多田ヶ岳(712.0m)

 

★ひとこと   「野代の妙楽寺から若狭の展望台多田ヶ岳ピストン」

多田ヶ岳から小浜を望む

★行った日   2020年3月26日(木)  晴  単独

★コース
高槻5:33(名神)=京都東IC(湖西道路、R161、R303、R27、地方道)=7:38妙楽寺駐車場7:48→登山口8:08→8:34休憩8:40→9:35P488 9:43→多田分岐10:30→10:50(712.0m)多田ヶ岳11:31→多田分岐11:44→12:21P488 12:28→大石(沢尻)12:51→登山口13:12→13:29妙楽寺駐車場13:38(広域農道)=多田寺13:50(広域農道、R162、府道368、府道19)=園部IC(京都縦貫道)=亀岡IC(府道407、府道46)=高槻16:18

 多田ヶ岳は青葉山や飯盛山ととに若狭三山の一座に数えられ、海上からの目印にもなっている小浜市街の南にある山だ。あすからなたね梅雨が続く空模様、きょうは貴重な晴れ間だ。一回り昔に野代から登ったことがあるが山頂からの展望がよかったこと以外は記憶になく、新鮮な気持ちで登れる山だ。春の彼岸も過ぎると夜明けが早くなり、薄明るくなってから出発しても琵琶湖西岸経由で約2時間で野代到着、妙楽寺の駐車場に止めさせていただく。
 広場から林道に入り、ネット扉を経て幾つかの分岐を多田ヶ岳の道標通りに進むと石の一本橋のかかる登山口だ。小さな瀬波戸の滝の右を高巻いて谷筋を遡り、トラロープの張られた滑り易い急斜面をトラバースし、椿の樹林を抜けるとCa180の二又だ。中間の尾根に取り付き、杉林を登ってから右の谷筋に下って沢沿いに進む。Ca260の明るい平地を過ぎてしばらく頑張ると大石の鎮座する谷尻だ。ここから杉林の急坂を抜け、枝沢の斜面をトラバースして山ひだの等高線を緩やかに横断していくとCa380広葉樹林の平地だ。ここで息を整え、杉林の急斜面を上り詰めると尾根出合P488だ。薄暗い斜面から解放されて初めて顔を見せた多田ヶ岳を眺めながら明るい尾根で小休止だ。左前方に山頂をチラチラ見ながら尾根の東斜面をなだらかに南下、地形図の崩落地を迂回して尾根を進む。左前方に山頂が見えているが、多田谷源頭部の山ひだをぬうように尾根の左側面を進むがなかなか近づかない。やがて斜めになった大木が現れ、その先が多田分岐だ。


 (多田ヶ岳の表示通りに進む)   (登山口の瀬波戸の滝)       (谷筋を遡る)

(椿の多い滑り易い斜面を行く)    (Ca180二岐付近)       (Ca260平地の大木)

    (沢尻付近から杉林へ)      (斜面をトラバース)     (Ca380平地から急な杉林へ)

   (P488尾根出合)      (尾根沿いのなだらかな道)    (崩落地手前から迂回路へ)

 (山頂を左に見て尾根を行く)  (等高線をなぞるように進む)   (大木の先で多田分岐)

 倒木で通過不能、道標が埋もれた所が多田分岐だ。直接斜面をよじ登り、登山道に合流して九十九折に急な樹林帯を登ると360度遮るもののない多田ヶ岳山頂だ。松と大岩が点在する山頂は庭園のよう、若狭三山の青葉山と飯盛山が西に並んでいる。山頂からは小浜市街の先に久須夜ヶ岳と大島半島に抱かれるように小浜湾が広がり、頭巾山などの若丹尾根、百里ヶ岳などの江若尾根、さらには東北に真っ白な白山が望めた。素晴らしい景観に浸りながらツマグロヒョウモンが乱れ飛ぶ山頂で早目の昼食を終えて下山開始だ。多田へ周回する手もあったが林道歩きが鬱陶しいので素直に往路通りに妙楽寺Pへ帰り着いた。帰りは湖西道路の渋滞を回避して周山街道から園部経由で帰阪した。
 山案内書にもあまり出ていない山だが山頂からの展望が秀逸だ。野代コースは道標も完備し、危険な所にはトラロープが設置されている。余談だが上り3時間下り2時間かかったが、12年前に比べて上り下りとも40分オーバー、体力低下が著しく息切れ頻発のしんどい山歩きだった。


  (倒木の巣の多田分岐点)   (倒木に埋もれた道標)    (九十九折に急斜面を登る)

(360度展望の多田ヶ岳三角点)(久須夜ヶ岳と小浜市街を望む)    (白山を望む)

           (多田が峰山頂から小浜湾、若丹尾根、江若尾根を望む)


   (青葉山を望む)      (山頂で遊ぶツマグロヒョウモン)  (登山口の一本橋へ戻る)

   (一輪だけ咲くキンポウゲ)      (妙楽寺Pに戻る)         (多田寺へ立ち寄る)

★道で出会った花

     ヤブツバキ(林道)        ミツマタ(二股)           キブシ(二股)

      アセビ(山頂)            ?(山頂)           ソメイヨシノ(林道)

    タチツボスミレ(林道)       キンポウゲ(林道)       シデコブシ(妙楽寺)

★ルート断面図

★地  図(GPS軌跡)
 
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  小浜、遠敷

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