長老ヶ岳(916.9m) ★ひとこと 「仏主から仏舎利塔経由残雪の長老ヶ岳を経て森林公園へ」 ★行った日 2022年3月17日(木) 曇 単独
★コース
高槻5.08(府道46、府道407)=亀岡IC(京都縦貫道)=丹波IC(R27、府道51、林道)=6:43林道分岐P(5℃)7:00→ゲート7:10→廃東屋7:52→8:20キャンプ場跡(SS着)8:33→仏舎利塔9:23→上乙見分岐9:50→10:00(916.9m)長老ヶ岳10:16→上乙見分岐10:24→東屋分岐11:12→11:30休憩舎(昼食、SS脱)12:02→森林公園P12:30→12:59林道分岐P13:12(林道、府道51、R27)=丹波IC(京都縦貫道)=亀岡IC(府道407、府道46)=高槻15:25 大阪では1週間ほど前から最高気温が20℃を上回る日が続き、一足飛びに晩春の陽気だ。湿雪の豪雪地帯のスノーシュー(SS)歩きは、体力弱者にとっては絶望的だ。そこで、適度の残雪が予想される、なだらかなSS向きの長老ヶ岳だ。仏主(ほどす)の権現谷入口を起点に谷沿いの林道で仏舎利塔経由長老ヶ岳を経て森林公園へ周回の計画だ。京都縦貫道の丹波ICからR27を舞鶴へ向かい、途中で美山町へ右折して府道51に入り、周りに残雪が現れると仏主だ。長老山森林公園の道標通りに林道を進み、権現谷入口の拡幅部が林道分岐Pだ。 SSをザックに括り付けて雪融けの道を出発、七色の木のある権現谷を左に見て谷沿いの林道を進む。ゲートを過ぎて少し進むと道端に1本の大きなカツラの巨木があり、その先の河床にも数本の高木が生育している。落葉広葉樹の大木の多い谷筋だ。道路の残雪が徐々に多くなり、荒れた東屋辺りから雪面がつながり、谷筋を離れてジグザグに山肌をぬうようになると、雪が深くなってツボ足では歩き難くなってくる。やがて前面に段丘が現れるとキャンプ場跡の雪原だ。園地の東屋でSSを履き、俄然歩き易くなった雪道を進む。雪山の林道はデブリによる滑り台が難所だが、大きな落雪の斜面は現れず、下山時に通る尾根を眺めたりしながら林道を進むと仏舎利塔のある東屋だ。山麓の掲示によれば、かつて山頂には密教の寺院が100寺ほどもあったといわれ、山岳信仰と仏教が結びついて修験道の聖地となったそうだ。仏主の地名や仏舎利塔はその名残だ。 (林道分岐Pから橋を渡る) (権現谷を左に見て直進) (ゲートを通り抜ける) (道端のカツラの巨木) (大木点在の谷筋) (残雪の道を振り返る) (下山時に通る尾根を望む) (林道の雪の斜面を行く) (仏舎利塔と東屋) ここで美山町からから仏主峠を経て来た山道と合わせ、山頂へ急な尾根を登る道もあるが、SSにとって楽な林道で山頂をめざす。殆んどが落雪に覆われた雪斜面の林道をしばらく進むとアンテナ塔のある上乙見分岐だ。ここから大きな融雪孔の開いたブナ林の斜面を頑張ると長老ヶ岳山頂だ。部分的に地肌の露出した山頂は第43回京都国体採火場の記念碑と一等三角点があり、黄砂がなければ展望の良い山頂だ。東屋で小休止後、階段を雪で覆われた遊歩道の斜面を下り、アンテナ塔下で上乙見を左に分け、尾根道を西へ下る。 (仏舎利塔から林道へ) (雪の深い斜面の林道を行く) (アンテナ塔下の上乙見分岐) (山頂へ春ホールの斜面を登る) (遊歩道を登る) (長老ヶ岳山頂) (黄砂で山頂は視界不良) (山頂の東屋) (ブナ林を下る) (アンテナ塔下へ戻る) (上乙見分岐道標) (アンテナ塔横を下る) 植林帯の道をなだらかに下り、雑木林尾根に入る。スプリングホールの樹林を眺めながら広葉落葉樹の尾根道を下り、東屋を正面に見て右へ戻る方向に尾根をたどる。所々地肌の出た雪道をしばらく下りと通り抜けの休憩所だ。かつて西の視界が開け、弥仙山や君尾山の山並みが望めたが、いまは周りの小木が成長してダメだ。残雪の急坂を下り、かつての展望台跡の瓦礫の山を過ぎ、森林公園のカエデやヤマザクラなどの点在する落葉樹の森をジグザグに下る。森林公園の休憩舎を過ぎると雪の駐車場広場だ。落雪による落石や倒木の林道をジグザグにしばらく下ると林道分岐Pだ。今の所森林公園Pまで車で入るのは無理だ。帰りに久しぶりに上乙見に寄り道し、長老ヶ岳を撮ろうとしたが、前の山塊が邪魔してアンテナ塔だけで山頂は望めなかった。 (雪の森林公園P) (林道分岐P帰着) (上乙見から長老ヶ岳を望む) |