★ひとこと 「庚申山登山口から庚申山を経て飯道山へ反時計回りに周回」
庚申山から綿向山を正面にかくれ里甲賀を望む
★行った日 2024年1月5日(金) 晴 単独
★コース
高槻(1℃)6:53(名神)=瀬田西IC(県道16、R307)=8:22庚申山登山口P(-2℃)8:28→広徳寺8:52→8:58(406.9m)庚申山9:07→若宮神社9:35→貴生川駅分岐10:07→10:12岩壺不動尊休憩所10:21→林道別れ10:34→11:04杖の権現休憩所11:14→11:29(664.2m)飯道山11:38→林道出合11:55→12:12飯道神社12::23→林道別れ12:30→12:51林道出合(昼食)13:19→13:54庚申山登山口P14:06(R307、県道16、県道108、県道3)=笠取IC(京滋BP)=高槻15:50
飯道山や庚申山は湖南山群の東端にあり、飯道山は修験の山として知られ、庚申山は真鍮精錬に関する山でもある。かつて新名神もなかった時代に大戸川沿いの県道をヤボ用でしばしば通っていた。新しく県道大津信楽線が開通したので、これは復路に通ることにして大戸川沿いの旧道を通ってみたが、ダム進捗状況などは認識できず、昔と全く変わらずに通過した。信楽でR307と合流、東進して「広徳寺」標柱の立つ信楽高原鉄道の踏切を渡り、庚申山林道を少し走ると庚申山登山口Pだ。
草地の駐車場を出発、小野峠を通る車両通行止めの市道を正面に見て右折、霜で真っ白な庚申山林道を道なりに進むと広徳寺入口で林道終点だ。参道を進み、石段を上ると小ぶりの広徳寺本堂だ。掲示によれば真鍮の祖神が祀られ、非鉄金属業者の参拝が絶えないそうだ。山頂東端の鐘楼の脇に三角点があり、その先の展望デッキから甲賀の里が見渡せる。左上方に飯道山、中央に甲賀の田園地帯の彼方に綿向山や雨乞岳、その背景に鈴鹿山系の峰々が連なり、右端には新名神高速が伸びている。庚申山展望台を後にして参道を下る。石段の続く道を下り、途中のガレ場の山となった不老の滝の石碑前を通り、所々荒れた参道を下る。信楽高原鉄道を渡ってR307を横断し、水口町の田園地帯を進むと若宮神社だ。
(庚申山登山口Pを出発)
(雑木林の霜のおりた林道を行く)
(林道終点から広徳寺へ)
(飯道山庚申山案内図) (広徳寺) (鐘撞堂の先が庚申山展望台)
(庚申山三角点) (庚申山展望台) (荒れ果てた参道を下る)
(庚申山展望台から西北(飯道山)〜東北(綿向山)〜東南(新名神)を望む)
(不老の滝もガレ場の山) (信楽高原鉄道を渡る) (水口町の田園を行く)
R307と鉄道をくぐり、暖かい日ざしを浴びて田園地帯を進み、小野峠から来た市道を合わせて高度を上げていく。道は植林帯に入り、沢沿いにしばらく進むと貴志川駅から来た道と合流、その先が岩壺不動尊休憩所だ。不動尊を石段下から遙拝してしばらく進むと林道と別れて山道に入る。笹原林床の植林帯を過ぎ、左羅坂と称するガレ場の急坂を登ると林道出合の杖の権現だ。林道を西へ下ると飯道神社と小野登山口だが、飯道山は北へ急坂の山道を登る。祠前の休憩所で息を整え、ロープ場もある急坂を登ると尾根上に達し、切り開きから水口丘陵地帯が望める。しばらく稜線をなだらかに登ると展望ベンチもある飯道山三角点広場だ。きょうは低層に濃霧がかかって白山までは無理だが、びわ湖の彼方のかすかな比良の山並み、先日訪れた八幡山など湖東の山々、野洲川流域の田園地帯、近くの阿星山など、展望を楽しむことができた。
(若宮神社に挨拶) (R307と鉄道をくぐって進む)(植林帯の道をたんたんと行く)
(癸生川駅を右に分け直進)
(岩壺不動尊休憩所) (岩壺不動尊を下から遙拝)
(林道別れで山道へ) (笹原林床の植林帯を登る) (左羅坂のガレ場道を登る)
(杖の権現休憩所) (鎖場の急坂を登る)
(途中で水口丘陵地帯を望む)
(飯道山頂上) (飯道山三角点) (飯道神社へ杉林を下る)
(飯道山から北方の湖東の山里を望む)
笹原林床の爽やかな植林帯の尾根道を西へ少し辿ると展望標識があり、きょうは無理だが北方の白山が望めるポイントだ。一旦林道に合流するが、すぐ別れて飯道神社の坊院跡の大木の針葉樹林帯を進むと飯道神社の鳥居だ。眼下の信楽の山里を見ながら進むと行場めぐり入口だ。少し入ってみたが、ここまでで体力を消耗し難渋しそうなので、中止して本殿に向かう。朱色の本殿で初詣、雑念を置き土産に下山開始だ。林道を山頂方向へ戻り、かつて通った短絡路の山道を探すが見当たらない!。やっとそれらしい道形を草むらに発見し、すぐ先の墓地に迷い込んだりしつつ、プチ藪の倒木のある谷筋を所々に残る道形を目印に下る。やがて左上方の鉄塔を目印にして、巡視路と思しき谷筋の道形を下る。プチ藪と倒木を避けながら下ると下方に堰堤と林道が見え、一安心だ。ほっとすると空腹になり、堰堤下の河原で暖かい陽を浴びながら定番のカップラーメン昼食だ。かつて逆コースを辿った時には普通の山道だったと記憶しているが、いまは完全な廃道だ。先程別れた堀越林道に合流、どこまでも下ると信楽高原鉄道沿いの道となり、小野登山口の踏切を過ぎて庚申山林道をしばらく進むと庚申山登山口Pだ。帰りは新しく開通した往復2車線の高規格道路の大津信楽線で快適ドライブ、田上付近の新名神工事による痛々しい山肌を眺めつつ瀬田川沿いに下って京滋BPで順調に帰阪した。
このルートは林道歩きが多いが、それだけ道も整備され道標も完備してハイキングに好適だ(短絡路を除く)。ちょっと平凡すぎる向きには短絡路のプチ藪歩きも一趣向だ。このコースの飯道山には古刹や行場めぐりもあり、また、庚申山からは絶景が楽しめる。初歩きに、しんどいながら何とか周回できたので大感謝だ。
(飯道神社の坊院跡を行く) (飯道神社)
(行場めぐり入口)
(行場めぐり案内図) (飯道神社本堂で初詣)
(林道を戻る)
(途中から薄い道形を右へ下る) (谷筋を適当に下る)
(鉄塔を左上に見て谷筋を下る)
(林道出合の堰堤で昼食)
(林道を下る) (信楽高原鉄道沿いに東進)
(広徳寺標識の踏切を通過)
(ミズナラ?巨木の下を行く)
(庚申山登山口Pに戻る)
★ルート断面図
★地 図
(備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)
(参考地図)
・2万5千分の1地形図 三雲、水口
Homeへ