愛宕山(925m)


★ひとこと   「清滝から落合経由コメカイ道で愛宕山を経て紅葉の神護寺へ」

紅葉見頃の清滝

★行った日   2021年11月19日(金)  晴一時曇   単独
 
★コース

高槻6:04(R171、桂川街道、府道29、府道50、府道137)=7:19清滝P7:28→落合8:00→8:56桜地蔵9:07→長坂峠9:23→10:03ベンチ10:11→表参道出合10:26→水尾別れ10:33→10:50黒門下10:59→黒門11:14→11:20石段下11:25→11:33(925m)愛宕神社11:39→裏参道分岐11:51→首無地蔵12:20→12:24林道広場(昼食)12:46→13:19林道ゲート13:26→神護寺金堂14:00→高雄橋14:11→休憩所14:33→15:00清滝P15:09(府道137、府道50、府道29、桂川街道、R171)=高槻16:35

 見頃を迎えた紅葉を訪ねて愛宕山界隈だ。清滝を起点に落合からコメカイ道で愛宕神社を経て、首無地蔵から高雄の神護寺へ下る計画だ。薄明の西の空に輝く満月(今夕は97.8%の部分月食)におくられて出発、京都めざして西国街道を北上、まだ人影もまばらな渡月橋を渡って鳥居形の斜面を目にしながら進み、一方通行のトンネルを過ぎると清滝だ。駐車料(平日700円)は帰りに払うことにして3台しか止まっていない駐車場を出発だ。
 駐車場からすぐに清滝川左岸の遊歩道に下る。少し遅すぎた感じだが、まだ十分に見ごたえのある赤橋に映える紅葉を見ながら進み、右岸に渡る。流れの細った清滝川に沿って30分ほど下ると落合だ。いまだに京都北山一円に爪痕を残す2017年の21号台風で大被害を受け、かつて難渋した倒木の状況を見ようとコメカイ道で長坂峠をめざす。通行禁止の表示もないので植林帯の谷筋に入り、倒木を避けながら登るが、徐々に倒木が増えくぐったり乗り越えたりして進む。ピンクリボンを見失って倒木の巣に突っ込んで、正しい踏み跡に戻るのに一苦労したりしながら登ると桜地蔵だ。水場は砂に埋もれ、可愛い泥だらけの地蔵がぽつんと佇んでいるだけだ。ここから倒木は少なくなり、植林帯のなだらかな九十九折れの道をしばらく辿ると長坂峠だ。保津峡駅を後ろにして、峠から標高差約200mの急坂だ。左下方に亀岡の雲海を木の間隠れに見ながら、ザレ気味の急坂を一歩一歩ゆっくり登ると植林帯の緩斜面だ。丸太ベンチの点在する道を、木漏れ日を浴びつつしばらく登ると表参道出合だ。

  (紅葉見頃の清滝を出発)     (赤橋下流の橋を渡る)     (清滝川沿いに下る)

   (落合からコメカイ道へ)  (倒木はあるが支障なく歩ける)  (倒木をくぐるところもある)

 (標高250mから倒木は減少) (涸れた水場の埋もれた桜地蔵)   (長坂峠=荒神峠)

   (しんどい急坂を登る)      (なだらかな植林帯を行く)      (表参道出合)


 急に増えた人影に交じって表参道を登ると水尾別れだ。表参道は人が多いので、すぐ先のハナ売り場の小屋から、稜線の東側を通って大杉谷道へ出る愛宕スカイラインをたどる予定だ。しかし、間違って尾根に近い方の道を通り、黒門の手前で表参道に再合流だ。表参道を黙々と登り、冬装束の木々の並ぶ石どうろうの参道を行くと石段だ。途中で息を整えつつ頑張り、愛宕神社に参拝して恒例の「火廼要慎」のお札を頂く。神社からジープ道へ下り、霞んだ蓬莱山から比叡山に続く山並みを見ながら進むとジープ道別れの裏参道分岐だ。枯葉色の爽やかな尾根道を30分ほどなだらかに下ると首無地蔵だ。ここから望むきょうの京都市街は霞の彼方だ。すぐ先の林道で裏参道と別れ、近くの広場で日光浴をしながらカップラーメンとお握りの定番昼食だ。揺れるススキの穂波越しに色づいた愛宕山の山肌を眺めながら飲むコーヒーの味は格別だ。

     (水尾別れ)         (ハナ売り場から尾根道へ)     (黒門手前で合流)

   (石灯ろうの参道を行く)    (しんどい石段を上る)   (愛宕神社に今年最後の参拝)

    (ジープ道へ下る)      (ジープ道から霞んだ比叡山)      (裏参道分岐)

   (爽やかな尾根道を行く)        (首無地蔵)          (林道広場で昼食)

 ここから長い林道歩きだ。枯葉色の雑木林や植林帯が交互に現れる林道をなだらかに下り、30ほどしか経っていないが長く感じる林道ゲートからやっと山道だ。ゲートから倒木もない爽やかな尾根道を30分ばかり下ると神護寺の多宝塔だ。金堂から陽の光を浴びて紅葉真っ盛りの石段を下り、観光客が散策中の境内を通り抜けると工事中の楼門だ。長い石段を下ると、神護寺参道入口の終盤を迎えつつある紅葉に彩られた高雄橋だ。紅葉シーズン真っ只中の高雄だが、コロナ前と異なり観光客がちらほらなのが寂しい限りだ。高雄から約3キロの東海自然歩道を清滝川沿いにたどると清滝だ。
 体力は弱体化したが今年もなんとか「火廼要慎」のお札を頂戴できた。清滝や高雄は紅葉の終盤気味だが、神護寺は見頃を迎えて陽の光を浴びた紅葉と甍のコンビネーションが華やかだ。愛宕山から首無地蔵にかけての稜線道は爽やかな枯葉状態だ。コメカイ道は通行可能だが、かつてのような遊歩道ではなく、ちょっと厄介な道だ。

   (林道を高雄へ下る)      (林道ゲートから山道へ)      (神護寺へ下る)

     (神護寺金堂)         (見頃を迎えた神護寺)     (見頃を迎えた神護寺)



  (神護寺楼門は工事中)         (高雄橋)          (清滝川沿いに下る)


   (川沿いの休憩所)         (林道を清滝へ)        (清滝駐車場帰着)



★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       京都北山
・2万5千分の1地形図  京都西北部

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