(北山西部コースの表示:59) (盗人谷沿いの二ノ橋) (小峠:62)
(小峠から下りの整然とした林) (氷室の集落:64) (氷室神社)
釈迦谷へ下る道を左に分け、舗装林道を直進すると杉坂へ出る道を右に分け、約30分で京見峠だ。梢の間から京都の町が僅かに垣間見えるだけで峠の名前ほどではない。峠から右の山道に入る。樹林帯を抜けたところから南東方向の視界が開け、京都の町が遠望できる休憩の適所だ。アップダウンのあまりない尾根道を進むと京見山荘の所で奥長谷林道に合流する。林道をしばらく進んでから左に並行する山道に入る。右下に先ほどの林道を見ながら左へカーブすると右から来た林道に再び合流する。すぐに林道の車止めがあり、その手前から右の山道に入ると京見峠から約40分で上ノ水峠だ。上ノ水峠の分岐を右に行くと京都遠望の絶景ポイントだ。間もなく中川から来ている林道に合流し車止めまで進むと広場があって沢ノ池が広がっている。沢ノ池は意外に大きく短径100メートル長径500メートルほどの四角形で凍結していた。池の東岸を南下し、最後に尾根を登ると、上ノ水峠から約30分で宇多野の福王子へ下る分岐点だ。
尾根道をしばらく高雄方面に進んでから急坂を下ると福ヶ谷林道に合流する。正面に愛宕山の山頂部がのぞいているのを眺めながら舗装林道を下ると福王子分岐から40分ほどで周山街道と合流する高雄だ。周山街道を車に気をつけながら少し進んですぐ右に下ると西明寺参道の写真撮影の名所、赤い橋の指月橋だ。清滝川に沿って進み、谷山林道を右に分け、高雄橋を渡ると神護寺参道だ。
(氷室から京見峠へ向う林道:66)(京見峠から沢池へ向う:68) (山道が林道になる)
(京都が遠望できる休憩適所) (霞む京都、手前は衣笠山?)
(京見山荘:71)
(灌木の尾根道:74) (上ノ水峠:76) (沢ノ池へ向う展望箇所:77)
(中川始点の林道で沢ノ池へ:79) (凍結した沢ノ池:80) (福王子分岐点付近の尾根道:82)
(福ヶ谷林道へ向って急坂を下る) (福ヶ谷林道出合:85)
(福ヶ谷林道から見える愛宕山)
(福ヶ谷林道を下る) (周山街道出合:87) (周山街道から右折:88)
(西明寺前指月橋)
(神護寺前高雄橋) (神護寺参道)
高雄から清滝まではよく整備された1時間弱のハイキングコースだ。清滝川は渇水状態で浅いよどみでは氷が張っていた。途中で月輪寺や空也滝方面から来る林道と合流して愛宕山登山者であふれかえっている清滝が京都一周トレッキングコースの終点だ。しかし、最近(1、2年前?)、清滝から嵐山、松尾山を経て上桂駅へ至る西山コースが追加されたので、嵐山まで歩くことにした。
工事中の渡猿橋が西山コースの出発点だ。高雄から嵐山までほぼ東海自然歩道と同じ道をたどる。清滝川沿いの遊歩道で保津川との合流点まで進み、河床の橋を渡って対岸の道路へでる。あとは六丁峠まで車道を上りつめ、峠付近から保津峡の眺めを楽しんでから鳥居本の愛宕神社鳥居まで下る。清滝からほぼ1時間だ。鳥居本から嵐山へかけての旧道は晴天の休日とあって冬季にもかかわらず家族連れが多く、登山靴姿は場違いな感じだ。二尊院、常寂光時、落柿舎、などを通って早くもボート遊びに興じている桂川にでた。人人人の渡月橋を渡り、愛宕山の姿を見ながら春のようなひと時を楽しんだ。
京都一周トレールの伏見稲荷から嵐山までの全行程は73.1キロだったが、トレール以外の比叡山や鞍馬山の分を除くと66.8キロだ。西山コース残りの松尾山から上桂まで4.5キロなので全部で71.3キロだ。機会があれば最後まで歩きたいが住宅街が多いのが難点だ。今回、観光客も少なく、低山歩きに適した冬季に一周したが、純然たる山歩きとは一味違った静かで変化のある楽しいひと時を過ごすことができた。
(渇水状態の清滝川清流) (休憩所) (林道出合:93)
(愛宕山登山口北コース終点:94) (愛宕神社参道登山口)
(渡猿橋の西山コース1番:1)