金剛童子山(613.5m)


★ひとこと   「味土野から山頂経由絶景の展望台を経て作業道へ周回」

山頂直下の展望台から久美浜方面を望む

★行った日   2021年5月30日(日)  快晴   単独
 
★コース

高槻4:52(府道46、府道407)=亀岡IC(京都縦貫道、山陰近畿道)=京丹後大宮IC(R312、R482、府道53、府道57、府道75、府道655)=7:06味土野登山口7:16→湿地7:44→祠8:01→8:06(613.5m)金剛童子山8:20→8:25展望台8:30→作業道出合8:40→市道出合9:02→ガラシャ分岐9:24→9:28味土野登山口9:33(府道655、府道75、府道57、府道53、R482、府道653、地方道)=10:08矢畑(依遅ヶ尾山)登山口

 梅雨の中休みに、久しぶりに初夏の丹後半島の山だ。最初に訪れる金剛童子山は丹後半島の中央部に位置し、山麓の味土野(みどの)にガラシャ夫人隠棲地があり、役小角ゆかりの修験道遺跡も点在する山だ。ノムさんでも知られた峰山町近くまで高速が通じ、走り易い府道で山間部に入り、最後に細い道をくねくね進むと自然豊かな別世界の味土野だ。道路わきの4、5台分の駐車場が登山口だ。
 登山口の表示に従って夏草の茂る登山道に入る。しばらく瀬音を聞きながら谷筋を経て、広葉樹林の急坂を登るとP487尾根に乗って勾配が緩くなる。なだらかな雑木林の道を少し進むとミズバショウが植え付けられた谷間の湿地帯だ。木漏れ日を浴びて雑木林をしばらく登ると不動明王の祠だ。そこからちょっと登ると建物内に石仏の祀られた避難小屋の建つ山頂だ。少し奥まった所に金剛童子山三角点が鎮座しているが視界ゼロだ。山頂手前から東の視界が開け太鼓山はじめ丹後半島の山並みが望める。

 (県道沿いの味土野登山口)     (沢沿いに進む)        (夏草の茂る道を登る)

(広葉樹林の木漏れ日の道を行く) (湿地帯の傍を通過)      (不動明王の祠を通過)

  (避難小屋の建つ山頂)  (避難小屋内部に祀られた石仏)  (金剛童子山三角点)


             (金剛童子山頂上から東の丹後半島の山塊を望む)

 山頂から雑木林の広い尾根道をなだらかに下ると、西側の視界が開けた展望台だ。広場には双眼鏡や展望図が設置され、北の依遅ヶ尾山から南の大江山方面まで日本海を遠景に広大な山里が絶景だ。すぐ先で高原を右に分け、広い山道を下ると作業道出合、さらに山腹をぬうように作業道を進むと市道出合だ。なだらかに味土野の山里を眺めつつ、修験道遺跡を思わせる古寺趾の石碑が点在する道を下る。ガラシャ隠棲地を右に分け、府道を左へ下ると登山口だ。
 38豪雪(1963年)を機に離村し現在は数戸を残すのみだが、味土野は意外に明るい山里だ。修験の遺跡点在の金剛童子山(別名行者山)の落葉広葉樹の森、山頂展望台からの丹後の絶景などが優れものだ。歴史好きにはガラシャ隠棲地や修験の遺跡もある。

(爽やかな樹林帯をなだらかに下る)    (展望台)         (双眼鏡もある展望台)

               (展望台から西方の久美浜方面を望む)

 (道標完備の広い道を下る)      (作業道を下る)           (市道を下る)

  (点在する古寺跡の石碑)    (味土野集落の離村の碑)    (味土野登山口へ戻る)

★道で出会った花(徳楽山に一括掲載)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)


(参考地図)
・2万5千分の1地形図  日置

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