鏡山(384.5m)


★ひとこと   「竜王町から新緑の荒川谷を経て鏡山経由鳴谷渓谷へ」

鏡山から湖南を望む

★行った日   2022年5月22日(日)  晴時々曇   単独
 
★コース

高槻6:33(名神)=竜王IC=7:38竜王町観光P7:47→滝不動8:08→鏡山新道分岐8:36→希望の橋8:58→野外活動センター9:11→荒川谷入口9:15→9:34休憩9:43→のとの千軒遺跡9:46→ややうみ坂9:55→10:38(384.5m)鏡山三角点10:53→竜王山頂上10:57→雲冠寺跡(三尊石仏)11:10→鳴谷池東屋11:26→11:38鳴谷渓谷(昼食)11:51→12:02竜王町観光P12:15=竜王IC(名神)=高槻13:23

 風薫る5月も後半に入ると暑くなり、体力弱者にとって山登りはこたえるので、湖東の里山ハイキングだ。近江の三上山東麓に文化活動を含む総合アスレティックパーク希望ヶ丘文化公園が拓かれており、その東端に位置する鏡山ハイキングコースだ。竜王町を起点に希望ヶ丘園地を経て荒川谷から鏡山経由鳴谷渓谷へ周回するつもりだ。竜王IC近くの広大な三井アウトレットパークPに隣接する竜王町観光Pに駐車だ。
 駐車場を出てすぐの鏡山ハイキングコースの表示通りに左折、鳴谷コース入口を右に見てブタナ満開の遊歩道を直進すると4差路だ。間違って右の谷筋に入ったが、うすぎぬの滝の表示を見ただけで4差路に戻る。左の雑木林のV溝道を遡ると鳥居があり、谷筋の奥が不動滝だ。涸れた岩盤には石仏が祀られ、その上から一筋の水流(滝修行?)が落ちている。滝横から遊歩道に上がり、意外に厳しい岩肌を登る。乾燥していればしんどいだけだが、昨日?の雨で濡れているので滑らないように慎重に岩盤を登る。モチツツジが点在する道を小さな流れを横切りながら灌木帯を進むと分水界を越え樹林帯に入る。流れと交差しながらしばらく樹林帯を進み、鏡山新道を右に分けると林道(見晴しの道)に合流だ。谷筋に沿って下るのが正解だが、多くの分岐路があってよく分からないのでそのまま直進、希望ヶ丘園地に上ってブラブラ草原を散策だ。

 (鏡山ハイキングコース入口)(火の用心マークの4差路を左へ)   (V溝の道を行く)

      (不動滝)          (岩肌の坂を登る)       (滑らないように慎重に登る)

  (樹林帯で鏡山新道分岐)    (草深い林道を進む)     (希望ヶ丘園地をブラブラ)

 
 赤や青色のニワゼキショウが咲き、コバンソウの揺れる草原から車道に出て希望の橋を渡って野外活動センターに向かう。キショウブ咲く短絡路を経て野外活動センターを過ぎると荒川谷源流入口だ。所々でエゴノキの落花が地表に散らばり、ハルリンドウが目を楽しませるだらだら坂の灌木帯を、度々流れを横切りながら進む。ここは6月に入るとササユリやノハナショウブが艶を競う所だ。色々な伝承が残っているのどの千軒遺跡を過ぎ、急な樹林帯を登ると稜線出合のややうみ坂だ。小さなアップダウンを繰り返しながら高度を上げ、新緑に輝く稜線をしばらく東進すると鏡山三角点の小広場だ。山頂から阿星山から笹間ヶ岳に連なる湖南の山並みが望める。山頂から少し東に竜王山頂があり、直下の展望台とも眺望はない。

    (荒川谷入口)        (だらだら坂の灌木帯を行く)  (谷間に咲くハルリンドウ)

    (のどの千軒跡)          (極楽寺跡)          (ややうみ坂で稜線出合)


    (緑の稜線を東へ)    (鏡山△広場から湖南の山並み)   (林間の竜王山頂)
 
 山頂から丸太階段を下り、下山路を左に分けて雲冠寺跡に立ち寄る。薄暗い林間に三尊の石仏や礎石などが保存されている。樹林帯をなだらかにしばらく下ると鳴谷池だ。水位の下がった外周を経て鳴谷渓谷を下る。1ヵ所だけ谷に出るところがあるが、殆んど渓谷に沿う灌木の道を下るとバイクや自転車通行止めの遊歩道出口だ。砂地の丘陵を標識通りに進むと、往路出合の鳴谷コース出合だ。朝に1台もなかったが、休日とあって満車に近い三井アウトレットパークPを横目に観光Pへ。帰りは今までにないほどガラ空きの、久しぶりの休日割引の名神で快調に帰阪した。
 昨年に続いて一月ほど早く逆回りで同じコースを周回したが、春の花は終盤、夏の花には早過ぎの丁度花の端境期だ。新緑の草原や山道を、タニウツギに集まるカラスアゲハを眺めたり、小鳥のさえずりをBGMとして歩くのは最高だ。体力弱者にとって、ハイキングコースと言えども暑い山歩きは息切れしがち、ふーふー言いながらやっとこさの周回だった。

   (雲冠寺に立ち寄る)       (雲冠寺の三尊石仏)     (整備された遊歩道を下る)

   (鳴谷池を振り返る)      (鳴谷沿いの遊歩道を下る)      (鳴谷渓谷)

     (遊歩道入口)        (砂地の丘陵を下る)        (鳴谷コース入口)


★道で出会った花

   モチツツジ                ハルリンドウ            エゴノキ


        ブタナ              ノアザミ?           ニワゼキショウ(赤)


      コバンソウ          ニワゼキショウ(青)          スイカズラ


      キショウブ            ハハコグサ              カタバミ


     ツクバネウツギ          ヤマツツジ              ?


    ナワシロイチゴ            ハナニガナ           タニウツギ

★ルート断面図

★地  図

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)


(参考地図)
・2万5千分の1地形図  野洲

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