国見岳(1126m)大兀山(1083m)御座峰(1070.1m) ★ひとこと 「国見峠から春の花を求めて伊吹山北尾根へ」 ★行った日 2019年5月3日(金祝) 晴薄曇 単独
★コース
高槻5:12(名神)=関ヶ原IC(関ヶ原BP、県道53、県道260、県道259、県道32、国見林道(岐阜県側))=8:06国見峠8:20→鉈ヶ岩屋分岐8:39→中継所跡9:11→9:18(1126m)国見岳9:25→(1083m)大兀山10:03→10:33(1070.1m)御座峰10:49→12:19静馬ヶ原P1149(昼食)12:47→14:02御座峰14:06→大兀山14:35→国見岳15:09→15:46国見峠15:55(国見林道(滋賀県側)、県道40、R365)=伊吹薬草の湯(県道248、R21)=米原IC(名神)=高槻21:15 晩春の花を求めて国見峠から伊吹山北尾根だ。関ヶ原から岩手峠越えは通れないので池田町回りで春日町を経て国見峠だ。2台先着して出発準備中だ。国見林道は通行止が多いので最悪スキー場から歩くのを覚悟していたが、国見峠を経て滋賀県側も開通しており、大阪から来る場合この林道を利用すると2時間で着く。 晴天ながら霞がかかって見通しは悪く、霞んだ伊吹山を眺めつつ石仏に一礼して傍らの登山道を登り始める。余談ながら峠から対面の尾根に切り開かれた登山口があり、虎子山へ登山道が整備されたようだ。尾根伝いに樹林帯の登山道をしばらく登り、林道不通時にスキー場横から登ってくる道と鉈ヶ岩屋(なたがいわや)分岐で合流だ。道端には色々なスミレやヤマエンゴサクが顔を揃えだした広葉樹の上り坂を登り、国見岳へのガレ場の斜面を満開のヒトリシズカを撮りながら登ると旧KDDIの中継アンテナ塔のあったススキ原の平地だ。草地から北方眼下の集落の奥に貝月山が存在感を示しているが越美国境の山々は霞の彼方だ。平地から樹林帯を通り抜けると春日町の谷筋が真正面に見える国見岳だ。苔むした石灰岩塊の続く歩き難い灌木帯の尾根道を正面に大兀山を見ながらなだらかに下り、鞍部から樹林帯を登りかえすと大兀山だ。国見岳と似てピークらしくない稜線上の一通過点だ。少し下ると展望のよい平坦な灌木帯の尾根道が続き、最後に登りかえすと灌木に囲まれた小広場の御座峰だ。灌木帯の尾根道をなだらかに下ると樹林帯の燕平(P983)だ。自然環境の変化か害獣の影響か分からないが、全面開花を期待していたカタクリは数輪だけだ。ヤマシャクヤクはあちこちに可愛い蕾を付け、花季の終わったザゼンソウは大きな葉だけだ。 最低鞍部を通り抜けてムシカリが咲きバイケイソウの葉っぱが点在する笹薮の道を登ると静馬ヶ原ピーク(P1149)だ。北を振り返ると、国見峠から通ってきた北尾根が綺麗に並び、その延長線上に虎子山やブンゲンが行儀よく連なっているが、越美国境の峰々は霞の彼方だ。前面には山頂へ伸びるドライブウエーが山肌を通り、かつては伊吹山山頂のお花畑を楽しんだが、今はドライブウエイ歩行禁止でここまでだ。静馬ヶ原ピークの岩頭で昼食中、北尾根入口に止まった観光バスから20数人の団体さんが降り、北尾根縦走のようだ。復路も通常の下山と異なり、燕平、御座峰、大兀山、国見岳の四つのピークを越える。今年になって体力弱体化が急速に進みだしたのでしんどいルートだ。途中で団体さんに先に行かせてもらって計画より1時間遅れで国見峠帰着だ。帰宅準備中に上がってきた例の団体さんのお迎え観光バスを横目に滋賀県側へ国見林道を下る。岐阜県側より走り易いが、所々に散乱している尖った落石にバースト注意しながら下り、伊吹薬草の湯で汗を流し、連休渋滞のノロノロ運転で気楽に帰阪した。 ★道で出会った花 シハイスミレ(国見岳) ナガバノシハイスミレ(国見岳) ミヤマカタバミ(国見岳) ハクサンハタザオ(国見岳) カンスゲ(国見岳) ネコノメソウ(国見岳) タチツボスミレ(大兀山) フッキソウ(大兀山) イチリンソウ(大兀山) コバノミミナグサ(大兀山) ?(御座峰) ミツバツチグリ?(御座峰) ヒメレンゲ(P983) カタクリ(P983) ハシリドコロ(P983) バイケイソウ(静馬ヶ原) ムシカリ(静馬ヶ原) エンレイソウ(静馬ヶ原)
★ルート断面図
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