依遅ヶ尾山(540.0m)


★ひとこと   「矢畑登山口から絶景の丹後半島を望む依遅ヶ尾山へ」

矢畑から望む依遅ヶ尾山はミニ岩手山

★行った日   2021年5月30日(日)  快晴   単独
 
★コース

味土野登山口9:33(府道655、府道75、府道57、府道53、R482、府道653、地方道)=10:08矢畑(依遅ヶ尾山)登山口10:12→林道登り口10:22→500m表示11:01→11:18(540.0m)依遅ヶ尾山11:38→500m表示11:47→林道登り口12:01→12:08矢畑(依遅ヶ尾山)登山口12:11(地方道、府道653、R482、R178、地方道)=12:32三津(徳楽山)登山口

 依遅ヶ尾山は丹後半島の金剛童子山の真北にあり、日本海沿いの展望の山だ。山麓の矢畑(やばた)から望む依遅ヶ尾山は盛岡から見た岩手山そっくりのミニ片富士だ。R482から矢畑を経て遠下(おんげ)へ抜ける山間道路を進むと依遅ヶ尾山登山口駐車場があり、好天の日曜とあって10数台の車で満車に近い状態の片隅に滑り込む。
 草深い林道(跡)を10分ほど進むとつる草に覆われた円錐形の藁ぶき小屋の建つ林道終点だ。林道登山口から山道となり、雑木林の坂道を樹間から南に金剛童子山を眺めながら登る。久美浜方面の見えるCa350から急坂となり、広葉樹林帯を頑張り、あと500m表示から勾配が少し緩む。大木の樹林帯をなだらかに登ると依遅ヶ尾山頂上だが、かつてあった石室は崩れ去り、山頂の風景は16年前と変わっている。山頂から望む経ヶ岬を中心に左に紺碧の日本海、右に太鼓山を盟主とした丹後半島の山塊が素晴らしい。ただ、当時見えていた太鼓山の4、5基の風車が認識できなかったので、帰阪時に行ってみることにした。人気の山らしく多くの登山者が登ってきたので山頂を明け渡し、朝に登ってきた金剛童子山やこれから登る徳楽山(とくらさん)を正面に眺めながら往路通りに下り始めた。かつてより老朽化して倒れそうな藁葺き小屋を経て登山口へ帰り着いた。帰るにはまだ早かったので、「山登りはこんなにも面白い」(ナカニシヤ出版)に横田氏が紹介されている徳楽山が近くにあるのを思い出し、立ち寄ることにした。矢畑から竹野川沿いに下り、間人(たいざ)手前のトンネルを抜け、端正な可愛い三角錐の徳楽山を前方に見ながら、砂方の岩礁の続く美しい海岸縁を走る。スマホで地形図の三津(みつ)の登り口の実線を目標に進み、農地入口付近に駐車だ。平日の場合はR178左折地点の手前に駐車余地がある。
 依遅ヶ尾山の売りは何と言っても山頂からの大展望だ。ほぼ360度、丹後の名だたる山々や紺碧の日本海が雄大だ。道標や登山道もよく整備され、劇登りもなく、誰でも容易にアプローチ可能な山だ。

    (登山口駐車場)        (駐車場奥の登山口へ)     (草深い林道を登る)

(林道登り口に建つ藁ぶき小屋) (急な山腹を斜めに登る)   (樹間から久美浜方面を望む)

(500m地点からなだらかになる)(大木が現れると山頂は近い)     (山頂の祠)

 
  (依遅ヶ尾山三角点)      (山頂から経ヶ岬を望む)  (久美浜を正面に下り始める)

              (山頂から経ヶ岬〜丹後半島の山塊を望む)
             

               (山頂から西方の丹後半島の海岸線を望む)

 (日差しに辟易しつつ下る)      (三角小屋まで下る)       (やっと登山口帰着)

★道で出会った花(徳楽山に一括掲載)

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)


(参考地図)
・2万5千分の1地形図  丹後平

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