿いの山だ。ゆっくり(道の駅)海山を出発、便利になった熊野尾鷲道で賀田へ向うと1時間かからずに亥谷山巡視路コース登山口へ向う林道だ。山間に入る手前に数基の墓があり、周辺に数台分のスペースがある。
 舗装林道を亥谷沿いに進み、橋を渡って地道になった所に数台駐車可能な拡幅部があり、その先で斜面が崩落して車は通れない。イノシシ垣を左下に見て荒れた林道をしばらく進むと巡視路コースの登山口だ。イノシシ垣は猪を里に侵入させないために高さ1メートル幅30センチほどの石組みの垣根を山との境界に設置していたものだ。標高差200メートルほどの急な植林帯をジグザグに登ると鉄塔25の立つ尾根だ。やや勾配の緩くなった南面が植林で北面が照葉樹の尾根を何回か岩場を乗り越えて登ると亥谷山から南西に伸びる稜線の鞍部に上がる。ここから高木も点在する自然林の稜線を壊れた所もある鹿よけネットに沿って進むと鉄塔23の立つ亥谷山三角点だ。山頂の東南面が一部切り開かれて賀田湾の彼方に熊野灘が望める。山頂から東へ岩場の梯子を下ると東隣のピークとの間の鞍部だ。岩峰の巻道と誤認して北へ伸びる巡視路のリボンを追って少し下ってから元の鞍部へ戻る。

(賀田町巡視路コースPを出発)    (林道の橋を渡る)          (林道崩落地点)

   (荒れた林道を行く)        (巡視路コース登山口)    (急坂の杉林を登り続ける)

  (鉄塔25で稜線に乗る)    (北面自然林の稜線を登る)  (Ca490鞍部へ上るプラ階段)

(山頂に近い高木の尾根を登る)(北方の八鬼山に連なる尾根)  (鉄塔のある亥谷山頂上)

(山頂の樹間から尾鷲湾を望む) (山頂から北へ岩場を下る)    (間違って北尾根を下る)

 東隣のピークへ登ると共聴アンテナが放置され太い同軸ケーブルが伸びている。岩稜交じりの自然林の稜線を辿るが、先ほどの同軸ケーブルがよい目印だ。ヒメシャラもある雰囲気のよい高木の尾根をしばらく進むとP551のヒヨ山だ。早めの昼食後、主稜線から別れて南尾根の植林帯の急坂を下る。Ca430で道標通りに同軸ケーブルとも別れて西南へ枝尾根を下る。表示に基づきCa310から東へトラバース、踏み跡を辿って杉林を下るが、ここ以降の道標やリボンを見失い、地形図の等高線の荒そうな尾根を下る。時には照葉樹林の薮に突っ込みながら下るとミツバチの巣箱の放置された所へ出て、イノシシ垣を乗り越えて細い道を下ると車道出合だ。山裾の道を西進、ヒヨ山コース?の登山口を経て駐車場所へ帰りついた。ヒヨ山コースは登るときには良いが、下りは迷い易いコースだ。時刻も早かったので高速代を節約、休日渋滞に遭いながら奈良県縦断コースで帰阪した。
 急坂の続く意外に厳しい干支の山だ。巡視路コースは鉄塔番号表示や道標が完備されているが、ヒヨ山コースは道標が所々にあるが踏み跡は薄く、下山時の道迷いに要注意だ。山頂付近の所々で見渡せる熊野灘が綺麗だ。

 (東ピークに残る共聴アンテナ)(北方の八鬼山に伸びる稜線)   (同軸ケーブルに沿って下る)

   (高木の尾根を下る)       (低標高でもヒメシャラ尾根)     (ヒヨ山(比獻峠))

(Ca430でケーブルと別れ右へ)  (Ca310で左へトラバース)   (等高線の荒い尾根を下る)

(イノシシ垣を越えて細道を下る)   (人家の横から車道へ)    (ヒヨ登山口の前を通る)

★道で出会った花

  タイキンギク(林道)            ?(林道)            ?(林道)


     チャノキ(林道)        リュウノウギク(林道)        ヤクシソウ(林道)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  賀田(かた)

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