古木の点在する美しい谷筋を渡渉を繰り返しつつしばらく遡ると二股だ。台地から尾根を登る急勾配の登山道を左に分け、右又に沿って登り、やがて現れる緩斜面の落葉樹林を枯葉を踏みしめて歩く。多分、やすみとの広場はかつてのカヤ場と思われ、若木の多い落葉樹林だ。近くには貫禄十分のアベマキの大木が居座っている。樹林を少し登ると鳥垣林道出合、北に視界の開けた展望広場(みと)だ。正面にこれから向かう予定の君尾山が対峙し、近くの山稜の彼方に養老山や青葉山、弥仙山の彼方に丹後半島の山々が望める。傍らでは軽四で上ってきた人が景色を見ながら鍋を楽しんでいたのが印象的だ。小休止の後、イヌシデの大木をかすめるようにシデ山へ急坂をジグザグに登る。
(渡渉を繰り返して上流へ) (二又台地の尾根道分岐) (落葉樹林の緩斜面を行く)
(やすみとの広場)
(アベマキの大木) (林道出合の展望広場)
(展望広場から君尾山など北方の山並みを望む)
(シデ山登り口)
(急坂をジグザグに登る) (葉を落とした落葉樹林を行く)
枯葉絨毯の斜面を登りつめると稜線だ。踏み跡不明の緩斜面だが適宜トラロープが張られているので迷うことはない。ヤセ尾根もある稜線を西へしばらく辿るとP732を越えた先がシデ山だ。南北の展望が開けているが、南面には長老ヶ岳を中心に和知富士から地蔵杉に続く稜線が横たわっている。山頂から往路通りに下山、水源の森案内所をちょっとひやかして君尾山へ向かう。綾部温泉二王の湯を経て舗装林道でしばらく高度をかせぐと終点が二王門Pだ。
シデ山は本来渓谷美と森林浴の山だ。第2、3の滝は割愛してカツラの大木から上流を渡渉しながら歩いただけだが、爽やかな谷筋だ。葉を落とした樹林は明るく寒々として、なかなか魅力的だ。
(稜線を西へ進む)
(ヤセ尾根もある) (P731を通り抜ける)
(シデ山から長老ヶ岳など南方の山並みを望む)
(シデ山頂上) (展望広場を通過) (かみおりと登山口)



(獅子鼻Pへ戻る) (案内所の道祖神) (水源の森鳥垣案内所)



★道で出会った花(花はなし)
★ルート断面図
★地 図

(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 丹波大町
Homeへ