君尾山(581.8m)


★ひとこと   「二王門からモミ巨木原生林を経て君尾山経由大トチへ」

林間の君尾山三角点

★行った日   2021年12月11日(土)  晴一時曇   単独
 
★コース

獅子鼻P12:06(鳥垣林道、林道)=二王門P12:21→二王門12:33→光明寺12:47→(581.8m)君尾山13:30→大トチ14:03→14:16林道で昼食14:37→君尾山林道合流14:49→15:11二王門P15:21(林道、府道51、府道1、R27)=丹波IC(京都縦貫道)=亀岡IC(R423、府道407、府道46)=高槻18:00

 8コースある綾部トレイルの一つ、君尾山は国宝の二王門と巨樹が見所だ。二王門Pを起点に二王門から光明寺裏の巨樹の森を経て君尾山経由大トチへ向かうつもりだ。府道1からあやべ温泉二王の湯やキャンプ場の横を通り、高度を上げていくと二王門Pが終点だ。
 広い駐車場から長い石の階段を登りつめると二体の金剛力士立像がにらみを利かす国宝の二王門だ。鎌倉時代の建築だが1950年に解体修理されたのでまだ派手な装いだ。足元の青々としたクリンソウを目にしながら参道を進み、巨木のモミやスギの茂る坂道を登ると光明寺下の車道出合だ。石段を上ると本堂や鐘撞堂の広場だ。南の樹間から光明寺の庫裡などの建物越しに午前中のシデ山が望める。広場東端の道標に導かれて、裏山のモミ・スギ巨木原生林へ向かう。幹回り5.95mの大モミノキの下を通り、見事なモミやスギの巨木の間を登ると稜線だ。

(二王門Pから参道を上り始める)(長い石の階段を上り続ける)   (派手な国宝の二王門)

  (参道わきのクリンソウ)     (巨木の参道を本堂へ上る)  (本堂前からシデ山を望む)

  (伽藍横から巨木林へ)     (幹回り5.95mの大モミノキ)   (モミ・スギ巨木林を登る)


 枯葉絨毯の尾根をなだらかに北上、見事な落葉樹の一本の老木が見張っている所で君尾林道出合だ。地道林道を道なりに1kmほど北上、左道端の君尾山の小さな表示が登り口だ。杉林をなだらかに少し進むと林間の君尾山三角点だ。展望もないのですぐに尾根を南へなだらかに下ると、先程の君尾山林道に降り立つ。往路の老木近くまで戻ると大トチへ向かう枝林道があるが、その手前の枝道を右折しショートカットして先程の枝林道に合流だ。見事な落葉樹の大木もある枝林道を道なりにしばらく進むと林道終点だ。

  (老木から君尾林道へ合流)   (林道を君尾山へ向かう)      (君尾山登り口)

  (植林帯の君尾山三角点)    (林道に戻って大トチへ)   (君尾林道から右の枝道へ)

  (枝道消失して山腹を行く)   (大トチへ向かう林道合流)     (大木の脇を進む)

 道標通りに大木の多い尾根道をしばらく進み、谷筋へ下ると斜面に大カツラ、その谷側にトチの巨大な老木が佇んでいる。幹はがらんどう、表皮は苔むした巨大怪物のような大トチだ。元へ戻り、尾根端を回り込んでいる枝林道へ合流し、モミやブナの大木が点在する爽やかな道を光明寺方向へ向かう。途中で遅い昼食後、君尾山林道に往路の枝林道と一緒に合流だ。道なりに車道を下り、途中で直進の綾部温泉から別れて戻る方向の光明寺林道へ入る。野生鹿を見たり、右下の二王門の屋根を眺めながら下ると、通行止表示の先が往路の光明寺石段下だ。景色の良い参道を夕日を浴びてぶらぶら下り、二王門を過ぎると駐車場だ。道路沿いのキャンプ場では数張のテント横で楽しそうに夕餉の支度している家族連れを横目に、府道1に出て往路通りに帰阪した。
 光明寺の二王門は珍しい栩(トチ)葺きで修復工事も完了して朱塗りの鮮やかな国宝だ。君尾山には巨樹の森があり、二王門から山頂にかけてモミやスギの巨木が点在し、大カツラや妖怪のような大トチが見ものだ。アウトドア派にはあやべ温泉キャンプ場を基地にあやべトレイルを楽しむのもよい。

   (林道終点から山道へ)      (標識を頼りに進む)        (谷間の大カツラ)

     (谷間の大トチ)        (がらんどうの幹の中)        (苔むした表皮)

 (元へ戻って林道枝道へ)     (ブナ・モミの巨木の道)     (君尾林道合流)



  (君尾林道を光明寺へ)      (光明寺境内を下る)       (二王門Pへ)


★道で出会った花(花はなし)

★ルート断面図


★地  図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)

・2万5千分の1地形図  丹波大町

Homeへ