愛宕山(924m)

 

★ひとこと   「清滝から梨の木林道で首無地蔵経由愛宕神社を経て米買道へ」

愛宕神社参道


★行った日   2018年1月7日(日) 晴時々曇 娘と2人

★コース
高槻7:05(R171、府道201、府道67、府道29、府道50、府道137)=8:17清滝P 8:30→月輪寺分岐8:58→梨木大神9:44→10:35雲心寺林道10:46→首無地蔵10:50→ジープ道出合11:38→12:00愛宕神社(昼食)12:37→水尾別れ13:00→13:41荒神峠13:47→14:59落合15:05→15:35清滝P 15:43(府道137、府道50、府道29、府道67、府道201、R171)=高槻17:25

 新雪は体力の弱いものにとって手強いので、今年初めての雪景色見物は娘のお供で手軽に行ける愛宕山だ。清滝を起点に梨の木林道で首無地蔵経由愛宕神社を経て米買道で落合へ周回の計画だ。いつもは観光客で賑わっている嵐山だが、閑散とした渡月橋を少し白みを帯びた愛宕山を眺めながら渡り、バス道を北上してトンネルを過ぎると清滝だ。登山者が三々五々歩き出している清滝バス停を横目にだらだら坂を少し下ると駐車場だ。
 橋を渡って表参道を左に見て右の高雄へ向って進む。少し先で東海自然歩道と別れて北上、月輪寺登山口の先で八丁尾根登り口を右に見た前方に梨の木林道ゲートがある。数年前の梨の木林道は歩き易かったが、今回は倒木が道を塞ぎ、路盤が流出して側壁をへつる場面もある道で梨木大神石碑だ。梨の木谷分岐から荒れた急な林道をしばらく上がり、直進の首無地蔵へ向う急坂の道を嫌って右の斜面に取り付く。すぐに植林帯をジグザグに上がるなだらかな道となり、稜線で雲心寺林道に合流、少し先の林道わき広場が展望所だ。広場からこれから向う稜線の道や山頂部が望める。ちょっと先の首無地蔵で竜の小屋を右に分け、愛宕山へ向う裏参道の山道を進む。色々な動物の足跡を詮索しながら、爽快な木漏れ日の雪の尾根道を樹間から遠くの白い山並みを眺めながら進む。アップダウンを繰り返して樹林帯に入ると赤いよだれ掛けの石仏が祀られたジープ道出合だ。

  (東海自然歩道分岐を左へ)    (月輪寺登山口を通過)      (梨の木林道ゲート)

   (倒木の多い梨の木林道)  (梨の木谷分岐の梨木大神)  (荒れ果てた急な林道を登る)

(首無地蔵直進路から右斜面へ)(ジグザグに植林帯を登る)    (雲心寺林道展望地)

      (首無地蔵)        (雪の雑木林の道を進む)     (雲に霞む蓬莱山方面)

    (爽やかな稜線を行く)  (森林帯に入るとジープ道はすぐ) (石仏のあるジープ道出合)

 霞んだ京都市街を眺めながらジープ道を進み、参道の石段を上ると沢山の登山者が憩っている愛宕神社だ。拝殿に手を合わせ、下りは2人ともチェーンスパイクをつけて石段を下り、広場のベンチで定番昼食だ。娘が100円ショップで買ってきた折り畳みクッションは積雪ベンチに最高だ。熱いコーヒーの後、快適に効くスパイクに気を良くしながら大木の並ぶ表参道を下り、水尾別れでスパイクを外し表参道を下る。すぐ先で表参道と別れて中道に入り杉林を下り始める。やがて雪解けのどろどろの急坂となり、滑らないように神経を総動員して下り、やっと荒神(こうじん)峠だ。不精せずに再度チェーンスパイクを着けるべきだったと反省だ。一昨年にも通っているので、楽勝と思いながら米買道を落合へルンルン気分で杉の美林の道を下る。数本の倒木が道を塞いでいたが、あまり気にせず乗り越えて進み、谷筋に入ると状況は一変だ。やがて次々と倒木が重なって道を塞ぎ、乗り越えたりくぐったり迂回したりと、基本的に山道を進む。遂にどうしようもない倒木の山の下に道が消えている。迂回路はないので仕方なく右岸側に大きく回り込み、山肌をよじ登ったり、小木を頼りに急斜面を下ったりして山道に復帰だ。その後も倒木と障害物レースをしながら下り、最後に倒れた大木の枝を頼りに急坂を滑り降りて、超ビギナーの娘も愛宕神社のおみくじ大吉のお陰でなんとかついて来てやっと清滝川出合の落合だ。荒神峠から落合まで通常30分のところが1時間10分かかってしまった。シンガポールから来た観光客の写真を撮ったりして休憩後、高速道路のような東海自然歩道で清滝に帰りついた。駐車場の人に聞くと、昨年の20、21号台風で荒れ果て、米買道は現在通行止めだそうだ。
 首無地蔵からの愛宕山裏参道の雪景色が素晴らしい。特に広葉樹林の木漏れ日に映える雪模様が秀逸だ。また雪の表参道のチェーンスパイクの履き心地もよかった。梨の木林道は注意すれば通行に支障はないが、落合・荒神峠間の米買道は山慣れた人でも時間的余裕が必要だ。

(ジープ道から京都市街を望む)  (愛宕神社石段を上る)     (賑わう本殿直前の門)

 (大木並木の表参道を下る)     (黒門を振り返る)        (もうすぐ水尾別れ)

   (中道の杉林を下る)       (荒神峠から米買道へ)       (初めは杉の美林を下る)

 (沢沿いになると増える倒木)  (倒木を越えたり避けたり)  (通過不能で斜面を大迂回)

   (やっと落合で一休み)      (東海自然歩道を清滝へ)      (清滝の赤い橋に帰りつく)

★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・山と高原地図       京都北山
・2万5千分の1地形図  京都西北部

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