蓬莱山(1173.9m)権現山(996m)

 

★ひとこと   「栗原から雪の融けた稜線を経て蓬莱山へ」

びわ湖バレイ


★行った日   2021年2月21日(日) 晴 単独

★コース
高槻6:55(名神)=京都東IC(湖西道路、地方道)=8:05栗原登山口P8:19→鎖ゲート8:29→9:05ズコノバン9:10→9:54(996m)権現山10:00→(996m)ホッケ山10:30→小女郎ヶ池11:01→11:41(1173.9m)蓬莱山(昼食)12:30→小女郎峠13:00→ホッケ山13:29→13:55権現山14:07→ズコノバン14:31→鎖ゲート14:53→15:02栗原登山口P15:17(地方道、湖西道路)=京都東IC(名神)=高槻16:42

 三週続けて日曜日に雪山へ出かけているが、いずれも雪の緩む暖かい日ばかりで、体力弱者は湿雪にお手上げだ。きょうも異常高温に近いので積雪ゼロの比良山系南端の蓬莱山だ。湖西道路から眺める蓬莱山は山ひだの残雪だけで黒々とした姿だ。未練たらしく持ってきたスノーシューを車に残し、4、5台とまっている栗原登山口を出発だ。
 雪のない登山口から林道を進み、鎖ゲートを過ぎて杉林の急な林道をゆっくり登るが、すぐに息が切れて立ち止まり多発だ。日陰の半融けの残雪を蹴散らしながら杉林を抜けると、葉を落とした高木が林立する明るいズコノバンだ。すぐ先の林道終点から明るい疎林帯の尾根登りだ。振り返ると樹間から霞のかかった湖南の岸辺がかすかに見えている。ブナも混じる急坂を着実に一歩一歩登ると、空の青さがまぶしい権現山だ。まだら状に雪の残る山頂広場から南の視界が開けているが、きょうは比叡山や琵琶湖が春霞にとけ込んでいる。倒木で小休止後山頂を後にして樹林帯尾根をなだらかに下り、ホッケ谷右尾根を右に分け、アセビなどの小木の間を抜け、最後に草原を登りきるとホッケ山だ。山頂から360度の大展望、北に蓬莱山、西に京都北山群、東から南にかけて霞む琵琶湖や比叡山が望めた。徐々に残雪の多くなってきた稜線を北上すると石仏の並ぶ小女郎峠手前ピークだ。白く凍った湖面の小女郎ヶ池が西方谷筋に望めたが、今回は省略だ。

  (雪のない栗原登山口)         (鎖ゲート)           (林道を登る)

      (ズコノバン)        (林道終点から尾根道へ)  (ブナも混じる急な尾根を登る)

      (ガレ場を頑張る)       (薄雪の残る権現山)         (霞む琵琶湖)

   (なだらかな尾根を北上)    (ホッケ山へ草原を登る)        (ホッケ山)

  (ホッケ山から蓬莱山を望む)   (稜線をなだらかに登る)    (小女郎峠手前ピーク)

 小女郎峠から残雪の急坂を登り、穏やかな上り坂の稜線を山頂に向かうが、道に融雪の水溜りがあり、所々で笹原に逃げながら進む。岩頭の石仏を過ぎると山頂はすぐだ。山頂はスノーボーダーたちが歓声をあげ、打見山の斜面のゲレンデはケシ粒のような人々で賑わっている。一等三角点の山頂から、北に武奈ヶ岳が見え、南の霞む琵琶湖や比叡山が幻想的だ。山頂の休止中のリフトの横で店開きの後、下山開始だ。午後になって気温が一層あがって、水浸しの雪道を経て、殆んど雪の消えた権現山でフルーツゼリー休憩だ。山頂から急坂を下るとズコノバンだが、ここからの林道は粘土質でニュロニュルだ。何とか転倒することもなく駐車場所へ帰り着いた。
 栗原から蓬莱山へは登山道や道標も整備され、展望豊かな明るい稜線歩きが楽しめる。幸か不幸か2年前のようにSSを履く機会がなかったので、雪道に体力を奪われることもなく蓬莱山まで展望稜線歩きができた。

   (雪のない小女郎峠)       (雪原を蓬莱山へ)       (山頂直下の石仏)

  (雪融けの道を山頂へ)         (蓬莱山頂上)           (賑わうびわ湖バレイ)

    (一等三角点)            (霞む比叡山)              (武奈ヶ岳)

                  (ホッケ山から360度の展望)

 (雪のとけた権現山へ戻る)  (ニュルニュルの林道を下る)     (登山口へ帰着)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       比良山系・武奈ヶ岳
・2万5千分の1地形図  花背、比良山

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