横山岳(1131.7m) ★ひとこと 「晩春の花を求めて白谷から横山岳を経て東尾根へ」 ★行った日 2019年5月8日(水) 晴 単独
★コース
高槻5:07(名神、北陸道)=木之本IC(R303、網谷林道)=7:12白谷登山口P7:28→林道終点7:47→横山岳林道出合8:17→白谷別れ8:25→10:31望横展望台10:39→12:02(1131.7m)横山岳(昼食)12:33→(1132m)東峰13:03→13:38金居原分岐13:47→東尾根登山口14:26→14:57白谷登山口P15:05(網谷林道、R303、R161、湖西道路)=京都東IC(名神)=高槻18:08 余呉の花の名山横山岳だ。山野草の豊富な白谷から山頂を経て展望とブナ林の東尾根へ周回の計画だ。美濃の山を訪れるときにお馴染みのR303を木之本から東進、杉野から網谷川沿いの林道を進むとすぐに大きな駐車場や案内施設の建つ白谷登山口だ。今まで菅並から登る機会が多くて杉野側の記憶はほとんどなく、木漏れ日を浴びつつ新鮮な気持ちで登山口を出発だ。 白谷ルートの道標を見て林道に入り、草花の咲き乱れる林道をしばらく遡ると山道になり、白谷を渡渉しながら小滝を愛でつつ進む。上前方に林道のガードレールを見ながら沢筋をつめ、最後にロープ場の急坂を上ると横山岳林道出合だ。林道を左へ少し下り、橋の手前から再び白谷沿いの山道に入り、連続する小滝を見ながら遡り、経の滝の高巻き道を登る。ここで失敗、枝尾根を越える所でけもの道の急坂を小木を頼りに登り続け急坂の踊り場で間違いに気付く。上には三高尾根道が通っているのでこのまま登坂を続けることに決定、けもの道を辿る。勾配が多少緩んでもトゲのある蔓の交じる谷筋の灌木帯の登坂は疲れる。けものは通れても人間は通れない木の枝などを避けたり、ずるずる滑る砂地の急坂に往生しながらやっと枝尾根に逃れ、ブッシュの薮コギをしながら頑張ると三高尾根の望横展望台手前に飛び出す。実に白谷から三高尾根まで標高差250メートルを2時間かかり、体力弱体化のせいもあってくたくた、展望台で尻に根が生えてしまった。前方に横山岳山頂を眺めながら広葉樹の疎林帯のなだらかな美しい尾根道をしばらく進む。やがて標高千米を超えてハルリンドウやイカリソウが姿を見せると勾配が急になり道端のブナも太くなってくる。振り返ると琵琶湖方面の美しい展望のよい急な岩稜帯を過ぎると間もなく横山岳山頂だ。 残雪期の山頂は物置小屋も殆んど雪に埋もれ、展望豊かな山頂だったが、今回は西側が少し見通しがあるが殆んど眺望ゼロだ。物置小屋の上からも木々が生長して見晴しはよくない。無人の山頂で昼食中、近在の消防団の数名の方々到着、訓練?および見回り監視登山のようだ。登山者の安全もこれ等の方々のお陰だ、感謝。到着する登山者も増えてきたので初めての東尾根へ向う。ブナ林の次のピークを抜けるとムシカリやタムシバの咲く灌木帯となり、すぐに遮るもののない展望豊かな東尾根道だ。東には越美国境の稜線越しに真っ白な白山が頭をのぞかせ、西には霞んだ琵琶湖を眺めながら稜線を進むと山頂(西峰)から30分ほどで東峰だ。すぐ下の岩頭が展望ポイント、残雪期に歩いた谷山から左千方の稜線、大タワから猫ヶ洞への尾根などが意外に近くに望めた。東南には足下にお馴染みのR303が切れ切れに見え、その彼方に金糞岳が存在感を示している。西南には北琵琶湖の入江や余呉湖が山ひだの合間に鈍く光っているのが絶景だ。 (左に見える余呉の山々) (右に見える琵琶湖) (ブナ林尾根をなだらかに下る) 存分に景色を楽しんでから下山開始、しばらく綺麗なブナ林が続くが比較的細く、若いブナ林のようだ。タムシバやイワウチワの咲き残るブナ林をなだらかに30分ほど下ると金居原分岐だ。ここで東向きの主稜線と別れて南向きの急な稜線を下り、地形図の550等高線付近の草原から西へ急坂を回りこむと横山岳林道出合の東尾根登山口だ。ちょっと先の網谷林道出合から網谷沿いに約2キロ林道を下ると白谷登山口だ。帰りは琵琶湖西岸の一般道で渋滞もなく往路の2時間プラス1時間で帰阪だ(高速料金差2430円)。 ★道で出会った花 シャク?(白谷) ヒメオドリコソウ(白谷) タネツケバナ?(白谷) クルマバソウ?(白谷) チゴユリ(三高尾根) アマドコロ(三高尾根) キランソウ(三高尾根) ハルリンドウ(三高尾根) ヤマシャクヤク(三高尾根) イワナシ(東尾根) ムシカリ(東尾根) ミヤマシキミ(東尾根) コアジサイ(東尾根) ゴヨウアケビ(東尾根) コキンバイ?(網谷)
★ルート断面図
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