鏡山(451.0m)

 

★ひとこと   「三生野から三方五湖展望の鏡山経由向笠峠を経て周回」

鏡山から三方五湖を望む


★行った日   2024年5月25日(土) 晴時々曇 単独

★コース

高槻4:41(名神)=京都東IC(湖西道路、R161、R303、県道218、県道22)=6:38三生野P6:45→三生野登山口6:50→林道終点(五合目)7:14→8:15(451.0m)鏡山8:34→向坂峠8:46→林道出合9:02→鏡山登山口(金網扉)9:11→三生野P9:50

 南の海に梅雨前線が出たり消えたりして、間もなく鬱陶しい季節だが、好天が続いている間に山歩きだ。そこで、足腰が弱っても登れる山をネットで探索だ。この所、若狭の海がらみに興味があり、「小浜山の会」に紹介されている鏡山と、ついでに田烏の大浜で海辺を散策のつもりだ。前記山の会とは不思議な縁があって、18年前に三国岳山頂近くの丈余の猛烈な笹藪と格闘中、藪の空間で宴会中の10人位の上記パーティーと遭遇したのが忘れがたい記憶となり、若狭に行く際はいつもお世話になっているサイトだ。高槻からびわ湖西岸経由上中(かみなか)まで、早朝は2時間かからない。三生野(みしょうの)登山口は2台位しかとめられないので近くの農道わきの小広いスペースに駐車だ。なお、上中の地名は町村合併で消え、いまはJR駅名やIC名で残るだけだ。
 駐車場所からオオキンケイギクなどが派手に咲き揃っている農道を山沿いに少し戻ると三庄野登山口だ。掲示によると、登山道は1982年(S57)に開設され、山頂からは東は越前岬、西は丹後半島まで望める若狭の名峰とうたわれ、十合目までの道標がある。林道の金網扉を過ぎて広葉樹林帯の谷筋をなだらかに登っていく。林間には小ぶりのヤマグワ?が一面に生育しているが、若狭地方の養蚕の名残りかもしれない。五合目で林道は終わり、落葉広葉樹の急坂をジグザグに山道を登ると、標高350m辺りの樹林の切れ目から旧上中の山里が眼下に望める。急坂だが気持ちの良い広葉樹の森の尾根道を進み、勾配が緩くなると鏡山山頂の切り開きに飛び出す。低い灌木の茂る切り開きに2基の反射板が立ち、その間に三角点が鎮座している。きょうは雲底の低い見通しの良くない空模様ながら、山頂から東北に三方五湖や敦賀半島、西北には久須夜ヶ岳が望めたが、若狭湾や常神半島は反射板や樹林のため視界不良だ。

(派手なオオキンケイギクの咲く農道)  (三生野登山口)     (金網扉ゲートから林道へ)

(クワノキ?の多い樹林を進む)   (五合目が林道終点)    (急坂をジグザグに登る)


 (鳥羽川沿いの山里を見下す) (傾斜の緩くなった樹林を行く)    (鏡山三角点)

               (鏡山頂上から東(三方五湖方面)を望む)

               (鏡山頂上から西(久須夜ヶ岳方面)を望む)

 切り開きに咲くヤマボウシやタニウツギを愛でながら、山頂から北の稜線を下り始める。広葉樹林の急な尾根道を10分ほど下ると、海士坂(あまさか)と向笠(むかさ)を結ぶ向笠峠だ。かつての街道を思わせる立派な山道を海士坂へしばらく下ると草深い林道に合流だ。林道を少し下ると登山口の金網扉があり、以降車道を道なりに進むと田園地帯だ。田植えの済んだばかり田圃道を、稜線の反射板でそれと分かる鏡山を見上げつつ、沿道を飾るスイカズラやノイバラを眺めながら約2kmぶらぶら戻ると三庄野の駐車地点だ。これから田烏半島へ向かうべく青少年自然の家へ出発だ。
 今回のコースには殆んど植林帯を見かけることはなく、明るい落葉広葉樹の森だ。また、低標高ながら山頂からの展望も優れ、きょうは越前岬までは見えなかったが、敦賀半島を遠景に三方五湖が東北に広がり、西北には丹後半島までは見えなかったが、久須夜ヶ岳が美しい姿を見せていた。

(山頂切り開きに咲くヤマボウシ)   (向坂峠へ下り始める)     (急な尾根道を下る)

 (海士坂と向笠を結ぶ向笠峠)  (樹林帯をジグザグに下る)      (林道出合)

   (金網扉が鏡山登山口)  (山頂の反射板を横目に麓を行く) (農道を飾るスイカズラ)

 (農道に彩りをそえるノアザミ)     (道端の石仏群)       (三庄野Pに帰り着く)

★道で出会った花

       ノアザミ              コバンソウ            オオキンケイギク


       フランスギク           ヒルガオ               エゴノキ


       ヤマゴボウ            ヤマグワ                 ?


      ヤマボウシ             タニウツギ            ホウチャクソウ


      キンポウゲ             ノイバラ              オオジシバリ


      ナワシロイチゴ           ウツギ                スイカズラ


        ニガナ            ニワゼキショウ            オオカワジシャ


      コナスビ              ハルジオン            アブラギリ


        トベラ            ヤマエンゴサク?            ヤマツツジ

★ルート断面図


★地  図



(三生野(鏡山)→田烏半島(青少年自然の家)→久須夜ヶ岳の車走行軌跡)

 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  西津

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