岩湧山(897.1m) ★ひとこと 「岩湧の森から初夏の花を探しにいわわきの道で岩湧山へ」 ★行った日 2022年6月23日(木) 晴時々曇 単独
★コース
高槻5:32(名神、近畿道、南阪奈道)=羽曳野IC(R170、R310、府道221)=7:02岩湧の森P2 7:12→四季彩館7:32→登山口7:44→8:16展望デッキ8:26→ダイトレ出合8:59→トイレ前9:34→9:52(897.1m)岩湧山10:22→トイレ前10:32→10:52休憩11:00→登山口11:18→四季彩館11:25→11:40岩湧の森P2 11:53(府道221、R310、R170)=羽曳野IC(南阪奈道、近畿道)=高槻 梅雨の晴れ間に岩湧山の初夏の花探索だ。昨年の盛夏と同じコースを歩いて花の状況を見比べるつもりだ。暑くなりそうなので午前中に下山するべく早朝出発、朝7時に岩湧の森P2に到着だ。 P2の先からいにしえの道に入るが、すぐに通行止、おちばの道を経て四季彩館をめざす。針鼠のようなホウノキの花心が沢山転がっている木の階段を上ると四季彩館だ。広場は派手な黄色のキンシバイが満開、紫のウツボグサの咲き揃う斜面に入ってアジサイの小径を辿ると工事中の岩湧寺多宝塔だ。本堂前で手を合わせ、もうすぐ咲き始める秋海棠の葉をかき分けて進むと登山口だ。きゅうさかの道は敬遠していわわきの道を登り始める。蒸し暑さと体力弱体化のためすぐ息が上がり、無理しないように度々息を整えながらゆっくり登る。涼やかなヤマアジサイの咲き揃う灌木帯の傍らを頑張ると水場のある展望デッキだ。そばのサワグルミの大木の葉陰から霞んだ大阪平野南部の山里を眺めつつ冷水で喉を潤す。ここからなだらかになり、山肌をトラバース気味に登り、最後に急坂を登ると稜線のダイトレ出合だ。ダイトレと交差して南へ下ると、滝畑ダムから来た千石谷林道に合流、平坦な林道をブラブラ西へ向かう。道端の草花を見ながら30分も歩くとトイレ前でダイトレ出合だ。ここから森林帯を抜け、明るい草原だが小木が侵入してかつてのカヤトの草原は縮退しているようだ。ノアザミやササユリが道端を飾る丸太階段を登ると岩湧山三角点だ。いつもは賑わう山頂は広場も含めて独り占めだ。 山頂広場からは夏季特有の霞がかかって見通しは悪く、北の六甲山系は霞の彼方、台高方面もびっしりと覆われた雲の中だ。近くの金剛生駒山系や泉南の山並みに囲まれた大阪平野が眼下に広がっている。山頂でゆっくりし、あと一か月もするとハバヤマボクチやキキョウが咲き揃う、稜線を南へ少し下ってから山頂へ戻り、下り始める。今回は稜線からきゅうさかの道に入らず、トイレ前から短絡路を経てきゅうさかの道に入る。下り坂と言えども、下るとともにだんだん暑くなり、弱体化した身にとっては堪える下り道、足をガクガクいわせてやっと登山口だ。車道から見事なカヤ(イチイ科の針葉樹で碁盤の原木)の大木のそばを通て四季彩館のベンチで小休止だ。10回以上ここへ来ているが、カヤに気付いたのは初めてだ。四季彩館から岩湧林道に合流、空地に咲く派手な深紅のヒメオウギズイセンをひやかしたり、谷に点在する花芽もないイワタバコの葉を眺めたりして、やがて一斉に咲き揃う秋海棠の繁茂する林道を下ると岩湧の森P2だ。 盛夏の主な花はキキョウ、カワラナデシコなどだったが、初夏の主役はなんといっても清楚な姿のササユリだ。暑さの堪える山歩きだったが、息を整えながらゆっくり登ると低山緩斜面の山は何とかなりそうだ。 (道端の秋海棠の群生) (岩湧林道を下る) (岩湧の森P2へ戻る) ★道で出会った花 コオニタビラコ? ジシバリ マムシグサ ササユリ ハバヤマボクチ マルバハギ ナワシロイチゴ イチヤクソウ アカショウマ
★ルート断面図 |