六甲山(931.3m)

 

★ひとこと   「有馬から白水尾根で六甲最高峰を経て番匠屋畑尾根へ」

快晴の六甲最高峰


★行った日   2019年12月9日(月) 快晴 単独

★コース

高槻7:13(名神、中国道)=西宮北IC(県道82、県道98、県道51)=8:19有馬温泉瑞宝寺P8:28→十八丁橋BS8:46→石垣堰堤9:04→9:32展望所9:40→船坂谷分岐10:23→10:38(771.1m)白水山10:47→旧車道出合11:30→一軒茶屋11:42→11:52(931.3m)六甲山最高峰(昼食)12:25→極楽茶屋跡13:08→13:47△752 13:55→14:21(801m)湯槽谷山14:27→(619m)灰形山14:57→落葉山分岐15:16→落葉山登山口15:27→15:55有馬温泉瑞宝寺P16:10(県道51、県道98、県道82)=西宮北IC(中国道、名神)=高槻17:10

 雲一つない快晴に誘われ、自宅から1時間で行ける有馬に車を置いて六甲山だ。芦有道路ゲートに隣接した有馬温泉瑞宝寺P(平日600円土日1000円)から出発だ。
 山間にただよう朝霧を横目に有馬街道を宝塚方面へしばらく進む。朝日に映える正面の山肌に広大な霊園が姿を現し、その畔の十八丁橋バス停手前を右折して山間の道を進む。霜で真っ白な畦道から雑木林に入り、堰堤を越えて導水路沿いの落葉絨毯の道を木漏れ日を浴びつつ進むと石垣堰堤で道は終点だ。石垣に沿って左へ上り、プチ薮コギでテープを拾いながら雑木林を登り、白水峡の崖縁をなぞるようにアップダウンしながら進む。崖上の樹間から所々で視界が開け、広大な白水峡が俯瞰でき、足元から切れ込む峡谷に足がすくむ思いだ。照葉樹のプチ薮をP461付近を過ぎて少し登ると、かつてここを下ってきた時に間違えたCa500の分岐だ。ここを南下すると途中から踏み跡も消える白水峡東尾根、表示もテープもないので下りの場合は要注意だ。白砂の尾根に小松が点在する庭園のような美しい尾根を進むとCa540の展望ピークだ。ここから庭園尾根越しに望む三田方面の景色は絶品だ。正面上方の芦有道路のガードレールを眺めたりしながら一旦下り、岩稜もある雑木林の尾根をアップダウンを繰り返しながら登ると船阪谷分岐ピークだ。さらに疲れた身体に鞭打ってひーひー言いながら頑張るとほとんど展望のない白水山だ。

(朝霧を横目に有馬街道を北上)(十八丁橋BSから山間の道へ)  (白霜の丘陵地を進む)

 (木漏れ日の雑木林を行く)     (堰堤を越えて進む)    (導水路沿いの枯葉の道を行く)

 (終点の石垣堰堤手前を左へ)(テープを拾って雑木林を登る)   (崖縁から白水峡を覗く)

 (照葉樹林の踏み跡を登る) (見晴し尾根から三田方面を望む)(休憩の適所Ca540展望所)

 (アップダウンを繰り返し登る)    (船坂谷分岐ピーク)        (岩稜帯を登る)

 陽光に輝くミヤコザサ?の林床に樹木が影を落す雰囲気のよい尾根道を進み、Ca840のT字路の垂線で交差して右方向へちょっと進むと旧車道出合だ。神戸市と西宮市境界標識がガードレール切れ目にある場所が白水尾根入口だ。光る笹原の旧車道を進み、H7大震災で廃道化した現象の説明盤を過ぎると六甲全縦走路出合だ。車道をショートカットするようになだらかに登って下ると魚屋道と交差する一軒茶屋だ。左下方に広がる阪神間の市街地や大阪湾を眺めながらしんどいコンクリの車道を登り、自衛隊のアンテナ塔を過ぎると六甲最高峰だ。きょうは快晴で透明度はよかったが遠方は少し霞み、北方には丹波や播磨の山並み、東方には霞の中の大阪梅田のビル群や霞上に生駒山が頭を出し、南方には輝く海面に関空が浮かび岬半島の突端に友ヶ島が視認でき、西方には明石大橋は視認できなかったが淡路島が霞んでいた。神戸の湾岸が見える山頂の大石の上で定番の昼食後、西山上のアンテナ群めざして長い階段を下り始める。蛇行するドライブウエイを貫くようにアップダウンを繰り返しながら六甲全縦走路を進むと極楽茶屋跡だ。ドライブウエイと別れて有馬方面へ右折、紅葉谷道を右に見て左の番匠屋畑尾根を下る。

  (展望のない白水山三角点)   (笹の美しい尾根道を行く)  (雑木林の尾根を頑張って登る)

     (旧車道出合)        (H7大震災の説明盤)      (六甲全縦走路出合)

 (平日の閑散とした一軒茶屋)  (途中から大阪方面を望む)    (自衛隊のアンテナ塔)

(山頂から西のアンテナ群を望む) (山頂から関空を望む)      (六甲全縦走路を西進)

 (一軒茶屋跡から有馬方面へ)   (左の番匠屋畑尾根を下る)    (急な丸太階段下りが続く)

 標高差100の劇下り後だらだらとアップダウンを繰る返しながら、ロープウエイ鉄塔ピークや△752を過ぎて下ると鞍部の湯槽谷峠だ。左に逢山峡、右に紅葉谷を分けて直進、疲れた身体にしんどい標高差100を登り返すと展望のない湯槽谷山ピークだ。長い劇下り後、鞍部で鼓ヶ滝公園を右に分け、標高差50登り返すと灰形山だ。植林帯の現れ始めた尾根道を下り、右下に有馬温泉街を眺めながらヤセ尾根を経て鞍部の落葉山分岐を右折、温泉街へ下る。落葉山登山口から温泉街の車道を進み、一部短絡路を経てロープウエイ有馬温泉駅下を通って、魚屋道登山口、有馬稲荷前を経て道なりに進むと約30分で駐車場だ。
 終日快晴に恵まれ初冬の裏六甲の自然を楽しむことができた。特に、白水峡の鋭い峡谷美、白水展望尾根の庭園風景、ミヤコザサの尾根道などが印象に残った。月並みだが、六甲山頂からの大展望も素晴らしかった。

     (路上の△752)         (鞍部の湯槽谷峠)      (湯槽谷山へ向うプラ階段)

     (湯槽谷山ピーク)      (大木の並ぶ急坂を下る)     (鞍部の紅葉谷分岐)

      (灰形山ピーク)         (ヤセ尾根を通る)     (ヤセ尾根から温泉街を望む)

(落葉山分岐から有馬へ下る)    (細い側道を下る)         (温泉街に下る)

   (落葉山登山口を振り返る)   (ロープウエイ有馬温泉駅)      (稲荷神社前まで戻る)

★道で出会った花

    ミヤマシキミ(湯槽谷山)       モチツツジ?(灰形山)    センニンソウ (魚屋道登山口)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       六甲・摩耶・有馬
・2万5千分の1地形図  有馬、宝塚

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