岩手山(2038.2m)

 

★ひとこと   「東北お手軽登山3、4日:ガスと霧雨の岩手山」

西根町付近から岩手山を望む

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★行った日   2004年10月3日(日)  雨   単独
 
          2004年10月4日(月) 雨後曇 単独
          
★コース

(第3日)10月3日
中ノ沢温泉8:30(白布峠)=米沢(R13)=福島飯坂IC(東北道)=平泉前沢IC=中尊寺=平泉前沢IC(東北道)=盛岡IC=網張温泉16:50
(第4日)10月4日
網張温泉9:10=9:30馬返登山口駐車場9:45→柳沢登山口9:52→旧道分岐10:21→一合目10:34→二合目10:48→三合目11:05→11:08四合目11:21→五合目11:44→六合目12:08→七合目(御神坂コース分岐)12:35→12:42八合目避難小屋12:46→不動平小屋分岐13:00→九合目13:19→焼走コース分岐13:30→13:35(2038.2m)岩手山13:43→九合目13:53→八合目避難小屋14:08→七合目14:13→六合目14:25→五合目14:37→四合目14:47→三合目14:56→一合目15:14→旧道出合15:21→柳沢登山口15:40→馬返登山口駐車場15:45=八幡平温泉郷17:00

(第3日)
 昨日とうって変わって朝から雨だ、秋雨前線が停滞しているらしい。今日の計画は西吾妻山登山なので、裏磐梯から桧原湖の横を通り最近無料化された西吾妻スカイバレーに入る。霧の白布峠を越え白布温泉から右へ入った所の天元台ロープウエーの湯本駅まで行ってみるが雨と霧で登る気にならなかった。しかし今日は日曜日とあって多くの登山者が完全武装でロープウエーに乗り込むのを見てそのファイトに感心する。
 きょうは雨の観光ドライブに切り替えて、米沢からR13で栗子峠を越え、福島で東北道に入り雨の中尊寺へ立ち寄る。強い雨のなか団体観光客が引率者の説明を聞いていたのが印象的だった。例の金ピカの金色堂を人々の後ろから眺めたが、細工の見事さには感心するが有り難味をあまり感じなかった。東北道に戻り盛岡ICから網張温泉に夕方着いたが文字通り雨の一日だった。

 (白布峠手前の東鉢山七曲り)   (雨の中尊寺入口)      (岩手山山麓網張温泉から)
 
 
 
 
 
 
 
 
 

(第4日)
 今朝も雨にけむっていたが、岩手山山麓の網張温泉から見下ろす雲海に覆われた平野は見事だった。雨のため登山を中止し遠野あたりをぶらつくつもりで遅く宿を出発した。後日のため柳沢登山口に立ち寄った際、雨が止み青空さえのぞき始めたので急遽予定通りに登ることにした。雨で週日のせいか2、3台の車しか登山口駐車場にいなかった。
 馬返駐車場の上が遊園地のようになっていて柳沢コース登山口まですがすがしい遊歩道だ。登山口には豊富な飲料水、トイレ、休憩所などがある。この登山口には人体センサーが設置されているらしく通過すると入山届を提出するように促される。ブナ林の緩い上り坂を進み広場から右の登山道へ入ると間もなく一合目だ。1、2合目間の斜面の木製階段から下界の牧草地が展望できる。この辺りから木々は紅葉し始めた広葉樹や捻れた様なダケカンバの間を縫って急坂を登っていく。四合目辺りから低木主体の樹林帯となり、御神坂コースと合流する七合目で展望が開けるがガスっていてときたましか下界が望めなかった。ここから立派な八合目避難小屋までは平らな道だ。晴れていれば見晴らしの良い素晴らしい所だと思う。避難小屋の管理人が待っていたように挨拶してくれたが、どうも駐車場の車から無線連絡があったようだ。地元の山の事故防止活動に感謝する。ここには冷たい豊富な御成清水があり一息つける場所だ。

  (馬返駐車場登山口)       (駐車場から登山口へ)      (柳沢コース登山口)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  (ブナ林の登山道)       (一合目したから平野を望む)       (一合目)
 
 
 
 
 
 
 


 
 (1、2合目間の展望階段)       (紅葉の森)       (捻れた様なダケカンバの森)
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 (五葉松などの低木樹林)         (七合目)         (立派な八合目避難小屋)
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 ゆるい上り坂を15分も行くと不動平だ。不動平避難小屋があり花のシーズンであれば高山植物が咲き乱れそうな草原が広がっているが、今はガスに覆われ、枯れ草が広がっているだけだ。ここから火山礫の急坂を10〜15分もふーふー言いながら登ると祠のある火口縁に着く。ここから薬師岳山頂(岩手山)までは火口縁に点々と設置されている石仏(石碑)をたどって登っていく。きょうはガスのため火口の内外とも全然見えなかったが、見晴らし抜群の場所と思われる。
 往路と同じ経路で下山した。いつもこの優美な山体を下から眺めるだけであったが、今回登ってみて名山であることを確信した。機会があれば晴れた日に山の西側から登ってみたいものだ。残念ながら、宿のある八幡平温泉郷まで岩手山を半周したが山の全容を見ることはできなかった。
 
  (草紅葉も終わった不動平)    (火口縁九合目の祠)        (火口縁の石碑1)
 
 
 
 
 
 
 
 
 

   (火口縁の石碑2)       (火口縁の焼走り分岐)        (岩手山頂上)
 
 
 
 
 
 
 
 
 

     (五葉の松)                    (ナナカマド)                (馬返から柳沢へ続く道)
 
 
 
 
 
 
 
 
 

★ルート断面図

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★地  図

 

 

 

 

 

 

 

 

昭文社刊山と高原地図から転載

(参考地図)
・山と高原地図       岩手山・八幡平
・2万5千分の1地形図  松川温泉、篠崎、大更、姥屋敷

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