★遍路の姿
遍路姿の概要は決まっているようですが、こまかい所は便利なように自分で決めればよいと思います。ご参考までに、3月の僕の遍路姿をご紹介します。
1)菅笠
雨傘や日傘の代わりになって便利です。ただし僕の場合、強くない雨ではカッパを着ずに傘をさして歩いたので菅笠は使いませんでした(菅笠をつけて傘はさせません)。また、風の強いときやトンネルで大型車にあおられるときも普通の帽子をかぶり菅笠はリュックにかぶせて歩きました。
2)白衣(上)
遍路であることを外観的に最もアピールする品物です。着るかどうかは主観の問題ですが僕は着ました。
3)上着
長袖の山シャツ。汗をかいても洗濯してもすぐ乾くように化繊100%です。寒いときは、山シャツと白衣の間にウインドブレーカを上に着ます。暑くても直射日光を避けるため長袖は必須です。色は白衣でカバーされるので何でもいいです。
4)輪袈裟、数珠
化繊の輪袈裟、プラスティックの数珠など最普及品をウエストポーチにいれておき礼拝の度に使いました。
5)経本、納札
般若心経のみの経本を買いましたが、実際に使ったのはパソコンにより大きな字でコピーした紙1枚でした。納札は宿で日付以外を記入しておきました。ウエストポーチに入れてます。
6)ズボン
汗をかいても洗濯してもすぐ乾くように化繊80〜100%製です。色は白系統です。
7)肌着
上下とも化繊100%で速乾性重視です。半袖です。
8)靴、靴下
これは成功の可否を握る最重要品です。スニーカーの好きな人もいますが僕は軽登山靴派です。靴下は薄いものの上に厚手の毛糸をはきました。5本指のインナーのほうがマメができない人もいます。要は、長距離の平地と山道で自分で確かめることです。
9)ウエストポーチ
携帯電話、礼拝用品などを収納しました。リュックを宿に預けて札所に行くときなど納経帳が入らないので困りました。中身の取り出しやすさもあって次回から頭陀袋にする予定です。
10)金剛杖
僕は長距離歩くのに両手がフリーでないと歩き難いのと、雨には傘を使うのを原則としているので両手がふさがり何もできなくなります。そのため残念ながら割愛しました。
11)線香、ローソク
僕の礼拝は輪袈裟、数珠を持ち般若心経を唱えるだけで、線香やローソクを割愛しました。
12)雨具
軽量折りたたみ傘。ザックカバー。ゴルフ用上下ビニール合羽。山登り用のゴアテックス製雨具は真冬以外はあつすぎます。3月の雨は、よほど強い降り以外は傘だけで大丈夫でした。1番(徳島)から43番(愛媛)までの24日間で合羽のズボンをはいたのは夫々4時間ほどの2日だけでした。