雪倉岳(2610.9m)

 

★ひとこと   「白馬岳から雪倉岳を経て朝日岳、花のプロムナード」

朝日平から雪倉岳(左)白馬岳(右)を望む

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★行った日   2005年7月21日(木)  晴時々曇   単独
          
★コース

白馬山荘5:30→(2932.2m)白馬岳5:50→三国境6:25→鉱山道分岐7:09→雪倉岳避難小屋8:02→8:50(2610.9m)雪倉岳→9:03岩陰で休憩9:18→燕岩10:52→水場(木道始まり)11:05→11:34湿地帯休憩11:50→水平道分岐11:53→12:45雪渓上休憩13:00→13:25(2418.3m)朝日岳13:32→水平道分岐14:06→朝日小屋14:13

○白馬岳〜雪倉岳
 昨夜来、強風が吹き荒れ、今朝はガスさえ出て見通しがきかない中を出発した。西隣の旭岳が時折朝日に照らされるのを眺めながら、昨日登った白馬岳頂上を素通りして三国境へ向けて稜線を下っていった。馬の背の稜線からウルップ草群落のあるガレ場を通り30分もなだらかに下ると白馬大池への分岐点だ。左の雪倉岳方面へ鉢ヶ岳を正面に見てザレた道をなだらかに下る。花期が済んだコマクサが群生している。正面に見える鉢ヶ岳は湾曲した山稜を持つなかなか姿の良い山だ。しばらく下って、蓮華温泉へ通じている鉱山道を右に見て鉢ヶ岳の裾を巻いて雪渓を横切って行く。正面になだらかな女性的な雪倉岳が見え、取りつき点に避難小屋が建っている。ジグザグにお花畑の間を登っていくと展望がだんだんと良くなる。特に、白馬岳方面を振りかえると鉢ヶ岳から白馬岳にかけての山々の重なりが大変素晴らしかった。雪倉岳は丸い山頂を持ち、北方の朝日岳方向へなだらかな幅の広い稜線が伸び、お花畑が広がっている。

  (白馬岳から旭岳を望む)    (白馬岳山頂からの下り稜線)   (山頂からの下り稜線)

 (下り岩場に咲くウルップ草)  (大池分岐から鉢ヶ岳を望む)  (大池分岐から白馬岳を望む)

  (段々大きくなる鉢ヶ岳)     (鉱山道分岐から鉢ヶ岳)  (鉢ヶ岳を巻いて雪倉岳に向う)

     (雪倉岳)        (雪倉岳中腹から鉢ヶ岳を振り返る)   (雪倉岳山頂付近)


     (雪倉岳山頂)       (なだらかな雪倉岳北面)      (雪倉岳北側稜線)

○雪倉岳〜朝日岳〜朝日小屋

 山頂からなだらかに稜線の端まで下ると急にガレ場となり、タカネナデシコやシラネアオイなどが咲き乱れていた。枯れた沢を渡り赤男山の裾の巻き道を少し下ると、岩の崩れた箇所にでるがここが燕岩らしい。しばらく進むと水場があり顔を洗ってさっぱりする。ここから湿地帯に入り要所に木道が設けられており、水芭蕉が群生しお花畑が広がっている。
 水平道分岐から先は残雪があるらしく通行止なので朝日岳山頂を経由する必要があった。疲労がたまっているので灌木帯の急坂を休み休み登り、雪渓の傍では氷水を作って飲んだりとのんびり1時間以上かけて頂上まで登りついた。朝日岳山頂はハイマツの散在する広い草原状で、方位盤もあり高山植物保護のための木道が設置されている。朝日小屋への下り道の湿った所にはゴゼンタチバナやサンカヨウが咲き、小屋の建つ朝日平にはお花畑が広がっていた。朝日平はどこからでも徒歩7時間以上かかる人の少ない秘境だ。ここは白馬岳から雪倉岳の峰々が展望でき、雪渓の残る草原には黄色や白の花々が静かに咲き乱れていた。朝日小屋は女性の経営者らしい気遣いにあふれている中規模の山小屋だ。ご飯も美味しく疲れを癒せる山小屋だった。
  (花の豊かな雪倉岳稜線)  (赤男山に向ってガレ場を下る)     (谷筋まで下る)

    (燕岩のガレ場)       (花園を行く湿地帯木道)    (花園を行く湿地帯木道)

  (湿地帯木道から雪倉岳)       (湿地帯花園)         (水平道分岐)

(朝日岳中腹から雪倉岳を望む) (朝日岳山頂付近の木道)      (朝日岳山頂)

  (前朝日と朝日小屋)      (朝日平から朝日岳方面)     (朝日平と朝日小屋)

 
★道端の花 1(白馬岳〜雪倉岳)
    (ミヤマシオガマ)        (ハクサンイチゲ)         (イワベンケイ)
 
       (?)               (ウルップソウ)        (ミヤマアズマギク) 
 
   (タカネヤハズハハコ)       (ミヤマクワガタ)            (?)
 
     (コイワカガミ)         (アオノツガザクラ)           (?)
 
     (イワシモツケ)         (オオサクラソウ)         (チシマギキョウ)
 
    (タカネツメクサ)          (イワオウギ)         (イブキジャコウソウ)
 
       (コマクサ)           (コケモモ)            (ミヤマムラサキ)
 
    (ゴゼンタチバナ)        (コバイケイソウ)              (?)
 
   (オオサクラソウ)           (イワイチョウ)         (シナノキンバイ)
 
  (ショウジョウバカマの残)       (チングルマ)            (ツガザクラ)
 
        (?)             (ヨツバシオガマ)           (?)
 
   (タテヤマウツボグサ)       (チシマギキョウ)            (?)
 
       (?)              (タカネコウリンカ)       (ミヤマタンポポ)
 
     (シナノキンバイ)         (タカネスミレ)          (ミヤマムラサキ)
 
★道端の花 2(雪倉岳〜朝日岳)

    (キバナシャクナゲ)        (ウサギギク)         (ジュウモンジソウ)
 
     (タカネバラ)           (クルマユリと蝶)         (ハクサンフウロ)
 
    (ゴゼンタチバナ)         (ニッコウキスゲ)       (ミネウスユキソウ)
 
    (タカネナデシコ)        (キバナシャクナゲ)         (シラネアオイ)
 
        (?)            (オオカサモチ)         (シロウマアサツキ)
 
     (オタカラコウ)           (カラマツソウ)           (キヌガサソウ)
 
       (?)                 (?)             (ネコノメソウ)   
 
    (ミズバショウ)            (サクラソウ)          (タテヤマリンドウ)

★ルート断面図

★地  図
(2)雪倉岳〜朝日小屋                


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



(2)白馬岳〜雪倉岳

(参考地図)
・山と高原地図      白馬岳
・2万5千分の1地形図  白馬岳、黒薙温泉

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