ポンポン山(678.8m)

 

★ひとこと   「森林公園から竈ヶ谷経由ポンポン山を経て東尾根へ」

オオキツネノカミソリ(竈ヶ谷保護地)


★行った日   2021年7月26日(月) 晴時々曇    単独

★コース
高槻6:02(府道6、府道733)=6:46森林公園前路駐6:50→森林公園案内所6:55→出灰川渡渉7:00→東尾根分岐7:23→7:45二又7:52→8:26リョウブの丘8:37→8:57(678.8m)ポンポン山9:08→東尾根分岐9:22→9:58イヌブナの森10:09→10:39森林公園前路駐10:44(府道733、府道6)=高槻11:22

 梅雨明け10日は安定した晴天が続くと言われているが、今年は不安定な空模様だ。ネットにてオオキツネノカミソリの開花情報もあって、ポンポン山竈ヶ谷の夏の花巡りだ。大原野森林公園の案内所を起点に竈ヶ谷経由ポンポン山を経て東尾根へ周回の計画だ。猛暑日が続いているので、午前中に下山するべく早朝出発だ。高槻から樫田経由向日町方向へ府道を進むと森林公園まで1時間かからない。案内所は9時開門なので通り過ぎた所の拡幅部に路駐だ。
 案内所を通り抜け、出灰(いずりは)川沿いに少し進むと竈ヶ谷出合だ。飛び石を渡って対岸の梯子を上がり。渓流を渡渉しながら植林帯を南下だ。やがて保護地の点在する明るい草地の灌木帯となり、終盤を迎えた満開のオオキツネノカミソリが柵内で咲き揃っている。鹿の好物らしく柵の外側には一本も見かけない。春先に見かけた色々な草花は、いまは緑に覆われて想像するよすがもないが、保護柵にて立派に食害を免れているようだ。柵にはオニドコロなどのつる植物が巻きついて特徴ある雌花や雄花の花序を飾り立てている。傍らの流れにはサワガニが潜み、近くの水面に触れると一目散だ。道草を食いながら自然豊かな竈ヶ谷を遡り、二又から西尾根に向かう。杉林を抜け、夏草の茂るフクジュソウ保護地前をフーフー言いながら休み休み急坂を登ると西尾根出合だ。リョウブの丘を経て稜線をなだらかに登ると誰もいないポンポン山三角点広場だ。周囲の木立が成長し、霞がかかって見晴しもよくないので早々に山頂を辞して東海自然歩道の尾根道を東進だ。東尾根出合から尾根道を北上し、イヌブナの森で休憩後だんだん暑くなってきた気温に辟易しながら駐車地へ帰り着いた。、
 例年より早くオオキツネノカミソリは最盛期を過ぎて満開だ。週日の早朝とあって一人の登山者とも出会うこともなく静かに自然を楽しむことができた。ただ、体力弱者にとっては暑さがこたえる花見だった。

(森林公園案内所を通り過ぎる)    (出灰川を渡渉)    (食害を免れた保護柵内は満開)

 (渓流沿いの保護地を上流へ) (満開のオオキツネノカミソリ) (柵に巻きつくつる草のイケマ)

 (オニドコロ雌株花序は下垂) (福寿草保護地を経て西尾根へ)    (リョウブの丘)

  (ポンポン山三角点広場)    (山頂は朝9時に28℃)    (山頂のリョウブは花盛り)

(P619から東尾根を北へ下る)    (イヌブナの森)        (森の案内所へ帰り着く)

★道で出会った花 

    咲き残るネムノキ        オオキツネノカミソリ       オオキツネノカミソリ

        イケマ             ダイコンソウ          ヨウシュヤマゴボウ

      ヤマゼリ            ママコノシリヌグイ      オニドコロ雄株花序は直立

    ウバユリの花芽        隠れたつもりのサワガニ        トモエソウ

      タケニグサ            ニガナ?              リョウブ

        ?               オカトラノオ            八重のクチナシ

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       北摂・京都西山
・2万5千分の1地形図  京都西南部、法貴

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