ポンポン山(678.8m)天王山(270m)

 

★ひとこと   「尾根コースで本山寺経由ポンポン山を経て西山古道で天王山へ」

天王山から大山崎を望む


★行った日   2018年1月4日(金) 快晴 単独

★コース

 神峰山口BS7:48→尾根コース登り口8:12→東海自然歩道合流9:35→9;42本山寺9:50→天狗杉10:14→10:48(678.8m)ポンポン山11:10→(631.0m)釈迦岳11:40→12:10京青ノ森12:17→12:31展望台(昼食)13:02→楊谷寺分岐13:34→浄土谷分岐13:46→小倉神社分岐14:11→(270m)天王山14:36→15:26JR山崎駅15:31(JR)=JR高槻駅15:40

 今年の初歩きは、昨年の台風禍による山道の荒れ具合の確認も兼ねて近場のポンポン山だ。原から尾根コースで本山寺経由ポンポン山へ登り、西山古道で天王山へ下る計画だ。久しぶりの公共交通機関を利用、高槻市バスで神峰山口バス停下車だ。
 バス停から本山寺古道へ向うが新名神は開通しても古道は通行止が続き、仕方なく原大橋を渡って新名神の高架橋下から芥川左岸沿いの小径を進む。沢筋から本山寺古道へ合流する道を右に見て芥川左岸を直進すると川沿いに取水施設のある尾根コース登り口の小広場だ。道標はないがテープやリボンが頻繁に付いている。はっきりした道形が尾根筋にあるが、倒木や崩落があるため適当に斜面をよじ登る。皆伐状態の倒木はなく、尾根筋の倒木を迂回しながら登り、Ca340のピークで東側の稜線に乗りかえ、倒木の合間をぬってなだらかに稜線を北上するとP440だ。P440から切断された倒木もある整備されつつある尾根道となり、いまは通行止の本山寺古道の谷道や尾根道を合わせた先で東海自然歩道に合流だ。車道をしばらく進むと静かな本山寺、今年の安全登山を祈願して手を合わせ、本堂横手から倒木が整理された道を進むと再び東海自然歩道合流だ。気のせいか倒木のせいかすっかり上空が明るくなった遊歩道を北上、路上は片付けられているが斜面に多数の大木が無残に倒れている所がP639の天狗杉だ。明るくなったピークに存在感を示している2本杉の大木を後に、倒木をくぐって進む。全く倒木のない杉植林帯の尾根を通り抜け、所々で倒木があるが、歩き易いように整備された尾根道を進むとポンポン山三角点広場だ。北には雲海に閉ざされた亀岡盆地や愛宕山、南には霞むビル群やひときわ目立つアベノハルカスが望めた。ポカポカ陽気の日差しを浴びてしばし休憩後東へ向い、東海自然歩道と別れて釈迦岳へ、倒木はすべて処理されて通行に支障なしだ。釈迦岳の先で1月前に通った大杉方面と別れて倒木の尾根筋を下ると、倒木の切り株が目立つ善峰寺分岐点のベンチだ。

  (本山寺古道は通行止)  (高架橋下から芥川左岸の小径へ)  (尾根コース登り口)

(倒木もある急な枝尾根を登る) (倒木の多いCa360尾根)  (P440を過ぎると歩き易い道)

   (東海自然歩道に合流)       (静かな本山寺)       (整備された登山道を行く)

    (天狗杉は無事)     (倒木整備中の登山道を行く)    (ポンポン山頂上)

  (雲海の亀岡方面と愛宕山)   (東海自然歩道を東進)   (自然歩道から釈迦岳へ分岐)

(大杉を右に分け長岡京方向へ)  (倒木が多くなる尾根道)   (善峰寺分岐点のベンチ)

 ベンチを後にして、倒木はあるが通行に支障がないように整理された細尾根を下る。途中の休憩ベンチの樹間から市街地が俯瞰できる所もあり、赤松の茂る雰囲気のよい道だが倒木の多い山道を下ると京青ノ森四差路だ。大沢へ下る林道を右に見て林間のだらだら坂を上り、峠から西山古道を楊谷寺方向へ向かう。ベニカンの打球音の響くコース沿いの道を進み、高圧線の切り開きをちょっと下ると丸太の展望台だ。長岡京の丘陵地帯を経て京都市街、その先の比叡山稜を眺めながら昼食だ。熱いコーヒーでフレッシュアップ、古道を南下、支障となる倒木のあまり目立たない尾根道を進み、立石橋を左に分け、羊歯尾根を過ぎて急坂を下ると谷筋出合のこもれび広場だ。沢を渡って登り返すと楊谷寺へ向う車道出合、少し車道を下って竹薮の短絡路を経て浄土谷分岐から天王山へ向う。だらだら坂を根気よく頑張り、Ca270付近の倒木を乗り越えたり迂回したりして倒木帯を通過するとP305付近の小倉神社分岐だ。ここから天王山山頂分岐までは倒木処理が進んでいるようで、倒木越えに難渋する箇所はない。山頂分岐から振り返ると通行禁止の表示がヒラヒラしていた。倒木処理中の道で天王山を経て酒解神社から宝積寺へ下山だ。途中の展望台からの大山崎の眺めは、形勢を見定める地の利を髣髴とさせる景観だ。急な石段混じりの参道を下るが、途中で竹の根を引っ掛け見事前方転倒、ちょっとした打ち身とパーカーを少し破いただけで済み、宝積寺にお礼の手を合わせ、すぐ来たJRで帰阪。
 好天に恵まれ、倒木や木々の枝葉が落ちた関係で山道が明るくなり、北摂の自然を楽しむことができた。東海自然歩道はじめ西山古道などよく利用する山道は関係者のご尽力で支障なく歩けるが、天王山の一部と本山寺尾根コースは歩き難い所もあるので要注意だ。

  (倒木の尾根道を下る)    (京青ノ森四差路のベンチ)  (ベニカン横西山古道を行く)

      (西山古道展望台)       (尾根道を南へ下る)      (こもれび広場)

    (楊谷寺分岐を東へ)     (浄土谷分岐から天王山へ)      (倒木を迂回したり)

     (倒木を乗り越えたり)       (小倉神社分岐)      (整備中のハイキング道)

    (天王山頂上広場)     (天王山展望台付近を下る)        (R山崎駅)

              (天王山から三川合流地点を望む)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図

★地  図
(1)神峰山口BS〜ポンポン山〜楊谷寺分岐

(2)楊谷寺分岐〜天王山〜JR山崎駅

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図  高槻、法貴、淀、京都西南部

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