新保山(田烏半島)(293.9m)久須夜ヶ岳(618.7m)

 

★ひとこと   「若狭湾青少年自然の家から田烏半島の西側半分を周回」

大浜の紺碧の海とカッターボート


★行った日   2024年5月25日(土) 晴時々曇 単独

★コース

(新保山:国立若狭湾青少年自然の家)
三生野P9:50(県道22、R162、県道249)=10:10青少年自然の家P10:17→なぎさ遊歩橋北端10:31→自然歩道出合10:43→歌碑東屋11:17→P251こもれびの丘11:48→12:08△293新保山(昼食)12:31→パノラマの丘12:37→チャレンジコース分岐12:44→車道出合13:05→青少年自然の家P13:11
(久須夜ヶ岳)
青少年自然の家P13:11(県道249、R162、県道107(エンゼルライン))=久須夜ヶ岳P13:50→久須夜ヶ岳三角点14:05→久須夜ヶ岳P14:11(県道107、R162、県道22、県道218、R303、R367、R477、R161、湖西道路)=京都東IC(名神)=高槻17:50

 田烏半島は鏡山から北西に伸びる稜線の端部にあり、蝸牛の2本の触角のような黒崎と獅子ヶ崎で若狭湾に没している。この半島西側の内海に沿う大浜に青少年自然の家があり、半島周回のハイキングコースもある。鏡山の三生野Pから田烏トンネルを経て海岸沿いを走る風光明媚なR162に合流し、食見トンネル手前から田烏公園線で自然の家へ向かうと車道終点が駐車場だ。国立若狭湾青少年自然の家は、山間にキャンプ場やログハウスが点在し、大浜にはカッターボートやシーカヤックなど海のアクティビティーが満喫できる国立の宿泊研修施設だ。
 自然の家前面に広がる大浜ビーチに佇むと、久須夜ヶ岳を遠景に紺碧の海と白雲の浮かぶ空が素晴らしく、すい込まれそうだ。島の越の岩礁を後ろに、海岸縁を北へ向かう。カッター桟橋と艇庫の間では係の方が忙しそうに立ち働いていたが、折からバス数台で訪れた中学か高校生の団体が数隻のカッターボートを漕いで沖の波間で訓練中だ。透明度の高い海面を足下に、山肌の岩壁にへばりついて咲くアブラギリの白い小花、などを眺めながら北へ向かい、なぎさ歩道橋終点の砂浜から急な階段を上り始める。岩の沢キャンプ場やログハウスを通り抜け、自然歩道に合流して歌碑方面へ向かう。アップダウンを繰り返しながら軽四の通れそうな照葉樹の茂る自然歩道を進むと大浜展望所だ。海辺の自然の家が俯瞰できる。ふれあい山荘を左下に見て道なりに進むと歌碑と東屋のある若狭湾展望所だ。

   (駐車場から海岸へ向かう)  (青少年自然の家案内マップ)(国立若狭湾青少年自然の家)

                (大浜ビーチから久須夜ヶ岳を望む)


    (高木の樹林が続く)      (島の越とタイドプール)    (遊歩橋を北へ向かう)

  (カッター桟橋を振り返る)      (岩壁に咲くトベラ)       (自然歩道出合)

  (快適な自然歩道を行く)     (大浜展望所からの眺め)   (歌碑のある東屋展望所)

 展望所の掲示には、千島から御神島や常神半島まで描かれている。前面の樹木が成長して千島以東は見えないが、沖の石を中心とした若狭湾の景観は抜群だ。自然歩道はここからP175尾根道(展望コース)合流点まで通行止、食見(しきみ)方面は稜線を辿る。木の根の露出した雑木林の道を、今までで疲れ切った身体に鞭打って標高差100mを頑張るとP251(こもれびの丘)だ。尾根道からは各ピークを含め外界がまったく見えず、雑木林中を黙々と歩くのみだ。△293新保山(太陽の丘)にやっと到着、定番昼食のカップラーメンの季節は終わり、助六の昼飯で体力を少し回復だ。P175尾根道(展望コース)を左に分け、このコース最高ピークの名前負けしそうなパノラマの丘を過ぎた先が急坂のチャレンジコース分岐だ。標高差200mの砂地の急坂を両ストックでバランスをとりながら、滑らないように足を踏ん張り続けて車道に降り立ったが、翌日は老化したふくらはぎの筋肉痛だ。車道前のトビーホールから、自然歩道を右に見て長い階段を下ると、カッターボートで訓練をしていた生徒らが集会中の広場を横目に駐車場へ帰り着いた。

                (歌碑の広場から若狭湾を望む)

       (歌碑)       (通行止の食見を左に尾根道へ)   (雑木林の尾根道を行く)

   (P251こもれびの丘)    (△293新保山(太陽の丘)))   (田烏半島歩道案内図)

 (何も見えないパノラマの丘)   (チャレンジコース分岐)      (直滑降の急坂下り)

      (車道出合)      (トビーホール前から階段を下る)    (駐車場へ帰着)

 車で久須夜ヶ岳に寄り道だ。田烏公園線でR162に合流、エンゼルラインの終点が展望台の駐車場だ。展望台から遠方の丹後半島や越前岬は無理だが、西南に小浜湾や青葉山の先に微かに見える昨春訪れた押廻鼻灯台、東北には昨秋訪れた常神半島や先程の田烏半島が望めた。展望広場から南へ5分の小高い丘のアンテナ群の間に三角点があるが見晴しは殆んどない。なお、蘇洞門への登山口は展望台下だ。帰りは往路と概略同じだが、恒例の湖西道路の休日渋滞に遭って3時間半もかかって帰阪した。
 青少年自然の家を中心とした田烏半島は、海のアクティビティーは言うに及ばず、大浜や半島の展望台からの海の景観が優れものだ。また、道標の完備した田烏半島の周遊路が整備されており、家族連れにも安心だ。ついでに車で立ち寄った久須夜ヶ岳からの展望は霞がかかっていまいちだったが、エンゼルラインのドライブは優れものだ。

(久須夜ヶ岳Pから霞む青葉山) (アンテナ群のある三角点へ) (アンテナ下に佇む三角点)

            (久須夜ヶ岳展望広場から西南(小浜湾方面)を望む)

          (久須夜ヶ岳展望広場から東北(常神半島方面)を望む)

★道で出会った花(鏡山にまとめて表示)

★ルート断面図


★地  図



(三生野(鏡山)→田烏半島(青少年自然の家)→久須夜ヶ岳の車走行軌跡)
 (備考)この地図および断面図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図25000(地図画像)及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用したものである。(承認番号 平18総使、第90号)

(参考地図)
・2万5千分の1地形図  西津

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