伯母子岳(1344m)護摩壇山(1372m)龍神岳(1382m) ★ひとこと 「奥千丈林道から伯母子岳往復後護摩壇山と龍神岳へ」 ★行った日 2022年5月30日(月) 晴後曇 単独
★コース
高槻4:05(近畿道、南阪奈道、京奈和道)=橋本IC(R371、R370、R480、県道53、R371、奥千丈林道)=7:08林道登山口P7:20→(1331.3m)口千丈山7:58→(1341m)牛首山8:21→(1341m)牛首ノ峰8:50→9:37(1344m)伯母子岳9:56→10:55牛首山11:01→11:25口千丈山11:32→林道登山口P12:07=護摩壇山P12:30→12:51(1372m)護摩壇山(昼食)13:07→13:22(1382m)龍神岳13:28→林道出合13:31→13:55護摩壇山P14:06(R371、R480、県道13、R370、R371)=橋本IC(京奈和道、南阪奈道、近畿道)=高槻17:37 6月を目の前にすると暑さがこたえるので標高の高い所まで車で行ける山歩きだ。久しぶりに紀伊半島ど真ん中の和歌山・奈良県境の山、伯母子岳だ。麓の大股から登るのはしんどいので尾根通しの奥千丈林道登山口から伯母子岳ピストンだ。薄明るくなった未明に出発、山の端が輝きだした生駒山系を眺めつつ近畿道を南下、南阪奈道から京奈和道を乗り継ぎ、高速のお陰でかつてより30分以上早く橋本だ。九度山から交互通行が頻発する細い旧道で高野山だ。コロナ禍の影響か?朝6時を過ぎても散策する人は皆無、寂しい寺街だ。人影のない奥之院前を通って整備された龍神スカイラインを南下、護摩壇山手前から奥千丈林道に入り、南に神納(かんの)川を隔てて護摩壇山の山並みを眺めながら舗装林道を進むと伯母子岳登山口だ。道端に2、3台とめることができる。すぐ後から若者3人の車が来たが、きょうの伯母子岳はこの4人だけだ。 登山口から軽四が通れる遊歩道に入り、ミズナラやブナなど落葉広葉樹の大木が点在する道を木漏れ日を浴びながら進む。自然林の残る尾根通しの道をしばらく登ると、二つ目のピークが道端に三角点のある口千丈山だ。樹間から龍神岳から南へ伸びる稜線上の鉾尖岳が垣間見える。ピークから一旦下って明るい尾根道を登り返し、P1322の南を巻いた先の展望地が牛首山だ。 (明るい尾根道を行く) (牛首山) (牛首山から牛首ノ峰を望む) 東にこれから向かう牛首ノ峰が、レンゲツツジの咲く尾根越しに望める。展望稜線をなだらかに下り、道標はないが次の鞍部で遊歩道と別れて右の尾根を登る。所々で岩稜があるが、見晴らしの良い疎林帯の稜線を登ると牛首ノ峰だ。レンゲツツジ咲く小広場からこんもりと盛り上がった伯母子岳が望め、その山頂から南へ伸びているのが小辺路の山稜、そして東の彼方に連なるのが大峯奥駈道の稜線だ。ピークから尾根を下ってブナ大樹の点在する地点で遊歩道と再び合流だ。一本だけ咲き残るシロヤシオの下を通り、ブナやミズナラの点在する雰囲気の良い緑の道をなだらかに下ると最低鞍部の深タワだ。ここで大股へ向かう遊歩道を左に分け、右の尾根を直進して伯母子岳へ向かう。 (展望尾根を行く) (前方に見える伯母子岳) (好展望の牛首ノ峰)
(牛首ノ峰から東北(伯母子岳)→東(大峰山脈)→南→西南を望む) 樹林帯を登りつめ、旧カヤト原だった灌木帯の急坂を頑張ると大展望の伯母子岳山頂だ。登山口で後から出発した3人組もすぐに到着、伯母子岳峠へ下って行かれた。山頂からは360度遮るものはなく、護摩壇山やいままで辿ってきた稜線は無論、大峰山脈や果無山脈まで遠望できる。午後から天気が崩れるとの予報通りに少し山々が霞んできたので下山開始だ。帰りは牛首ノ峰は通らず、ブナ林の遊歩道を通って、往路通りに登山口帰着だ。護摩壇山に向かうべく奥千丈林道を車で北上する。十数年前に林道傍の奥千丈山から廃林道を経て大股へ下った状況を思い出したり、護摩壇山の稜線を眺めたりしながら進み、竜神スカイラインに合流すると護摩壇山Pはすぐだ。 4、5台の乗用車と数台のツーリングバイクがとまっている護摩壇山Pを出発、売店横の林道入口から右の遊歩道に入る。なだらかな階段が続くが、伯母子岳の疲れでフーフー言いながら休み休み、ミズナラやブナの森を登ると護摩壇山頂上だ。東屋の下方に少し切り開きがあり、和歌山県朝日夕日百選の碑があるが、見晴しは殆ど望めない。山頂から東へ尾根道の遊歩道を少し辿るとアンテナ塔のある龍神岳だ。和歌山県最高峰の山頂からは南の展望が開け、弥仙以南の大峰山脈や果無山脈が雄大に望める。山頂から東へ少し下るとアンテナ施設の前で猪笹林道と交差だ。この林道と並走する和歌山・奈良県境を南下すれば鉾尖岳、牛廻山を経て果無山脈に至る。合流点から一般車通行止のゲートを後にして地道の猪笹林道を西へしばらく辿ると護摩壇山Pへ戻る。帰りは竜神スカイラインから高野山町内を迂回するルートを経て、交互通行の多い細い高野街道を忌避して西高野街道経由、橋本から往路通りに帰阪した。 ★道で出会った花
★ルート断面図 |