二上山(517m) ★ひとこと 「道の駅から雄岳雌岳を経て當麻寺へ初秋の周回」 ★行った日 2023年10月7日(土) 晴時々曇 単独
★コース
高槻5:07(近畿道、西名阪)=柏原IC(R165)=6:12道の駅ふたがみパークP6:17→二上神社6:29→7:04二上山駅分岐7:14→7:50大津皇子墓7:57→(517m)二上山雄岳8:02→馬の背鞍部8:16→8:25(473.9m)二上山雌岳(16℃)8:45→岩屋峠9:01→祐泉寺9:26→傘堂9:52→當麻寺奥之院10:05→當麻寺仁王門10:39→石光寺11:05→11:28道の駅ふたがみパーク11:33(R165)=柏原IC(西名阪、近畿道)=高槻13:25 酷暑の9月も過ぎ、10月に入って急に涼しくなり、ここ数日来平年を下回る日が続き、めっきり秋らしくなってきたので當麻の里へ初秋のハイキングだ。道の駅を起点に二上山雄岳雌岳から當麻寺を経て白鵬ロマンの道をぶらぶらするつもりだ。西名阪柏原ICから穴虫を経てR165バイパスを南下、道の駅の表示に従って右折すると道の駅ふたがみパークはすぐだ。 晴れの連休初日とあって、早朝から半分ほど埋まった駐車場を後にして稲刈り寸前の田圃を北へ向かう。二上山登山口の表示通りに右折、ダラダラ坂を経て二上神社石段下で手を合わせ、神社横の道を進むと車道終点だ。金網扉を抜けると植林帯に丸太階段が続く。しばらく薄暗い針葉樹の道を登ると、明るい灌木帯に広葉落葉樹の混じる道となり、連続する急坂にうんざりしながらゆっくり登る。ほぼ1時間かかってやっと二上山駅から来た道と合流、ベンチで飲水休憩だ。すぐに再び急坂が始まり、美しい広葉樹の森の歩き易いがしんどい道を登る。石垣が現れ、少し尾根上を戻ると大津皇子墓があるが、どこの御陵も昔の宮内庁の扁額があって似た造りだ。頂上稜線を西へちょっと進むと経塚があり、その隣が雄岳の山頂標識のある薄暗い小広場で視界はない。東西稜線と南北稜線の合流地点から大阪/奈良府県境稜線に沿って南下だ。しばらくジグザグに稜線を下るとトイレもある馬の背の鞍部だ。18年前の正月に孫娘と登ってきた祐泉寺からの谷道は現在崩落通行止だ。樹間から霞む大阪方面をちらちら眺めながら南北稜線をしばらく登ると大勢の登山者が憩っている雌岳頂上広場だ。 (二上山雄岳頂上) (ジグザグに急坂を下る) (馬の背休憩ベンチ) (二上山雌岳へ向かう) (途中から霞む大阪方面) (雌岳頂上標識) 日時計もある二上山雌岳の山頂は明るい広場だが、周りの灌木が邪魔をして視界はあまりよくない。暑くも寒くもない快適な雌岳にて休憩後、岩屋峠へ下山開始だ。途中、展望所から岩橋山やその彼方の金剛山などを眺めたりして、しばらく下ると岩屋峠だ。ここから岩屋へ立ち寄るつもりだったが間違えて竹内峠方向へ進んでしまい、途中の支尾根伝いに下り、岩屋峠からの道と合流、祐泉寺へ下った。いまは通行止の馬の背道と合流、道端の草花をひやかしながら林道下りだ。ヤブミョウガやヤブマメなど名前と実物が一致しない草花が多く、帰宅後調べた名前を記載したが同定誤りの可能性大だ。鳥谷口古墳の下を通り、広々とした大池越しに奈良盆地を眺めたりして進むと傘堂だ。 (谷沿いに下る) (祐泉寺(馬の背道は通行止め)) (鳥谷口古墳) (大池から奈良盆地) (真柱一本の傘堂) (當麻寺奥之院の御影堂) 真柱一本で屋根を支える特異な構造の傘堂を後にして、山裾の道を當麻寺奥之院の表示通りに進むとほどなく奥之院の裏の入り口だ。二上山を背景に、宝池と石組みが見事に調和した浄土庭園を周回、精緻な當麻曼陀羅を目にすることができる宝物館を経て、奥之院御影堂を後にした(拝観料\500)。そろそろ参拝者の増えだした金堂や曼陀羅堂を経て黒門から白鵬ロマンの道を北へ辿る。辻々に地蔵尊が祀られ、西に二上山の双耳峰を眺め、コスモスや終盤のヒガンバナが足元を飾る道を進む。運動会の歓声が響き渡る當麻小学校を過ぎると牡丹で有名な石光寺だ。境内には、手前に諸行無常/栄枯盛衰を表す方形、奥に悟りの世界を現す円形の盛砂からなる「想観の沙」が配されている。門の脇のサルスベリの巨樹に見惚れつつ石光寺を辞し、田園地帯を北上すると間もなく満車の道の駅ふたがみパークPだ。 ★道で出会った花 セイダカアワダチソウ ヨモギ イヌタデ ヒガンバナ シュウメイギク シチヘンゲ
★ルート断面図 |