★ひとこと 「後立山縦走(唐松岳〜針ノ木岳)第4日午後:新越山荘から針ノ木小屋へ」
赤沢岳付近から針ノ木岳(左:針ノ木峠)を望む
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★行った日 2004年7月28日(水) 晴後曇
単独
★コース
9:37新越山荘9:48→10:41(2641m)鳴沢岳10:49→11:55(2677.8m)赤沢岳12:12→14:18(2752m)スバリ岳14:30→15:34(2820.6m)針ノ木岳15:43→針ノ木小屋16:30
これから四っつピークを越える必要があるので、覚悟を決めて時折ガスるなかを出発する。出発するとすぐに草むらからクークーと鳴き声がして雷鳥が1羽いました。すると4羽の雛が寄ってきて一家5羽の雷鳥家族でした。急坂もなく剱岳を右に見ながら順調に鳴沢岳に到着、新越方向へ行く登山者が数人休憩していた。一旦、コルへ下ってから登りかえすと赤沢岳だ。ここからの眺望は素晴らしく、あす登る蓮華岳から、これから登る針ノ木岳、昨日通ってきた五竜岳、唐松岳まで見渡せた。槍ヶ岳は雲に隠れていたが遠くには黒部五郎、薬師岳から立山、剱と続いていた。ここで新越へ行く2人の登山者と逢ったが、これ以降は登山者と逢う事はなかった。長野県側には扇沢ターミナルが眼下に見えている。あすはこの稜線を見上げながら針ノ木雪渓下りの予定だ。
(道端に1羽いました) (と、思ったら子連れでした) (鳴沢岳(手前)へ登る稜線)
(赤沢岳)
(扇沢ターミナルを俯瞰) (赤沢岳山頂)
蓮華岳 針ノ木峠 針ノ木岳 黒部五郎岳 薬師岳
赤沢岳で昼食後、コルまで下ってからスバリ岳まで高度差250メートルのガレ場の急登だ。この辺りで昨日からの長丁場の疲労がたまって遅々として進まず、息を整えるため小休止を繰り返し、標準時間1時間半の所を2時間かかってやっとスバリ岳に到着。スバリ岳の下り砂礫地帯にコマクサの群生地があり、満開であった。小スバリ岳を巻いて最後のピーク、針ノ木岳に着く。あとは下りだけなのでほっとする。針ノ木岳から眺めるスバリ岳はバランスのとれたカッコイイ双耳峰だ。針ノ木岳からの下りに一ヶ所エーデルワイズの日本版、ウスユキソウが群生していた。針ノ木岳から整備された道を下り、最後に急坂を下ると針ノ木小屋だ。
(赤沢岳からの下り) (コルからスバリ岳、針ノ木岳) (スバリ岳頂上直下の急登)
(スバリ岳山頂) (スバリ岳から黒部湖) (小スバリ岳)
(コルからスバリ岳双耳峰) (針ノ木岳山頂) (針ノ木とスバリ岳間の吊尾根)
きょうは少し無理な計画だったので針ノ木小屋着は午後4時半になってしまった。雷雨にあわなかったのでよかったものの、時間的にはせいぜい種池山荘泊りがよかったと思われる。幸運にも午後5時半頃から夕立があり、ちょっとの差で雨にあうところであった。
★道端の花
キバナシャクナゲ(赤沢岳) コマクサ(スバリ岳) コマクサ(スバリ岳)
タカネシオガマ(針ノ木岳) ウスユキソウ(針ノ木岳) ハハコヨモギ(針ノ木岳)
★ルート断面図
★地 図
(参考地図)
・山と高原地図 鹿島槍・五竜岳
・2万5千分の1地形図 黒部湖