農鳥岳(3025.9m)

 

★ひとこと   「両俣から間ノ岳を経て夕立の農鳥岳へ」

間ノ岳登り道から農鳥岳(左)西農鳥岳(右)を望む

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★行った日   2005年8月4日(木)  晴後曇一時雨   単独
          
★コース

(第3日)
両俣小屋4:52→野呂川越5:42→P2315三角点5:48→P2488 6:30→P2699 7:36→7:54休憩(三峰岳上り中間)8:03→9:09(2999m)三峰岳9:20→10:34(3189.3m)間ノ岳10:39→三国平分岐12:46→11:59農鳥小屋12:55→(3051m)西農鳥岳13:51→農鳥岳手前コル14:17→西農鳥岳14:39→農鳥小屋15:00

○両俣小屋〜三峰岳〜農鳥小屋
 10人部屋に4人しか居なかったが運悪く隣が物凄い鼾の持ち主で悩まされたが、疲れていたのでいつの間にか眠ってしまった。この小屋は4時半朝食なのでまだ薄暗い内に行動開始できた。昨日下ってきた急坂を野呂川越まで戻ったが、不思議にこの急坂は登りが比較的楽で下り40分に対して50分でコルまで戻れた。森林限界を越えハイマツ帯になると三峰岳への急登稜線だ。鎖場なども越えて岩稜を登りきると三峰岳の岩頭の下だ。この辺りから振り返ると仙塩尾根が仙丈ヶ岳まで綺麗に続いているのが展望できる。岩頭まで登ると熊ノ平への下り道が続いている。
 岩頭から降りて間ノ岳へ向かって岩稜を約1時間登ると間ノ岳だ。ガスってまわりが何も見えないのですぐに農鳥小屋の表示に従って下山を始めた。三峰岳からは農鳥小屋がすぐ近くに見えたが、高度差約400メートルの下りには急坂のガレ場もあり楽な道ではなかった。本来、この下りは農鳥岳が正面に見える快適下りの筈だったが今日は駄目だった。


    (森林帯仙塩尾根道)     (樹間から仙丈ヶ岳を望む)  (森林限界を越える尾根道)

  (尾根から塩見岳を望む)    (仙塩尾根道を振り返る)      (三峰岳へ続く稜線)

(三峰岳登り口から見た稜線)     (三峰岳山頂)      (三峰岳から熊ノ平方面を望む)

  (三峰岳から間ノ岳を望む)  (三峰岳から農鳥小屋を望む)    (間ノ岳へ続く稜線)

○農鳥小屋〜農鳥岳から農鳥小屋

 昼前に農鳥小屋に着いたので、腹ごしらえしてからサブザックを持って農鳥岳へと出発した。相変わらずガスっているので山容全体は見えなかったが、部分的には見える位にガスの晴れ間も出てきた。見た目には嶮しいガレ場の急坂をジグザグに登っていくと意外に簡単に西農鳥岳に着いた。ここからアップダウンを繰り返しながら岩の稜線を巻くように進む。右側の滝の沢のカール状の地形の上縁を進み、農鳥岳手前の山頂表示の見えるコルまで来た時に急に夕立になった。尾根で雷雨にでもなればヤバイと思い急遽引き返し始めた。ここで大失敗に気付いた次第、つまりサブザックには肝心の雨具が入っていなかったのだ。大粒の雨の中を下着までずぶ濡れで、滑らないように注意しながら急ぎ足で小屋まで帰り着いた。ここで僕自身への教訓は、短時間の登山でもサブザックには上下の雨具、サブザックカバー(これが大切)、スパッツ、地図を最低限入れることだ。当日はこれ以降降ったり止んだりで風が滅法強く一晩中吹き荒れていたようだったが翌日は快晴の朝を迎えた。農鳥小屋は尾根にあるため天水しかなく、最悪、飲用水も貰えるが往復30分の湧き水を汲むよう推奨している。また、トイレは下が吹きさらしのため山の斜面に沿った風が吹き上げ悲惨なことになるので、風の強い日は要注意だ(どう注意するのかは不明!)。

    (間ノ岳山頂)       (農鳥小屋へ続くトラバース道)      (農鳥小屋)

 (農鳥岳登り道から農鳥小屋)      (西農鳥岳)           (ガレ場登山道)

  (西農鳥岳付近の稜線)   (西農鳥から稜線を振り返る)     (農鳥岳へ続く稜線)

   (農鳥岳へ続く稜線)     (農鳥岳へ続く稜線の岩場)  (雨の農鳥小屋を見下ろす)

 
★道端の花
   (キバナシャクナゲ)          (コケモモ)           (イワツメクサ)
 
    (タカネツメクサ)         (チシマギキョウ)          (ミネズオウ)
 
   (タカネヤハズハハコ)      (ミヤマキンバイ?)       (アオノツガザクラ)
 
    (チングルマ)           (ハクサンイチゲ)       (ミヤマダイコンソウ)
 
     (ヨツバシオガマ)        (タカネヒゴタイ)        (イワベンケイ雌株)
 
        (?)          (ミヤマアキノキリンソウ)       (オオカサモチ)
 
   (タカネニガナ)              (岩場の花)           (岩場の花)

★ルート断面図

★地  図
(1)両俣小屋〜三峰岳         (2)三峰岳〜農鳥岳

(参考地図)
・山と高原地図       北岳甲斐駒
・2万5千分の1地形図  仙丈ヶ岳、間ノ岳

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